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平成23年第1回臨 第2日

平成23年第1回臨時会 第2日

平成23年第1回高浜市議会臨時会会議録(第2号)

  • 日時 平成23年1月26日午前10時
  • 場所 高浜市議事堂

議事日程

日程第1

議案第1号 第6次高浜市総合計画基本構想及び基本計画(前期)の策定について

本日の会議に付した案件

議事日程のとおり

出席議員

  • 1番 幸前 信雄
  • 2番 杉浦 辰夫
  • 3番 杉浦 敏和
  • 4番 北川 広人
  • 5番 鈴木 勝彦
  • 6番 磯貝 正隆
  • 8番 内藤 皓嗣
  • 9番 神谷 ルミ
  • 10番 寺田 正人
  • 12番 水野 金光
  • 13番 内藤 とし子
  • 14番 井端 清則
  • 15番 岡本 邦彦
  • 16番 神谷 宏
  • 17番 小嶋 克文
  • 18番 小野田 由紀子

欠席議員

なし

説明のため出席した者

  • 市長 吉岡 初浩
  • 副市長 杉浦 幸七
  • 副市長 後藤 泰正
  • 教育長 岸本 和行
  • 経営戦略グループリーダー 深谷 直弘
  • 危機管理グループリーダー 尾崎 常次郎
  • 地域協働部長 岸上 善徳
  • 地域政策グループリーダー 神谷 美百合
  • 地域政策グループ主幹 岡島 正明
  • 財務評価グループリーダー 竹内 正夫
  • 市民総合窓口センター長 加藤 元久
  • 市民窓口グループリーダー 木村 忠好
  • 市民生活グループリーダー 芝田 啓二
  • 税務グループリーダー 森野 隆
  • 収納グループリーダー 中谷 展明
  • 福祉部長 新美 龍二
  • 地域福祉グループリーダー 長谷川 宜史
  • 介護保険グループリーダー 篠田 彰
  • 保健福祉グループリーダー 加藤 一志
  • 保健福祉グループ主幹 磯村 和志
  • こども未来部長 神谷 坂敏
  • こども育成グループリーダー 大岡 英城
  • 文化スポーツグループリーダー 山本 時雄
  • 都市政策部長 小笠原 修
  • 都市整備グループリーダー 平山 昌秋
  • 都市整備グループ主幹 杉浦 嘉彦
  • 上下水道グループリーダー 竹内 定
  • 地域産業グループリーダー 神谷 晴之
  • 行政管理部長 大竹 利彰
  • 人事グループリーダー 鈴木 信之
  • 行政契約グループリーダー 内田 徹
  • 情報管理グループリーダー 時津 祐介
  • 会計管理者 川角 満乗
  • 学校経営グループリーダー 中村 孝徳
  • 学校経営グループ主幹 梅田 稔
  • 監査委員事務局長 鵜殿 巌

職務のため出席した議会事務局職員

  • 議会事務局長 松井 敏行
  • 主査 杉浦 俊彦

議事の経過

議長(小野田由紀子) 皆さん、おはようございます。
 本日も円滑なる議事の進行に御協力のほどお願い申し上げます。


午前10時00分開議
議長(小野田由紀子) ただいまの出席議員は全員であります。よって、これより会議を開きます。
 お諮りいたします。
 本日の議事日程は、お手元に配付してあります日程表のとおり決定して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(小野田由紀子) 御異議なしと認めます。よって、本日の議事日程は、お手元に配付してあります日程表のとおり決定いたしました。
 これより本日の日程に入ります。


議長(小野田由紀子) 日程第1 議案第1号 第6次高浜市総合計画基本構想及び基本計画(前期)の策定についてを議題といたします。
 これより昨日に引き続き質疑を再開いたします。
 本日は、基本目標2より質疑を再開いたします。
 それでは、基本目標2、個別目標の(4)から(6)までについての質疑を許します。
 12番、水野金光議員。
12番(水野金光) 昨日の質疑に続いて、教育の関係で基本構想策定の中で独自の教育カリキュラムについて、「一貫教育」という文言が「こんなことに取り組みます」の最後にありますが、これはどのような姿を具体的にイメージしているのかという点で、全国各地では一貫校というのか、一つの学校に小中を合わせるとか、幼保小中というような学校の形態もあるわけですが、そういうことも視野に入れて、「こんなことに取り組みます」の中身に入っているのかどうか、今の時点での考え方を明確にお答えください。
議長(小野田由紀子) 学校経営グループ。
学校経営G主幹(梅田 稔) 小中一貫校につきましては、現在まだ検討中でありますけども、昨日も申し上げましたけど、小学校・中学校の9年間と、その前の幼保の段階の12年間の学びの連続を想定しまして、現在、実際に高浜で行える学校のカリキュラムというんですか、学校のパターンとしては、一貫の場合だと、施設の一体化ですね、学校が同じ場所に小中がある場合と、それから分離型、学校が別の場所にあるんだけど、カリキュラム的に同じカリキュラムで進んでいくというような2つのパターンがあるんですけど、両面から一応どういうようなカリキュラムを今後つくっていくかということで検討を始めております。
 特に教科と総合的な学習、今、総合的な学習のほうで、小中一貫のカリキュラムの検討をし始めて、子供にとって、よりよい指導法はどんな方法であるかというような高浜独自の指導法の研究を今後進めていきながら、そこで小中一貫で分離型でまずどういう形でカリキュラムが設定できるかというような研究を今進めていて、一番のポイントは、12年間の学びの連続がカリキュラムの中に入り込めるかどうかということを、今後かなり時間がかかると思いますけど、研究を進めながら、高浜の子供たちにこういった面がメリットがあるといような部分を、学校現場と地域の方々と検討していきながら、今後進めていきたいというふうに考えております。
議長(小野田由紀子) 12番、水野金光議員。
12番(水野金光) その基本構想を含めたこうした検討委員会というのか、そういうものについては、現場の先生方はもちろんしっかり意見が反映できるような体制が必要かと思うんですけど、具体的にはどういう体制で検討していくのかということについて、今現在、メンバー等についても確定しておれば、どういう人が何人というようなことについてもお答えください。
議長(小野田由紀子) 学校経営グループ。
学校経営G主幹(梅田 稔) メンバーにつきましては、高浜市の教育基本構想策定委員会という委員会を本年度の最初に立ち上げまして、それぞれ部会に分かれておりまして、育成部会、改革部会、連携部会、どの部会もおよそ12名前後の委員が配属されております。そのメンバーの構成につきましては、それぞれの部会の座長を大学の先生、それからその中には教員、市民の皆さん、幼保の先生方、まちづくり協議会等のまちの団体、これらの方々がそれぞれの委員会のほうに入って検討を進めています。それが各部会と、それから策定全体会というのが、その部会の取りまとめをするという全体会がありまして、それらが今のところ交互に研究を進めています。来年度も引き続きこの委員会を継続しながら、先ほどのことを検討していこうと、そう考えております。
議長(小野田由紀子) 12番、水野金光議員。
12番(水野金光) 今後の進め方についてですが、今、例えば中1ギャップとか、さまざまなそういう対応し切れないようなギャップが存在するということについて解消していくということが目的であって、学校の形態を一貫にするかというような結論が先にありきでは問題だと思うんです。また、そのギャップの原因というのが、今、小中と分かれておるからでなしに、カリキュラムそのものについて連続性を視野に入れたようなものを設定していくということも含めて、こうした問題を解消するということが最初になければいかんかと思うのですが、その点については形態をかなり優先するような感じで読み取れるわけですが、そういうことであるのかどうか、最後にその確認をお願いしたい。
議長(小野田由紀子) 学校経営グループ。
学校経営G主幹(梅田 稔) おっしゃるとおり、ソフト面のほうを重視して考えていきます。ハードはそれについてくるものですので、そういう考えでおります。
議長(小野田由紀子) ほかに。
 ほかに質疑もないようですので、これで基本目標2についての質疑を打ち切ります。
 次に、基本目標3、個別目標の(7)から(12)までについての質疑を許します。
 2番、杉浦辰夫議員。
2番(杉浦辰夫) 議案の31ページです。この部分で「こんなことに取り組みます」の部分で、1つ目に「地域経済の振興を図るため、企業誘致を積極的に進めます」というところで、どういった企業を誘致していこうと考えているのかお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 経営戦略グループ。
経営戦略G(深谷直弘) ただいまの質問でございますが、どのような企業を誘致していくのかというようなことでございます。今、私どもが企業誘致の制度として持っております中身は、愛知のものづくり、いわゆる高浜市独自である瓦産業、こういった製造業に特化した制度となっております。この制度の目的、効果というのは御案内のとおりでございまして、税収の確保、それから地域雇用という大きな一つの拡大ということも考えております。そうしたことから、どういった内容という、企業という、特化しているということではありませんので、製造業という切り口の中で、ネットワークの中で、そういった事業者を誘致していきたいと、そんなふうな考えでおります。
議長(小野田由紀子) 2番、杉浦辰夫議員。
2番(杉浦辰夫) 今の関係なんですけど、当然企業の誘致もさることながら、流出ですね、企業の流出防止策も非常に重要なことだと思います。防止策としてどのような取り組みをしていかれるか。
議長(小野田由紀子) 経営戦略グループ。
経営戦略G(深谷直弘) 今、既存にある企業の流出をどうした施策で食いとめていくかということの御質問だと思います。これはまず今お話をいたしました企業誘致の制度自体の中にも、既存の事業者が、例えば工場増設をされたり、それと償却資産の増資をされた場合に対して、制度として奨励するというものを持っております。これは市民会議の産業分科会の中でも、高浜はなかなか用地的に狭隘な土地で厳しい。既存の企業を大事にしていくことは非常に大切ではないかというような御意見を非常にいただきました。
 産業分科会の中でも、事業者に対してどういった思いを持ってみえるのかということでアンケートをとりました。その市内の事業者にとったアンケートの中にも、いわゆる隣の事業者がどういったことをやっているのかということを知らないよという意見が結構あったんです。そういったところから、我々も一つの取り組みとして、商工会等を通じて、そういった事業の中身を明らかにしていこうと。それは企業のいろいろな活動に影響を及ぼさない範囲ということであると思いますが、そんな意見がありましたので、そういったところに商工会を通して取り組んでいきたいというような思いでございます。
議長(小野田由紀子) 2番、杉浦辰夫議員。
2番(杉浦辰夫) 続いて、「こんなことに取り組みます」の2つ目、「時代に即した地場産業への支援を行います」というところなんですけど、支援方法の立案に当たって、事業者の声を把握するなど、現状、課題認識をどのように捉えていくか、また具体的なイメージがあればお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 地域産業グループ。
地域産業G(神谷晴之) 実は瓦産業につきましては、住宅の着工数の減少ですとか、他の屋根材との競争激化によりまして、大変厳しい状況に置かれているところであります。御承知のように、政府の支援策によりまして、太陽光発電システムの本格的な普及が期待されているところであります。しかし、愛知県陶器瓦工業組合によりますと、三州瓦と他の屋根材とのシェア争いが大変に激しく、特に脅威となっているという現状をお聞きしております。
 そこで、瓦の産地であります本市といたしましては、この環境の変化にいち早く対応するために、御承知のとおり、22年1月より新築と屋根の全面ふきかえと同時に太陽光発電システムの設置をする場合に限り、補助金の上乗せを実施させていただいているところであります。今後も引き続きこの補助制度を実施していきまして、三州瓦の販売促進を図り、地場産業の支援をしてまいりたいと考えております。
議長(小野田由紀子) 2番、杉浦辰夫議員。
2番(杉浦辰夫) ありがとうございました。続いて、同じく「こんなことに取り組みます」の6つ目です。「三州瓦産地の伝統の継承のため、基盤づくりや販路拡大、多面的な利活用に向けた支援を行います」とありますが、具体的な、これも同じくイメージをお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 地域産業グループ。
地域産業G(神谷晴之) 多面的と申しますと、シャモットの関係なんですけど、伝統的継承につきましては、瓦産業をつくっている関係で、主に鬼瓦の関係なんですけど、そういうものの伝承技術をしていきたいと考えております。特に若鬼士会さんへの支援ですとか、多面的な利用としまして、シャモットが循環型の瓦産業である循環型が保てるようなものに支援していきたいと考えています。
 以上です。
議長(小野田由紀子) 2番、杉浦辰夫議員。
2番(杉浦辰夫) 販路拡大で現在行われていることがあれば、ちょっと教えていただけますか。
議長(小野田由紀子) 地域産業グループ。
地域産業G(神谷晴之) 販路拡大につきましては、今年度につきましては、一応新たなものとしまして、海外の販路に乗り出しておみえになります。それと、寒冷地、いわゆる北海道方面ですけど、今のところシェアがゼロですので、シェアがゼロのところに対して販路の拡大を図っていきたいというお考えをお聞きしております。
議長(小野田由紀子) 2番、杉浦辰夫議員。
2番(杉浦辰夫) 続いて、同じく31ページ、「目標達成に向けての考え方」の2つ目、「身近な場所で買い物できる環境を維持していくためには、地元商店の活性化に向けた取り組みが大切です」とあります。この地元商店の活性化に向けたこれまでの取り組みについてお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 地域産業グループ。
地域産業G(神谷晴之) 実は21年でございますけど、景気が低迷する中、プレミアム商品券の発行をさせていただいております。そのほかとしまして、特に高浜商店振興会が実施しております、すまいるポイントの5倍セールにも特別に御支援させていただいているところでありまして、消費の喚起をすることができたと考えております。一方、空き店舗の解消ですとか、創業支援につきまして、特に力を入れさせていただいているところでございます。
 以上でございます。
議長(小野田由紀子) 2番、杉浦辰夫議員。
2番(杉浦辰夫) 今の関連なんですけど、当然、昨今、都市全体として高齢化が決して高くなくても、ある特定地域、例えば高度成長期に形成された団地、高浜の場合、団地の数としてはそうあるわけではないんですけど、住民の高齢化が進み、中には市街地でありながら、限界集落、いわゆる高齢化率が50%を超えるという、買い物難民ですね、買い物難民の話題がよく聞かれています。田戸地区でも、いろいろ八百屋さんやなんかでやめられて、買い物に行くところがだんだんなくなっていくという感じもあります。そういうような買い物難民ですね。そこで、本市では、超高齢化社会に備えて、どのようにして身近な場所で買い物できる環境を維持していこうと考えているかお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 地域産業グループ。
地域産業G(神谷晴之) 超高齢化社会では、買い物の不自由な方がふえることが予想されております。このことは商店の減少とか、少子高齢化、核家族化という進行の原因があるというふうに考えて、さらに事態は深刻になるものと考えられます。そこで、国におきましては、平成22年12月に買い物弱者を支えていくための応援マニュアルを策定しているところでありまして、身近な場所で商店、お店をつくるですとか、家まで商品を配達するですとか、出かけていただくような施策をマニュアル化しているものでございます。いずれにいたしましても、地域の特性に合わせまして、皆さん方と相談しながら応援していきたいと考えております。
議長(小野田由紀子) 2番、杉浦辰夫議員。
2番(杉浦辰夫) この項目の最後なんですけど、同じく「目標達成に向けての考え方」の部分で1つ目、中小・零細企業対策の充実とありますが、中小・零細企業の現状と対策の充実の具体的なイメージをお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 地域産業グループ。
地域産業G(神谷晴之) 経済は中小企業に対して非常に厳しく、出口が見えない経済環境下にあるというふうに考えております。そこで、本市といたしましては、愛知県商工業振興資金預託金並びに保証料補助制度の充実によりまして、経済情勢に合わせまして、柔軟な改正を行っているところであります。また、既存の商店街や小規模事業者の活性化が低下する中にありまして、地域商業の個性化を支援いたしてまいりたいと考えております。また、情報発信につきましても、活性化を促進し、そして他のイベント等で地域資源の活用を考えていただきたいと考えております。加えまして、各事業所の特徴や得意分野をデータベース化して、地域の商工業の情報発信を考える事業への支援を新たに考えております。
議長(小野田由紀子) 2番、杉浦辰夫議員。
2番(杉浦辰夫) 続いて、目標(8)、議案の32ページ、「地域に根ざした新たなビジネスの芽を育みます」とありますが、新たなビジネスとはどのようなものを指しているのかお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 経営戦略グループ。
経営戦略G(深谷直弘) 御質問の新たなビジネスとはどういうものかということでございますが、議案書の32ページの「こんなことに取り組みます」という上の部分ですね、米印で「コミュニティ・ビジネス」という言葉が出てまいりますが、新たなビジネスというのはコミュニティ・ビジネスというものを指しております。
 以上でございます。
議長(小野田由紀子) 2番、杉浦辰夫議員。
2番(杉浦辰夫) ありがとうございます。続いて、「こんなことに取り組みます」の1つ目、今言われた「コミュニティ・ビジネスの創出に向けて、Pr及び支援を行います」とありますが、現在考えられるPrや支援のイメージをお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 経営戦略グループ。
経営戦略G(深谷直弘) まず、創出に向けてのPr、支援の考え方でございますが、まず私どもが考えておるのは、今お話ししたコミュニティ・ビジネスという言葉ですね、そういったことを理解していただく。コミュニティ・ビジネスとは何なのかというところから、例えばそういった専門家の方に講演をいただいたりだとか、それから少し理解が深まっていく段階で、例えば地域の課題を解決するためにそういった先進の事例を見ていただく。それから、いろいろな人と人のつながりというのはビジネスには非常に大事になりますので、そういったお話をする機会を設ける、セミナーの開催とか、そういったことを考えておりまして、最終的には、例えば起業する産業というか、ビジネスを興すわけですから、いろいろな過程の中でいわゆる支援が必要になってまいりますので、そういった部分も考えていきたいというふうに思っております。
 以上でございます。
議長(小野田由紀子) 2番、杉浦辰夫議員。
2番(杉浦辰夫) 続いて、同じく32ページで、「こんなことに取り組みます」の2つ目、「地域・事業者・関係団体と連携しながら、地域資源を掘り起こし、磨きをかけることによって、高浜市の“自慢”を育て、様々な手法によって発信します」、ここの部分のですね、これは観光交流を意識した取り組みと理解していますが、観光について、去年の場合、事業仕分けですか、昨年、事業仕分けにおいて大変注目を浴びて、いろいろ御発言があったわけですが、これまでの観光の取り組みと課題、今後の取り組みについてお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 文化スポーツグループ。
文化スポーツG(山本時雄) 昨年、事業仕分けにおきましては、多々いろいろな御意見をいただきました。その中には、「高浜市の観光としては、現実的には何もない、また予算もない中で、結果として何ができるか。本来の観光というのは、訪れた観光客からお金が落ち、地域の活力になることである」というような御意見を指摘をいただいております。正直申し上げまして、これまで本市の観光につきましては、鬼みちまつりに特化したような活動を展開してきてございます。そういったことを踏まえまして、今後の取り組みといたしまして、鬼みちまつりに限定するということではなく、市内外に情報発信できる伝統文化等を含め、広く観光情報を一元化して、情報発信をしていきたいというふうに考えてございます。
 以上です。
議長(小野田由紀子) 2番、杉浦辰夫議員。
2番(杉浦辰夫) 先ほど高浜の自慢という部分があったわけですが、この高浜の自慢というイメージの中に、どのようにして地域の資源を掘り起こし、磨きをかけ、高浜市の自慢として育て、それを発信していくのか、具体的なイメージをお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 文化スポーツグループ。
文化スポーツG(山本時雄) 今お話のありました地域資源を掘り起こすということにつきましては、市民の方、地域の方々の情報提供が本当に必要不可欠ということでございます。行政と市民とが協働していくということがかなり重要になってくるかと考えております。その中で伝統文化、産業、食文化等、市民の方、事業者、関係団体とそれぞれがそれぞれにできることに手を挙げていただきまして、また行政はそれをサポートしていくというようなことで考えてございます。観光でまちづくりを行うということにつきましては、情報共有、情報提供、情報発信を行い、継続的に展開していく必要が一番大事ではないかなというふうに考えております。
議長(小野田由紀子) 2番、杉浦辰夫議員。
2番(杉浦辰夫) 今の関係なんですけど、観光というわけではないんですけど、去年ですか、地元、田戸でだるま窯の復元とか、そういうのは観光に入るのかどうか、一部、当然市の40周年という絡みもあって、プロジェクトチーム並びに南部まちづくり協議会が大変協力していただいて、だるま窯の復元については進んだわけですけど、今後というか、ことし以降、市として何か考えてみえることがあればお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 文化スポーツグループ。
文化スポーツG(山本時雄) 今お話のありましただるま窯につきましては、御案内のとおり、約20年ぶりに火が入ったということで、これはまさに高浜市がここまで支えてきました瓦産業の一つの伝統文化でもございます。そういったものが一つ掘り起こしをされたということで、こうした活動のほうも、また何らかの御支援ができればなというふうに考えてございます。また、新たに昨年来から食文化のほうでございますけども、「とりめし」というものが出てきてございます。こちらはいわゆるB級グルメのほうに参戦していこうというような形で、今後ちょっと展開していきたいなというふうに考えております。
議長(小野田由紀子) ほかに。
 9番、神谷ルミ議員。
9番(神谷ルミ) 先ほど議案書32ページのコミュニティ・ビジネスのことについて再度お聞きいたします。Pr・支援活動をまず始められるということですけれども、期間、スパンですね、創出に向けてのスパン、どれぐらい準備期間を予定されているのかお願いします。
議長(小野田由紀子) 経営戦略グループ。
経営戦略G(深谷直弘) 非常にコミュニティ・ビジネスと申しますのも、他の事例をいろいろと研究というか、調査しておりますと、やはり一過性ではだめなものですから、継続することに意義があるものですから、掘り起こしの中で時間がかかって熟成されるものと、それと本当に地域として困っているよということで、そういったエネルギーが爆発して、ビジネスに発展するというケースもございます。
 今、御質問の中でどのぐらいの時期なのかということでお尋ねですが、やはり例えばどんな状況において、どのぐらい理解されたのかということも、例えばセミナーや講演会に来た方の反応を見ながら、アンケートによって、そういったことを繰り返しやっていく。それで起きてくるというふうに考えておりますので、期間的にこれだけあればいいよという終わりはないというふうに思っております。
 以上です。
議長(小野田由紀子) 9番、神谷ルミ議員。
9番(神谷ルミ) コミュニティ・ビジネスという限りは、資金調達とか、あと利益を地域に還元する事業の総称ということなんですけれども、コミュニティ・ビジネスを支える資金、昨日も補助金ではない、補助金を使わないということだったので、資金循環をどのように考えて創出されるのかお願いします。
議長(小野田由紀子) 経営戦略グループ。
経営戦略G(深谷直弘) 資金循環、それから創業に対する支援等でございますが、やはり一番望ましい姿というのは、そういった民間の金融機関等を通じて、そこへそういった事業者の方が融資を受けて創業されるというのが一番の望ましい姿だと思っております。しかし、事業を進めていく中で、支援ということで、いわゆるそういった部分の利子の補給をするだとか、そういったことについては、状況に応じて考えていかなければいけないというふうに思っております。
議長(小野田由紀子) ほかに。
 13番、内藤とし子議員。
13番(内藤とし子) 31ページ、お願いします。「中小・零細企業対策の充実と」云々と書いてありますが、今現在、中小・零細業者が高浜の中でどれぐらいを占めているのか、わかりましたらお願いします。
議長(小野田由紀子) 地域産業グループ。
地域産業G(神谷晴之) ちょっと数字的な資料は持ち合わせておりません。
議長(小野田由紀子) 13番、内藤とし子議員。
13番(内藤とし子) 数字的にちょっとわからないということですが、今現在でも、これまで業者としてやってみえたのが、年金だけの生活になるとか、そういう方たちが今大変多いと思うのですが、そういう場面でどのように支援してやっていこうとしてみえるのか、その点をお願いします。
議長(小野田由紀子) 地域産業グループ。
地域産業G(神谷晴之) 地域零細の方につきましては、現在行っております保証料の補助ですとか、また新たに商工会につきましては、商工会とより一層連携いたしまして、中小の例えば御商売をやってみえれば、巡回指導ですとか、そういうところに商工会と連携しながらやっていきたいと考えております。
議長(小野田由紀子) 13番、内藤とし子議員。
13番(内藤とし子) 商工会なんかでやってみえる方たちについては、それはそれで結構なんですが、商工会にも入ってみえなくて、零細、瓦の下請といいますか、瓦の一業種としてやってみえたり、建築関係でも、大変仕事がなくて、お父さんは仕事をしないで、息子は遠くまで仕事に行くというようなこともあちこちでお聞きするんです。そういう方たちに対して、どのような支援をしていくというふうに考えてみえるのかお願いします。
議長(小野田由紀子) 地域産業グループ。
地域産業G(神谷晴之) 直接的になかなか市のほうが個別的にやるというのは難しいと思うんですけど、例えばもう一度融資制度のPrとか、そういう融資的なものが受けられるような形で側面的から御支援してまいりたいと考えております。
議長(小野田由紀子) 13番、内藤とし子議員。
13番(内藤とし子) 融資もいいんですが、やっぱり仕事があって融資を受けるということがなければ、融資を受けられないんですね。今現在、仕事が大変ないというのが、小さい業者さん、1人、2人の業者さんたちの世界では、大変それが大きな問題になっていますので、リフォーム助成なんかは大変大きな波及効果もあって、経済効果も大きいと思いますので、そういう面での支援が大事ではないかと思うのですが、そういう点でお願いします。
議長(小野田由紀子) 地域産業グループ。
地域産業G(神谷晴之) おっしゃられることは十分理解できる部分があると思うんですけど、そもそも雇用と経済につきましては、国とか、県の施策というのが非常に大きく影響してまいります。確かにおっしゃられるようなことで御支援すれば、そういうことはかなうと考えておりますけど、現実的に予算の優先順位的なものとか、そういうものを考えますと、いかがなものかということで、こちらといたしましては、先ほども申しましたような形で、側面的な支援を全面的に考えております。
議長(小野田由紀子) 都市政策部長。
都市政策部長(小笠原 修) リフォームの関係につきましては、前回の議会等でも申し上げているとおり、高浜市においては、地域の瓦ですね、産業に特化したというんですか、1軒家をつくることによって、瓦だけの補助でなくて、いろいろな方の、やっぱりすそ野が広いですので、その分野に対して一応補助のほうをしておりますので、御理解のほうをいただきたいと思います。
議長(小野田由紀子) 13番、内藤とし子議員。
13番(内藤とし子) 今、新築というか、1軒家を建てるという事業が大変減っているんですね。ですから、リフォーム助成という、補助も少なくて済みますし、特に地元の小さな業者に仕事を……
議長(小野田由紀子) 内藤とし子議員に申し上げます。個別の施策についての発言は許可いたしませんので。
13番(内藤とし子) 関連していますので、ぜひそういうふうにリフォームをやっていただきたいと思います。
 「農畜産業が今後も持続し、発展していくためには、支援をしていくことが必要です」というふうにありますが、どれぐらいの割合で農業と畜産業、畜産業というのがちょっとはっきり今出ないんですが、どれぐらい市内でいるのかお願いします。
議長(小野田由紀子) 地域産業グループ。
地域産業G(神谷晴之) 畜産のほうは、養鶏業様ですので、約20件弱というふうに把握しております。
議長(小野田由紀子) 13番、内藤とし子議員。
13番(内藤とし子) これは農業でなくて、畜産業を主にというふうになっているのかどうか。そのことと、大変卵の方たちも減っていますし、特に今度、Tppですね、環太平洋戦略的経済連携協定というのを国がやろうとしていますけども、それに対して反対していかなければ、本当にこういう問題がやっていけなくなってしまうということがありますので、そういう点でいかがでしょうか。
議長(小野田由紀子) 地域産業グループ。
地域産業G(神谷晴之) 先ほどの畜産だけかということに限ってお答えしますと、農畜産ですので、農業と畜産業を合わせてということです。当然、ですからここで目標を挙げていますのは、経営的に有利にできるような、例えば営農さんの法人化ですとか、出口的なもの、いわゆる消費、地産地消を推進していくような形のものを想定しております。
 それと、先ほど言われたTppに関しては、全国の農業会議のほうで反対のほうは表明しております。
議長(小野田由紀子) もう一度申し上げます。発言は議題の範囲でお願いいたします。
 ほかに。
 3番、杉浦敏和議員。
3番(杉浦敏和) ページ数、ちょっと飛びますけども、34ページの「目標達成に向けての考え方」において、2つ目に「まちの価値を高めていくには、地域資源を活かした魅力あふれる景観を守り、創ることが大切です」とありますが、地域資源を活かした魅力ある景観とは、屋根瓦が織りなす景観のことを指しているのか、具体的なイメージについてお伺いします。
議長(小野田由紀子) 都市整備グループ。
都市整備G(平山昌秋) 地域資源につきましては、これは港、河川、街路、水路などがありますが、具体的にいいますと、衣浦港、稗田川、鮫川、明治用水の中井筋などに付随するものの緑に景観を想定しておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 3番、杉浦敏和議員。
3番(杉浦敏和) 私どもの地域には、稗田川だとか、鮫川だとかがありますので、そういった部分での快適な都市空間がつくっていけるといいなと、そんなふうに思っております。ひとつよろしくお願いいたします。
 同じく3つ目に、「誰もが気軽に外出できるようにするためには、安全でスムーズに移動のできる環境を整えることが必要です」とありますが、具体的な施策としてどのようなことが考えられるのかお伺いします。
議長(小野田由紀子) 都市整備グループ。
都市整備G(平山昌秋) だれもが気軽に外出できるようにということなんですが、これはコンパクトシティを考えて取り入れていきたいと考えております。市街地のスケールを小さく保ち、歩ける範囲の生活圏をとらえ、その中心に商業施設だとか、公共施設を集約して、コミュニティーの再生や住みよいまちづくりを目指して、歩ける道路などの交通網の整備を目指していきたいと考えております。また、交通体系では、移動手段としまして、自転車に着目しまして、生活圏での移動手段として、自転車がスムーズに通行できるような道路網の整備を考えていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 3番、杉浦敏和議員。
3番(杉浦敏和) ありがとうございました。歩いていける地域だとか、自転車で行ける地域だとか、いろいろな考え方が出てくると思いますし、現在、いきいき号の運行見直しに対するパブリックコメントも行ってもらっております。ここでの移動環境とは違うのかなと思いますけども、こういった部分でも市民の皆さん方の要望、意見、そういった部分では、いろいろな形があると思いますので、今行っていただいていますパブリックコメントとあわせても、またひとつお願いしたいなと思います。
 それから、同じページですけども、「こんなことに取り組みます」のところで、「衣浦大橋東交差点の立体化により、交通の円滑化と安全対策の向上を進めます」とありますが、その進みぐあいと立体化による効果をどのように見込んでいるのかについてお伺いします。
議長(小野田由紀子) 都市整備グループ。
都市整備G(平山昌秋) 御質問の事業の進みぐあいでございますが、平成19年度に国庫補助の事業の事業採択をされまして、平成20年度に地質調査、橋梁の詳細設計等の実施を行いまして、あと高架橋の工事のための関連機関の協議を実施されております。それと、平成21年度につきましては、電波障害等の調査の後に、橋梁の下部工の着手に入っております。交差点より北の橋脚2基、交差点より南の橋脚3基、それと橋台1基が建設されております。これが現在の状況でございます。
 それと、立体化の効果につきましては、南北の通過交通を高架によりスムーズに流れるようにしまして、東西につきましては、現在の信号機の周期をより長くすることで、衣浦大橋の渋滞緩和することが効果が見込まれると考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 3番、杉浦敏和議員。
3番(杉浦敏和) 衣浦大橋の立体交差についても待ち望んでおるところですので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
 それから、その下に「『高浜市都市計画マスタープラン』に基づき、地域の特性に応じた土地利用や魅力ある景観づくりを進めます」とありますが、高浜市の都市計画マスタープラン策定の進みぐあいとパブリックコメントなどの予定、あるいは策定されたら議会への報告もしていただけると思いますけども、この辺のスケジュール的なものがありましたらお伺いいたします。
議長(小野田由紀子) 都市整備グループ。
都市整備G(平山昌秋) 高浜市の都市計画マスタープランにつきましては、都市計画審議会協議会への報告を平成20年度より3回実施しまして、また「高浜市の未来を描く市民会議」におきましても、都市基盤分科会の皆さんより意見をいただき、報告書(案)を取りまとめて終了させております。その進捗は、常に第6次総合計画と連携をとり進めている次第でございます。今後は平成23年3月議会への報告と、その後、4月にパブリックコメントの実施を予定しております。5月には都市計画審議会の審査を経て、最終報告を報告する予定でございますので、よろしくお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 3番、杉浦敏和議員。
3番(杉浦敏和) その次ですけど、その下に「安心で快適な住環境やライフラインの整備を進めます」とありますけども、基本構想にある人口の見通しが4万8,000人ということで、いろいろな御意見だとか、答弁をいただいておりますけども、その中でライフラインの整備、阪神・淡路大震災から先日16年目が過ぎました。時の経過は、人の心もいやしますけども、記憶も薄れさせていきます。来るぞ来るぞと言っております東海地震、東南海地震、南海地震、直近の危機管理というのか、そういうものが望まれるところですけども、ライフラインの整備の具体的なイメージ、これについてお伺いいたします。
議長(小野田由紀子) 上下水道グループ。
上下水道G(竹内 定) ライフラインの具体的な整備のイメージということでございますけれども、水道は市民生活や産業に欠くことのできないものでございます。地震等で被害を受けるということはいけませんので、安心・安全・安定供給の持続を図るために、老朽施設、老朽化した配水場の配水施設の更新を図るということと、配水管の耐震管を入れかえるという工事を実施して、災害時に強い水道整備を進めるということで考えております。
 また、もう一つ、下水道ということもライフラインに入るわけですけれども、これにつきましても継続して順次整備を進めていきまして、供用開始区域の拡大を図ってまいりたいと思っております。
 以上でございます。
議長(小野田由紀子) 3番、杉浦敏和議員。
3番(杉浦敏和) ありがとうございます。先ほども言いましたように、間もなく間もなくと言って、なかなか来ませんけども、必ず来ると言われておりますので、ぜひとも後でやっておけばよかったということのないような形での取り組みをお願いしたいなと、そんなふうに思います。
 次の35ページのほうに入りますけども、「目標達成に向けての考え方」において、「地域資源や公園・緑地、水辺をネットワークとしてつなぐことにより、地域の魅力向上や自然と調和した都市環境をつくっていきます」とありますけども、地域資源や公園・緑地、水辺をネットワークとしてつなぐということは、どの場所をイメージして言っておられるのかお伺いします。
議長(小野田由紀子) 都市整備グループ。
都市整備G(平山昌秋) 具体的には、衣浦港の海岸の緑、それと稗田川と鮫川沿いの緑、街路や水路などの緑、それと公共施設の緑、社寺の緑などをつないだ緑のネットワークを形成していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 3番、杉浦敏和議員。
3番(杉浦敏和) ありがとうございました。私どもの地域には、稗田川だとか、鮫川沿い、こういった部分がありますけども、明治用水の上部利用の緑道の活動の取り組みも進められてきておりますので、こういった部分での地域資源の活用も、地域としては大変望んでおるところですので、進めていただくようにお願いをしたいと思います。
 それから、次に「目標達成に向けての考え方」において、「小さな子どもからお年寄りまで誰もが、安心して楽しく遊べ、憩いの場となるような公園・緑地等を整備することが大切です」とあります。また、その下に、「自然災害に備えるためには、公園・緑地の避難所等の防災機能の充実が欠かせません」とあり、遊具との関係をどのように考えていくのかお伺いをします。
議長(小野田由紀子) 都市整備グループ。
都市整備G(平山昌秋) 災害時の避難所としまして指定されている都市公園に、環境に配慮した災害時の非常用として、ハイブリッドの公園灯を設置していくことを考えております。それと、公園の緑地にある遊具の老朽化に伴って、更新時につきましては、防災機能を妨げないように配置していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 3番、杉浦敏和議員。
3番(杉浦敏和) 同じところにあります「公園・緑地等を地域の財産として捉え、愛着と誇りを持てるようにするためには、地域とともにそれらを守り育てていくことが必要です」とありますが、公園・緑地などを地域の財産としてとらえるとはどういうことか、またどのようにしたら愛着と誇りを持てるようになると考えておられるのか、具体的なイメージについてお伺いします。
議長(小野田由紀子) 都市整備グループ。
都市整備G(平山昌秋) 地域の皆さんの財産としまして、公園・緑地は身近にある憩いの空間でありまして、愛着と親しみのある公園・緑地にするためには、地域の皆さんと一緒に管理することで、公園・緑地を地域の皆さんと心の中に根づくようにしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 3番、杉浦敏和議員。
3番(杉浦敏和) 公園、児童遊園だとか、そういった部分では、私どもの地域にありますところが、昨年、地権者から返してくれと、そんなような要望で、少し狭くなってしまいました。そんな部分で、今ある公園というのか、広場のところをもう少し有効に活用できないかということで、地域の町内会が地域の方々といろいろ論議をして、何とかいい公園づくりができるといいなということで進めております。また、その折にはよろしくお願いをしたいと思います。
 以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
議長(小野田由紀子) ほかに。
 6番、磯貝正隆議員。
6番(磯貝正隆) それでは、目標(9)の「みんなでまちをきれいにします」というところから入りたいと思います。議案33ページでございます。
 これの「目標達成に向けての考え方」、この中で新エネルギーや省エネルギーなどの新たな技術の活用についてということがうたってございます。この活用について、地域や事業者との連携なども含めてどのようにお考えか伺いたいと思います。
議長(小野田由紀子) 市民生活グループ。
市民生活G(芝田啓二) 新エネルギー、省エネルギーの活用、地域や事業者との連携についてでございますが、地球温暖化対策でありますCo2(二酸化炭素)の削減技術は、これまでも新エネルギーであります太陽光発電、風力発電ですとか、省エネルギーでありますLED灯、ハイブリッド自動車、電気自動車等の導入がされており、今後も新たな技術が検討・導入が進み、より効果的な地球温暖化対策につながっていくことを期待しております。
 地域との連携についてでございますが、本年度の高浜市まちづくりパートナーズ基金協働事業ハード整備事業におきまして、高浜市南部まちづくり協議会の太陽光LED防犯灯設置による地域防犯力向上事業ですとか、高取まちづくり協議会、翼まちづくり協議会におきましてのLED灯を活用いたしました事業が採択され、それぞれの地域で事業が展開をなされております。
 また、事業者につきましては、平成19年に高浜市企業誘致等に関する条例を制定し、事業者が工場を建設する際、あわせて太陽光発電ですとか、風力発電などの新エネルギー施設を設置した場合に奨励金を交付する制度を設立しており、今後も引き続き本制度を活用し、新エネルギー施設の整備・促進を促してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(小野田由紀子) 6番、磯貝正隆議員。
6番(磯貝正隆) 同じく33ページで、「こんなことに取り組みます」において、3つ目に「地域・学校・事業者・関係機関と連携した環境美化活動」云々とございますが、特に地域や学校との連携でありますけれども、現在どのような取り組みが行われておりますか。また、これをさらに積極的に進めていくということに当たりまして、具体的なイメージがありましたらお教え願いたいと思います。
議長(小野田由紀子) 市民生活グループ。
市民生活G(芝田啓二) ただいまの御質問は4つ目でよろしいかと思いますが、地域や学校の連携の取り組み状況と今後の進め方についてでございます。まず、現在の取り組みといたしましては、町内会、高浜青年会議所、高浜ライオンズクラブ、高浜ロータリークラブ、いきいきクラブ連合会、ガールスカウト、子ども会育成連絡協議会、小・中学校など、各種団体との連携により、市民一斉清掃ですとか、油ケ淵浄化デーへの御参加、御協力をいただき、環境美化の推進を進めております。また、渡し場かもめ会、稗田川かるがも会、NPO法人清流会・水明会の皆さんを初め多くの団体で、海岸や稗田川などの清掃活動に取り組んでおられます。引き続きこれらの各種団体との連携を継続するとともに、「高浜市みんなでまちをきれいにしよう条例」に掲げます環境美化推進員の登録の推進など、自主的な環境美化活動、環境保全活動に取り組む団体との連携を図ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(小野田由紀子) 6番、磯貝正隆議員。
6番(磯貝正隆) ありがとうございました。今は地域や学校との連携についてお話をいただきましたけれども、今度は事業者や関係機関との連携について現在どのように行われておるか、ひとつよろしくお願いします。
議長(小野田由紀子) 市民生活グループ。
市民生活G(芝田啓二) 先ほどの答弁と重複する点もございますが、これまでも事業者との連携によりまして、市民一斉清掃、油ケ淵浄化デーに御参加、御協力をいただき、環境美化に取り組んでおります。また、関係団体といたしましては、これまでも愛知県を初め、油ケ淵浄化の取り組み等で連携し、取り組んでおります。引き続きこれらの事業者、関係団体との連携を継続するとともに、事業者につきましては、「高浜市みんなでまちをきれいにしよう条例」に掲げる環境美化推進員の新規登録など、実質的な環境美化活動、環境保全活動に取り組んでいくよう働きかけをしていきたいなと考えております。
 以上でございます。
議長(小野田由紀子) 6番、磯貝正隆議員。
6番(磯貝正隆) ありがとうございました。続きまして、「目標達成に向けての考え方」、ここに「人類の共有財産である地球環境を守るため、一人ひとりが」云々と書いてございます。この中で特に環境問題は大変幅が広く、非常に難しいところでございますが、特に重点的に行っていく取り組み内容がございましたら、その内容と、その取り組みを立案することに至った背景がありましたらお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 市民総合窓口センター長。
市民総合窓口センター長(加藤元久) 今、御質問をいただきましたとおり、環境問題というのは、実際本当に大変奥が深く、また幅が広いということは御案内のとおりでございます。こういった前提のもとで、市民会議の環境分科会の中では、まず法令遵守、永続性、市民参加、この3つを基本的な考え方といたしまして、検討を進められたというふうに伺っております。環境分科会の中では、「目標達成に向けての考え方」に記載されておりますとおり、ごみの削減のための3Rの推進、これは御案内のとおり、発生抑制(リデュース)、再利用(リユース)、再生利用(リサイクル)、この3点を重点的に推進するということ。それと、地球環境問題や、きれいで住みやすいまちをつくるための環境学習、環境美化、環境保全活動などの重点的な取り組み、また地球温暖化対策の推進、この3点を重点的な取り組み項目として議論を進めてまいったということでございます。
議長(小野田由紀子) 6番、磯貝正隆議員。
6番(磯貝正隆) ありがとうございました。今、3R活動についてお話がございましたので、3R活動についての現状と今後の課題と今後どのように取り組んでいかれるかということと、あわせてごみ減量の部分がございます。「こんなことに取り組みます」において、「『高浜市ごみ処理基本計画』に基づき、ごみの減量化に取り組みます」ということもございますので、あわせて減量とその辺の話をお聞かせ願えればと思います。よろしくお願いします。
議長(小野田由紀子) 市民生活グループ。
市民生活G(芝田啓二) まず、3Rの活動状況でございますが、これまでも市民・事業者の御参加、御協力により、先ほどセンター長が申しましたが、まずごみをつくらないリデュースといたしまして、買い物袋・マイバッグの持ってくるによりますレジ袋削減、あと不必要な包装の断り、詰めかえ製品等の購入などの推進をしてまいりました。再使用でありますリユースでは、フリーマーケットですとか、エコステーションの開催、再生利用でございますリサイクルにおきましては、瓶、スチール缶、アルミ缶、ペットボトル、プラスチック製容器包装など、資源ごみの分別収集ですとか、集団回収などの実施により、3Rの推進に取り組んでおるところでございます。
 次に、ごみの減量化の状況でございますが、先ほどありましたが、分別収集等の御協力によりまして、1人当たりの家庭ごみは、ごみ処理基本計画の基本年度であります平成14年度の653gから平成21年度は556gと97g、率にして14.9%の減となっております。
 以上でございます。
議長(小野田由紀子) 質疑の途中ですが、暫時休憩いたします。
 再開は11時15分。
午前11時2分休憩


午前11時14分再開
議長(小野田由紀子) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 6番、磯貝正隆議員。
6番(磯貝正隆) それでは、同じく33ページ、「こんなことに取り組みます」、ここにおきまして1つ目に「『高浜市みんなでまちをきれいにしよう条例』を推進します」、こういうふうにありますが、現在の推進状況、またその効果、成果はどういうふうでありましたか、あるいはまた今後の展開についての具体的なイメージがありましたらお教え願いたいと思います。
議長(小野田由紀子) 市民生活グループ。
市民生活G(芝田啓二) 御質問の現在の進みぐあい、効果、今後の展開の具体的なイメージでございますが、「高浜市みんなでまちをきれいにしよう条例」の推進に当たり、重要な役割を果たしていただきますのが、地域で御活躍をされております環境美化推進員の存在でございます。現在、高浜市議会市政クラブを初め16の団体、活動人員1,791名の皆さんに御登録をいただき、各登録団体において、自主的な清掃活動等の実施をしていただいておりますことは大変意義のある成果だと考えております。今後の展開につきましては、引き続きこれらの広報紙でのPr、公式ホームページへの掲載、地域でのイベント開催時におきます啓発チラシの配布などを通じまして、市民・事業者の皆さんに本条例の周知を図ってまいりたいと考えております。また、環境美化推進員の登録を広く呼びかけるとともに、登録団体の活動内容を広報等で市民の皆さんに御紹介をさせていただきたいと考えております。
 以上でございます。
議長(小野田由紀子) 6番、磯貝正隆議員。
6番(磯貝正隆) ありがとうございました。同じく33ページのところで、「目標達成に向けての考え方」の2つ目でございますが、ここで「環境学習・環境美化・環境保全活動などの取り組みが大切です」とありますけれども、高浜エコハウスにおけるこれまでの取り組みと、そしてまた今後の課題、事業展開の具体的なイメージ、どのような取り組みによって、地球環境問題にそれぞれが関心を持つことができるようにしていこうと考えているかについてお伺いしたいと思います。
議長(小野田由紀子) 市民生活グループ。
市民生活G(芝田啓二) 高浜エコハウスにおけます取り組みと課題、今後の事業展開等々でございますが、これまで高浜エコハウスにおきまして、市内の小学生を対象といたしました環境学習講座、分別勉強会、フリーマーケット、エコステーションなどの環境に関する活動を実施してまいりました。今後ともこれらの環境に関する活動を継続いたしますとともに、児童・生徒に対する環境保全意識を高めるため、新たな取り組みといたしまして、環境関連のDVDの上映など、活動の幅を広げてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(小野田由紀子) 6番、磯貝正隆議員。
6番(磯貝正隆) ありがとうございました。それでは、議案36ページのほうに飛びたいと思います。まさに危機管理のことであるというふうに思っておりますが、危機管理については、この間の市民会議の中でも最も関心の高かった問題だというふうに伺っております。それでは、その中で「目標達成に向けての考え方」において、「身近に」云々というふうにございます。また、さまざまな危機に対する対応能力、そういうことが大事ではないかなというふうに思います。行政も縦割りではなくて、横断的に対応していくことが今後必要不可欠になってくると思いますが、危機管理指針、あるいは緊急事態対応計画、そんなようなものを今後、市民や関係機関と協調してつくっていく計画があるかどうか、ひとつお伺いをしたいと思います。
議長(小野田由紀子) 危機管理グループ。
危機管理G(尾崎常次郎) ただいまの御質問、危機管理指針ですとか、緊急事態の対応計画、こういったものの予定ということでございますが、災害時に対しまして、市民等の生命・身体・財産に重大な被害が生じたり、または生じるおそれがある緊急の事態に迅速かつ的確に全庁を挙げて統一的に対処するための危機管理体制や、基本的事項を定めた危機管理要綱の策定を現在考えております。この中では、状況に応じて、関係機関との連携を図ることを考えております。
議長(小野田由紀子) 6番、磯貝正隆議員。
6番(磯貝正隆) 続きまして、それでは同じく36ページでございますが、「目標達成に向けての考え方」、1つ目、東海地震・東南海云々とございます。とりわけ未然防止が大切だというふうに思いますが、市民の方たちも関心が高かったと承知しております。被害の未然防止、発生時の対応、復旧対策、特に重点的に行っていく取り組み内容がありましたら、その内容と取り組み背景、現状、問題認識、ひとつお願いをしたいと思います。
議長(小野田由紀子) 危機管理グループ。
危機管理G(尾崎常次郎) 災害被害の未然防止のためには、災害の発生箇所を事前に予測して、防止対策をすることが必要でございます。特に地震災害に関しましては、阪神・淡路大震災におきまして、耐震性の低い木造住宅による人的被害が特に多かったことから、こうした建物の耐震対策は特に重要であります。それから、建物自体の耐震性は高くても、家具の転倒ですとか、ガラスの飛散による人的被害も多く発生しております。こうしたことから、平成20年度に策定いたしました高浜市耐震改修促進計画では、平成27年度末の住宅の耐震化率を90%としておりまして、木造住宅の耐震補強、それから家具の転倒防止、こういったことは特に重点的に実施する必要があると考えております。
 それから、発生時の対応のために、食糧を含めた備蓄資材の充実につきましても、特に重点的に実施をする必要があると考えております。さらに、木造住宅の倒壊を減少させることにつきましては、人的被害や経済被害を減少させるだけでなく、その後の復旧対策においても、道路交通の確保など大きな効果をもたらすものであろうと考えております。
議長(小野田由紀子) 6番、磯貝正隆議員。
6番(磯貝正隆) それでは、昨年の1月に危機管理グループができております。1年経過をしまして、その成果といいますか、その中で課題となっていることがあればお聞かせをいただきたいと思います。また、全市を挙げて迅速かつ総合的に対応する危機管理体制、当然優先度、緊急度は高いと思いますけれども、今後、どのような計画で設置を進めていこうと考えておみえになるのかお伺いしたいと思います。
議長(小野田由紀子) 危機管理グループ。
危機管理G(尾崎常次郎) 災害対策の基本といたしまして、災害予防、災害応急対策、災害復旧計画に関する事項につきましては、高浜市防災会議が定めました地域防災計画がありますが、大災害時には職員の参集に時間を要するなど、災害応急対策を進める上では困難が生じてまいります。
 そこで、地域防災計画に定める災害応急対策を時系列化するとともに、業務の優先順位を考慮した応急対応マニュアルを、平成23年度を目途に作成いたしております。このマニュアルの目的は、災害発生から12時間程度まで、本部に参集した職員がだれでもマニュアルに基づき迅速かつ的確に災害対応業務に対処できるようにすることを目的とするもので、今後の防災訓練や職員非常招集訓練で検証してまいりたいと考えております。あわせて、関係機関、各種団体、それから災害協定を締結する事業者などとの連携、協力を強化いたしまして、全市を挙げた総合的な体制の構築を目指しております。
議長(小野田由紀子) 6番、磯貝正隆議員。
6番(磯貝正隆) ありがとうございました。それでは、最後にしたいと思いますが、「こんなことに取り組みます」において、2つ目に「地域全体が連携できるように実践に即した防災ネットワークづくりを進めます」ということが書いてございますが、この防災ネットワークについて、ひとつどのようなものかお伺いしたいと思います。
議長(小野田由紀子) 危機管理グループ。
危機管理G(尾崎常次郎) 防災ネットワークに関するイメージということでお答えをさせていただきたいと思いますが、大災害に対しまして、一人一人が備えることは大切でございますけれども、個人の力ではどうにもならないことが起きてまいります。そこで、近所の人たちみんなで消火、救出活動をして、被害を最小限にとどめるように協力し合うことが大切です。こうした自主防災組織も、単独で活動するよりも、連携し合ったほうが一層効果は上がってまいります。また、地域には消防団、民生委員、学校、PTA、事業所など、さまざまな団体・組織があり、これらと連携、協力をして、地域全体で防災に取り組むためのネットワークだというふうに考えております。
 この防災ネットワークが機能した社会のイメージについて申し上げますと、まず1つ目としまして、防災に対する個人の備えができている、2つ目といたしまして、町内会の防災体制が機能している、3つ目といたしまして、発災後、災害時要援護者を含む地域住民の安否確認が住民自身の手でできている。4つ目といたしまして、支援を必要とする人の把握ができておって、可能な範囲で地域住民や地域のネットワークから支援の手が差し伸べられている、5つ目といたしまして、行政に必要な情報が届けられており、必要な支援が求められていると、こういった形ができているのが、防災ネットワークが機能した社会なのかなということでイメージしております。こういった形を目指してまいりたいというふうに思っております。
議長(小野田由紀子) ほかに。
 14番、井端清則議員。
14番(井端清則) ページ数で31ページの目標(7)の中の「こんなことに取り組みます」というところの下から2つ目の星印、「誰もが働きやすい仕組み・環境を整えます」ということの内容と考え方についてお聞きをしたいと思います。
議長(小野田由紀子) 地域産業グループ。
地域産業G(神谷晴之) 実際的には、具体的なイメージとしましては、地場産業への就業支援を初めといたしまして、企業への健康管理の研修ですとか、健康管理の講演会に対する支援と、女性や高齢者などの雇用の機会の拡充や、外国人が安心して働ける雇用環境の整備の推進が進むように、企業に対しまして啓発活動を進めてまいりたいと考えております。
議長(小野田由紀子) 14番、井端清則議員。
14番(井端清則) そういう取り組みは大変大事な視点で内容だというふうに理解しますけども、あわせて現状の問題として、障がい者の法定雇用率というのはどういうふうな状況になっているか、手持ちにあれば示していただきたいと思います。
議長(小野田由紀子) 福祉部長。
福祉部長(新美龍二) 障がい者の法定雇用率につきましては、愛知県内におきましては1月5日幾つかという数字で、はっきりした数字は持っておりませんけれども、この推移で動いておるというふうにとっております。
議長(小野田由紀子) 14番、井端清則議員。
14番(井端清則) 当市の状況はどうなんですか、県のレベルでの話はそのような状況かと思いますけども。
議長(小野田由紀子) 福祉部長。
福祉部長(新美龍二) 本市における障がい者の雇用率につきましては、ハローワークのほうにお伺いをしたところ、その数値というのは出せないということでございます。
議長(小野田由紀子) 14番、井端清則議員。
14番(井端清則) どういう理由によるものか、ちょっとわかりませんけども、プライバシーなのか、よくわかりませんけども、いずれにしましても、大変障がい者の方というのは、雇用の面では非常に安定されていないというんですか、片隅に置かれてしまうということをよく聞く話なんですけども、一度、特段の理由がどういったところにあるのかということも含めて、高浜市の実態を把握して、今後の施策に生かしていくということが私は大事だというふうに思うんです。それは今言っただれもが働きやすい仕組みづくりという関係の中では、そのことも含めて、施策の中に反映されるべき内容だというふうなことを思いますので、一度、実態把握に努めていただきたい、要請しておきたいというふうに思います。
 それから、あわせて、だれもが働きやすい職場づくり、環境づくりの一助になるという考え方で私ども考えておるのは、公契約条例というのがあるわけです。それは今後の施策の中でどういうふうに考えていこうとしているのか、この点考え方があればお伺いしておきたいなというふうに思います。
議長(小野田由紀子) 行政契約グループ。
行政契約G(内田 徹) 高浜市におきましては、公共工事の入札契約の適正化法によりまして、現在、入札制度の適正運営に努めているところでございます。今年度の入札結果を見ましても、いわゆるダンピング入札等の状況は発生いたしていないというふうで把握をいたしております。
 御質問の事業者の方の賃金確保、労働条件の確保というのは、公共工事につきましては、できているものと考えておりまして、現在のところ、公契約条例の制定についての考え方はございません。公契約法の制定など、国の動向を注視し、慎重に対応してまいりたいと考えております。
議長(小野田由紀子) 福祉部長。
福祉部長(新美龍二) 先ほどの障がい者の雇用率の把握でございますが、昨年、ハローワークのほうに問い合わせを行ったときに、ハローワークのほうの担当の方が申されたのは、個々にお出しをしたときに、個々の事業所のことがわかってしまうということもあることから、お出しをしていないという回答をいただいております。
議長(小野田由紀子) 井端清則議員にも申し上げます。個別の施策につきましての発言は、なるべく控えていただきますようお願い申し上げます。
14番(井端清則) それはどうしてですか。議長、どうしてですか、それは。理由をおっしゃってください。
議長(小野田由紀子) 範囲を超えておりますので、議題の範囲を超えないようにお願いいたします。
 14番、井端清則議員。
14番(井端清則) 議題の範囲を超えるというのはどういうことですか。密接に関連をしている内容だと、私はそういうふうに理解しますけどもね。先ほどの答弁もありましたけども、同僚議員の内藤議員に対して、国に対する問題についての発言を控えていただきたいと、そういう要請がありましたけども、それぞれの施策について、国や県との絡みの中では、密接に結びついている部分があるんですよ。それを片方で抑制されてしまうと、せっかくの総合計画を審議するその中身が抽象化されてしまうんですよ。したがって、密接に関係するような部類、あるいは個別の事案については、関連づけて答弁を許すというのが、そういう立場に立つべきだというふうに思いますが、いかがですか。
議長(小野田由紀子) 暫時休憩いたします。
午前11時33分休憩


午前11時40分再開
議長(小野田由紀子) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 14番、井端清則議員。
14番(井端清則) 次の質問に移りたいと思います。34ページ、目標(10)の中の「こんなことに取り組みます」の中の都市計画マスタープラン、それから一番最後の下段の安全・快適・便利に移動する交通網の2点についてお聞きをしたいと思いますけども、マスタープランとの関係では、最終年度の平成33年ですね、2021年の時点に立って、当市の用途地域別の比率、構成ですね、これをどういうふうに位置づけているのかということをひとつお聞きをしたい。
 それから、都市計画マスタープランの中に、高取小学校と港小学校付近を地域の生活に役立てる利便性の高い拠点の形成地にするという、そういう中身を承知しておりますけども、これは具体的にイメージとしてどういうふうな内容を考えているのかということをお聞きしておきたいというふうに思います。
 それから、安全・快適・便利云々のところでは、現在、いきいき号の循環バスとの関係で、路線が変更、バスそのものが市内路線を巡回するのが縮小されるような理解をしておりますけども、その絡みの中で交通網を整えるという、そういう今後のあり方との整合性をどういうふうにとらえているのかというところをお聞きしておきたいと思います。
議長(小野田由紀子) 都市政策部長。
都市政策部長(小笠原 修) まず、用途の関係でございますが、現在の用途をまず申し上げますと、住居系が約442.1ha、商業系が26.4ha、工業系が549haございます。その中で都市計画マスタープラン、昨日にもちょっと意見として出ましたが、住居系におきましては、4万8,000人に対応したそういった住居の区域が必要だということで、約30haぐらいをプラスといいますか、そんなふうには考えております。また、商業系につきましては、検討した結果、現在の面積で十分足り得るということですので、変わりません。また、工業系につきましては、約60から70haのプラスを考えておるわけでございますが、住居系、工業系、いずれにつきましても、ただ総合計画とか、マスタープランでそういう位置づけがしてあるから、即用途がそういうふうに変わるかというと、そうではございません。やはりそれなりの基盤整備、例えば隣接した調整区域を一部取り込むとしても、そういった基盤整備ができて、初めて認めていただける、市街化へ編入できる、そういう状況でございますので、今、一応都市計画マスタープランでもそういった予定では進んでおりますが、必ず10年後にこういう形になるかというと、そうは限りません。ただ、進むべき道はこういうふうに一応考えてはおります。
 それと、五反田グラウンドのところでございますが、あれは具体的にはまだイメージはないわけでございますが、たまたまあそこは公共施設がたくさん、用地もたくさんございますので、将来的にはあそこで何かそういったまとまった用地というのは少ないですので、そこで何かできないかなということで、位置づけとしては、そういう位置づけをしておるということで、具体的にここに何かをつくろうとか、そういったことまでは出ておりません。
 以上でございます。
議長(小野田由紀子) 市民生活グループ。
市民生活G(芝田啓二) いきいき号の件でございますが、議員御承知のとおり、今、いきいき号の路線の見直しはやっておる最中でございます。今回の見直しに当たりましては、地域公共交通会議の皆さん方、あといきいき号の利用者の皆さん方からのアンケートも含めて、皆さん方からの御希望が多かった1運行時間の短縮、現在、約55分で1運行しておるところでございますが、これを短縮ということで、30分のコースを現行2路線のところを4路線という形で、皆さん方の利便性の向上、このあたりをターゲットに検討しておりますので、先ほど言われましたところには、当然利用者の方々の利便性の向上がメーンであるというところで御理解いただきたいと思います。
 以上でございます。
議長(小野田由紀子) 14番、井端清則議員。
14番(井端清則) マスタープランの関係ですけども、市街化調整区域の現状と、それから2021年、調整区域のほうですね、今は市街化区域のほうで言ったものだから、調整区域のほうの現状と2021年の計画、目標値ですね、それはどういうふうになっているのかということ。
 それから、五反田あたりのところをちょっとイメージ的な当然ありましたけども、もう一つは、港小学校のかいわいも同じようなレベルで計画が落とされているわけです。この点は当然なかったですけども、どういう現状なのか、先ほどの五反田と同様のレベルの状況なのか、改めて聞いておきたいというふうに思います。
 それから、もう一つは、現在、農地の転用というのが、過去ずっと継続的に農業委員会等で出てくるわけです。優良な農地であっても、後継者がいないだとか、あるいは経済的な収入との関係で、転用したいというところがずっと継続されていると認識しているんですけども、これは農地の保全だとか、あるいはそれにとどまらずに、さまざまな波及する問題との絡みの中では、一定の歯どめというんですか、それは持ち合わせていくべきでないのかなというふうに思いますけども、片や、住宅、宅地化という、人口のキャパシティーを満たしていくために、そういう側面があるということで、その兼ね合いというのは非常に難しい側面というのがありますけども、だけど、先ほど13番議員との絡みの中では、農地の問題で、食糧の安定的な供給も含めて、非常に大事な視点ですので、野方図に農地の転用に応じていくというのはいかがなかものかなということもありますので、一定の指針みたいなものを持ち合わせているならば、転用に関してですね、一度示していただきたいなというふうに思います。
議長(小野田由紀子) 都市政策部長。
都市政策部長(小笠原 修) まず、御質問ありました市街化調整区域でございますが、約283ha現在あるわけでございますが、これにつきましては、先ほども言いましたように、農地だけの実はアンケート、この中にも豊田町とか、小池町、それぞれの地区に分けて見ていただくとおわかりのように、全体では57.1%が継続ということでしたが、各地区によっては、所有者の意向といたしましては、住居系の土地利用をしたいとか、工業系の土地利用をしたい。これはいずれもどちらかというと市街地に近いところの調整区域、そういったような意向も踏まえまして考えているわけでございますが、先ほど言いましたように、それにしても、必ずしもそこが何もなしで、すぐに何も整備をしない状況でそういった形というのはできませんので、いずれにいたしましても、地権者の同意のもと、基盤整備をした後ということになりますので、これは将来的な構想としては、そういったことで考えておりますが、これはそういった基盤整備というのが前提になりますので、必ずしも市が思っているとおりに、やっぱり地権者の賛同を得ることができなければ、できませんので、そういったふうにはとらえております。
 それと、先ほどの説明の中で……
〔「将来面積は何ぼになるのか」と呼ぶ者あり〕
都市政策部長(小笠原 修) 将来面積は、ですから市街化調整区域は、どれだけということまでは想定しておりません。
 それと、先ほど申し上げましたとおり、五反田グラウンドと職業訓練所と訓練校と港小学校のここの地区につきましても、例えば職業訓練校がいつまでどういうふうかということはわかりませんが、あそこも2つ合わせるとかなり大きな用地、公共用地がございます、現在。ですから、あそこについても、いずれ変わってきた場合、土地利用とか、用途が変わってきた場合には、大きな一つの核となるのではないかということで、2つについては将来的にそういったまだ具体的には何をやるということまでは決まっておりませんが、そういう位置づけも必要ではないかということで考えております。
 それと、農地の関係でございますが、昨日、副市長からも人口フレームのところで、住宅系のフレームのところで話がございましたが、今、市街化区域内の農地で生産緑地を除いた未利用地ですね、これが約48.5haございます。そういうところにつきましては、やっぱり保全という形、市街化区域内の農地というのは、どうしても調整区域の農地と違いまして、調整区域の農地でございますと、ある程度圃場も整備されて、水のほうもパイプラインという形で容易にとれます。ですけど、市街化区域内の農地というのは、どうしても住宅の建設が進んできまして、水をとるにも難しいとか、そういった状況でございますので、これはちょっと保全する農地からは外して考えております。ですから、今、保全する農地というのは、市街化調整区域の、それも昨日言いました基盤整備、圃場整備ですね、そういったものが終わっている地域を一応保全する農地ということでとらえております。
 以上です。
議長(小野田由紀子) ほかに。
 ほかに質疑もないようですので、これで基本目標3についての質疑を打ち切ります。
 次に、基本目標4、個別目標の(13)及び(14)についての質疑を許します。
 10番、寺田正人議員。
10番(寺田正人) 議案39ページの「目標達成に向けての考え方」において、今、地域の中には、「近所に知り合いがいない」「行き場がない」「独り暮らしで病気になったときは不安」といった問題を抱え、地域で孤立する人がふえていますが、高浜市では地域で孤立する人とは、どのような人をイメージされているのかお伺いしたいと思います。
議長(小野田由紀子) 地域福祉グループ。
地域福祉G(長谷川宜史) 地域で孤立する人のイメージということですが、地域から孤立することがないよう見守り、支え合う必要がある方としては、ひとり暮らし高齢者や高齢者だけの夫婦世帯、それから障がいのある方がみえる世帯、乳幼児、ひとり親世帯、外国人や妊産婦など、いわゆる要援護者といった方々が考えられます。とりわけ地域で孤立する人としましては、今後、高齢化が進む中で増加が見込まれます本人の意に反し近所づき合いがほとんどない方、民生児童委員などの訪問や見守り支援を拒まれる方、それから日常的な家族の支援が得られない方、そういった高齢者がイメージされるところです。
議長(小野田由紀子) 質疑の途中ですが、暫時休憩いたします。
 再開は午後1時です。
午前11時55分休憩


午後0時59分再開
議長(小野田由紀子) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 10番、寺田正人議員。
10番(寺田正人) 39ページの「こんなことに取り組みます」において、5つ目に「手助けが必要な人に対して、地域や関係機関と連携して、各々の事情に合った適切な相談を受けられる体制を整えます」とありますが、体制づくりにおけるまちづくり協議会や民生委員を初めとした地域の関係団体のかかわりについてお伺いいたします。
議長(小野田由紀子) 地域福祉グループ。
地域福祉G(長谷川宜史) 民生委員を初めとしました地域の関係団体のかかわりということですが、現在、市のほうでは社会福祉協議会と連携しまして、高齢者や障がいのある方などが抱える困り事や悩み事を解決するための仕組みづくりとしまして、安心生活応援プラン事業に取り組んでおります。こうした仕組みを構築するためには、地域の現状を最も把握しておられる民生児童委員の方やまちづくり協議会を初めとしました地域のさまざまな団体との連携というのが不可欠なものと考えております。現在でも社会福祉協議会職員におけるまちづくり協議会の単位に応じた地区担当制の導入や、小学校区ごとに地区担当の民生児童委員と地域包括支援センターの職員が参加をします地区民生児童委員協議会を実施しております。
 今後、安心生活応援プラン事業を進めるに当たりましては、こうした取り組みを一層推進することに加えまして、より地域に身近な小地域、民生委員の活動区域における団体との連携や交流の場づくりを進めていくことなどにより、相談支援体制づくりを進めてまいりたいと考えております。
議長(小野田由紀子) 10番、寺田正人議員。
10番(寺田正人) 「こんなことに取り組みます」において、2つ目に「チャレンジドの『働きたい』の実現に向け、支援体制を整えます」とありますが、現在、チャレンジサポートたかはまや高浜南部まちづくり協議会では、チャレンジドの就労支援に向けたさまざまな活動が行われていると思いますが、これまでの活動の成果と、これからの支援体制づくりにおいて、これから団体がどうかかわっていくのか、また今後、チャレンジドの支援体制として、具体的にどのようなことを考えているのか、また「障がい者」という言葉ではなく、「チャレンジド」を使われた経緯等をお伺いいたします。
議長(小野田由紀子) 地域福祉グループ。
地域福祉G(長谷川宜史) まず、活動の成果ですが、チャレンジサポートたかはまでは、就労移行支援事業としまして、開所以来、約3年半の間に20名を超える方の一般就労を実現させております。それから、高浜南部まちづくり協議会のほうでは、チャレンジドの働く喫茶パン工房である「カフェ&ベーカリーふるふる」のほうで支援のほうを始めまして、チャレンジドの自立支援に向けた取り組みのほうを行っております。工房を運営しますのりのりフットワークの会では、昨年7月、新たにNPO法人格を取得しまして、今後新たな事業展開を進め、さらなる地域共生のまちづくりに貢献することが期待されております。
 一方で、市全体の就労支援機能を高めるためには、就労だけに特化するのではなく、チャレンジドの家庭生活や余暇の過ごし方なども含め、地域生活を総合的にコーディネートする機能が求められております。こうしたことから、今後は就労後のフォロー体制の確立、障がい福祉サービス事業所・地域団体の連携体制の確立、受け入れ企業の開拓など、就労を総合的に支援するための体制の整備を行ってまいりたいと考えております。
 続きまして、「チャレンジド」という言葉をあえて今回使わせていただいておるわけですが、障害の「害」という漢字の表記につきましては、害悪ですとか、公害等のマイナスのイメージが強いということで、差別、偏見を助長するという考え方から、別の言葉で表記をするべきとの声があり、「害」の字を平仮名表記することによって、否定的なイメージというものを和らげようという動きが行政を中心に広がっております。高浜市におきましても、平成21年12月に「障害」の「害」の字を平仮名表記にする取り扱い指針を定め実施してきております。
 チャレンジドには、チャレンジドという使命を与えられた人、試練に挑戦する使命を与えられた人という意味があり、近年、アメリカでは障がいを持った人のことを「ハンディキャップド」にかわって用いられるようになりました。また、障がいをマイナスとしてとらえるのではなく、障がいを持つがゆえに体験するさまざまな出来事を自分自身のために、あるいは社会のためにポジティブに生かしていこうという意味合いがあることから、あえて「障がい者」を「チャレンジド」として使わせていただいております。
議長(小野田由紀子) 10番、寺田正人議員。
10番(寺田正人) 次に、「こんなことに取り組みます」において、1つ目に「子どもの育ちを一貫して見守り、支援するため、こども発達センターを関係機関と連携して設置します」とありますが、その進みぐあいをひとつお伺いしたいと思います。
議長(小野田由紀子) 保健福祉グループ。
保健福祉G(加藤一志) こども発達センターの進みぐあいはという御質問ですが、こども発達センターでは、言語聴覚士ですとか、作業療法士、臨床心理士といった子供の発達に関する専門職を配置し、さらに保健師や保育士、教諭など、関係者が集まり、チームで子供の成長を支援する場として開設してまいります。また、小児科医による5歳児健診と健診事後相談を実施して、発達障がいの早期発見を行い、早期支援につなげてまいります。
 こども発達センターでは、ライフステージの中で支援が途切れることのないように、幼稚園、保育園、小・中学校などの各機関と連携して進めてまいりますが、設置に当たっては、小児科医と専門職のマンパワーも必要です。現在は、事業にかかわる小児科医や専門職の業務内容、健診日程、相談事業の日程など、具体的な調整を行っており、4月1日の開設準備を進めております。
議長(小野田由紀子) 10番、寺田正人議員。
10番(寺田正人) 次に、40ページの「こんなことに取り組みます」において、「『シニア大学』などの学習の機会の提供や、高齢者の健康づくりやボランティア活動に対する新たな支援制度を構築し、生きがいと健康づくりを応援します」とありますが、新たな支援制度について、またシニア大学とは具体的にどのようなものか、その内容をお伺いいたします。
議長(小野田由紀子) 保健福祉グループ。
保健福祉G主幹(磯村和志) 新たな支援体制といたしまして、積極的に御自身の健康づくりに励む高齢者、あるいは介護施設、障がい者施設、子育て施設などでボランティア活動に参加される高齢者の方々に対しまして、それぞれの活動に応じたポイントを付与させていただきまして、ためたポイントを商品券などで還元する「いきいき健康マイレージ制度」を平成23年4月から導入してまいります。高齢者の皆さんがこの制度を積極的に活用していただくことにより、外に出るきっかけとなり、閉じこもりの防止につながると考えております。また、活動で張り合いを持っていただくことにより、介護予防や健康増進につながってまいります。さらに、地域貢献を通した高齢者の生きがいづくりにもつながるものであり、将来に向けましては選択できる応援ポイントを拡充する方向で考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
議長(小野田由紀子) 10番、寺田正人議員。
10番(寺田正人) シニア大学のほうは。
議長(小野田由紀子) 保健福祉グループ。
保健福祉G主幹(磯村和志) シニア大学につきましては、現在、内容を協議しておる段階でございますが、現段階で描いておりますイメージにつきましてお話をさせていただきます。現在、高浜市におきましては、日本福祉大学の高浜事業室が中心となりまして、市民のだれもが気軽に参加できる市民向けの生涯学習講座であります「ふらっとカレッジ」を実施いたしております。この「ふらっとカレッジ」は、地域の皆さんが暮らしを楽しみ、交流を広げていくきっかけになることを目指しております。
 今後は、この「ふらっとカレッジ」を発展させて、市民による市民のための生涯学習講座となるよう検討を加え、特に長年の経験と数多くの技能をお持ちの高齢者の皆さんには講師となって御参画いただきまして、幅広い分野でまちづくりを考える場としたいと考えております。講義や体験型の生涯学習プログラムを通しまして、高浜市への愛着とまちづくりへの関心を深め、社会参加やまちづくりに貢献できる人づくりへとつなげていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(小野田由紀子) 10番、寺田正人議員。
10番(寺田正人) 続きまして、「こんなことに取り組みます」におきまして、「地域密着型施設など、高齢者の実態を踏まえた介護サービスを提供します」とありますが、この施設の目的や用途についてお伺いします。また、全国的にこのような施設がふえているのか、全国的な傾向についてもお伺いいたします。
議長(小野田由紀子) 介護保険グループ。
介護保険G(篠田 彰) 施設整備の目的と用途といたしましては、特別守る老人ホームの待機者の対応と新たなサービスの展開を図るため、地域密着型介護老人福祉施設、いわゆる小規模特養の開設を目指しております。この施設は、定員29名以下の特別守る老人ホームでございまして、顔なじみの高浜市民の方々のみが御利用いただきまして、家庭的な雰囲気と地域の結びつきが図られるというメリットがございます。在宅サービスを御利用しながら、特別守る老人ホームの入所をお待ちの方が約30名前後おられます。これらの方々の必要としている介護サービスの提供につながるものと考えております。
 次に、平成18年度に創設されました地域密着型介護サービスの全国展開の状況でございます。小規模多機能型事業所は、平成19年4月現在で全国で703事業所ございましたが、平成22年12月末現在では2,323事業所と約4倍の伸びでございます。また、小規模特養におきましては、平成19年4月現在、全国61事業所でございましたのが、昨年12月末現在では390事業所と約6倍伸びております。愛知県内におきましても、平成22年12月末現在で18事業所が事業運営をいたしております。大規模施設がおおむね整備された中、今後は、より地域に密着した施設整備が必要と考えております。
議長(小野田由紀子) 10番、寺田正人議員。
10番(寺田正人) 関連いたしまして、地域密着型施設ですが、施設整備に向けた今後の具体的なスケジュール等をお伺いしたいと思います。
議長(小野田由紀子) 介護保険グループ。
介護保険G(篠田 彰) 今後の施設整備のスケジュールといたしましては、介護保険審議会等で御審議いただき、平成23年度中に策定されます第5期介護保険事業計画に位置づけるとともに、同年中に建設予定地の整備、建設に係る調整を行うこととし、平成24年当初に事業者の選定、施設整備を行い、平成25年4月から事業開始を目指し、取り組んでいる状況でございます。
議長(小野田由紀子) 10番、寺田正人議員。
10番(寺田正人) 最後になりますけど、「こんなことに取り組みます」というところで、「『健康たかはま21』に基づき、市民一人ひとりのライフステージに応じた一次予防や要介護対策、健康づくりを進めます」とありますが、健康たかはま21の計画の具体的な策定過程についてお伺いしたいと思います。
議長(小野田由紀子) 保健福祉グループ。
保健福祉G(加藤一志) 健康たかはま21につきましては、国民の健康づくり運動であります「健康日本21」を受け、平成15年3月に策定し、平成22年度が第2次計画の策定年度となっております。計画策定に当たりまして、市民会議の健康分科会においても、時間をとっていただき、市民目線で御協議をいただきました。さらに、健康づくり推進委員の御意見や衣浦東部保健所の職員の助言等もいただきながら進めてまいりました。また、それにあわせ、アンケートの実施や第一次計画の評価も実施しております。現在、策定の最終段階で、今後はパブリックコメントを実施し、保健医療推進協議会において御審議をいただき、計画を決定してまいりますので、よろしくお願いします。
議長(小野田由紀子) ほかに。
 9番、神谷ルミ議員。
9番(神谷ルミ) 議案書の39、40ページ、関連してお願いいたします。
 多様な福祉サービスがあるわけなんですけど、取り組みで。この福祉サービスの質を担保するための専門職の養成とか、研究システムの視点が少し欠けているような気がするのですが、この中でどこがどういうふうに支えていくのか教えください。
議長(小野田由紀子) 地域福祉グループ。
地域福祉G(長谷川宜史) 多様な福祉サービスへの対応というところで、今、いきいき広場のほうで地域包括ケアシステムという仕組みづくりを進めておるわけですが、これはいきいき広場が当初から進めてきました福祉のワンストップサービス、こちらのほうがフォーマルサービスに対しまして、地域で住み続けるための仕組みとして、インフォーマルサービスというのが重要になってくるわけですが、そうした取り組みのところを今後、地域福祉を担います社会福祉協議会を中心に進めていくわけですが、そういった支援の部分で日本福祉大学のそういうサポートを得ながら、地域活動、インフォーマルサービスのそういう支援ですとか、地域包括ケアの取り組みについて支援をしていただきながら進めてまいりたいと考えております。
議長(小野田由紀子) 9番、神谷ルミ議員。
9番(神谷ルミ) ここら辺の特に40ページのあたりですけれども、40ページのシニア大学の件なんですけれども、こういったものは、関連いたしまして、前に地域学と出てきました。地域のことは一番お年寄りとか、お年を召した方のほうがよく御存じかと思いますけれども、そういったときに、ここのシニア大学と地域学というものが丸々別々なもので、独立して取り組まれておりますけれども、やはりそういったときに横断的、総合的に取り組むことで、より効果が上がるものがある。そういったときにワンストップサービスのところで全部統括して、地域包括支援センターで統括してやるという考え方でよろしいでしょうか。
議長(小野田由紀子) 地域福祉グループ。
地域福祉G(長谷川宜史) もともといきいき広場のほうで進めております生涯学習というのも、福祉という切り口だけでなくて、いろいろな多面的なところから、そういう地域福祉を進めていくというところでやっております。「ふらっとカレッジ」も、地域の方々のそういう力を地域福祉の中に生かしていくという考え方も当然あって進めておることですので、地域学という部分も含めまして、いきいき広場のほうであわせてやっていきたいというふうに考えております。
議長(小野田由紀子) ほかに。
 12番、水野金光議員。
12番(水野金光) それでは、目標(13)の「一人ひとりを認め合い、その人らしく暮らせるまちづくりを進めます」という中で、特に高齢者の関係については、「こんなことに取り組みます」の中で「『高浜市地域福祉計画』に基づき、『つながり、支えあい、安心のしくみづくり』」ということが取り組む内容になっているわけですが、高浜の現状で見ますと、先ほどの質問にも関連しますが、高齢者が自立が困難で、また家庭の環境からも施設介護が必要だという人たちが、このところずっと3けたの待機者がいるということで、先ほどその関連では、当面の小規模の特別守る老人ホームというものを、地域密着型ということが計画が出されておりますが、それで高齢者が安心して住み続けられるということが保障されるのかどうかという点では、必ずしもそうならないと思うんです、今の待機者の実情から見て。
 そういう点では、この計画の中では、高浜市地域福祉計画に基づきということで、その福祉計画そのものが、今の実情から見て、さまざまな到達できていない課題を抱えているのではないかという点で、その点については現状をどのように総括して、今後、第6次総合計画達成のために具体的な取り組みをどうするのかという点では、これだけでは動向が見えてこない。特に基本構想の中での人口の動向を見ても、高齢者が現在の7,600人台から9,300人と相当ふえていくんです。さらに、75歳以上がそのうち4,800人と現在よりも1,000人以上ふえるということは、今の想定ではますます深刻な事態が出るのではないかということが予測されるわけですが、その辺についてはどのような考えを持っているのか。計画の見直しも含めて、どういう検討をしているのかお答えください。
議長(小野田由紀子) 介護保険グループ。
介護保険G(篠田 彰) 現行、10月1日現在で御高齢者数が7,677人ということで、その中で要介護と認定をとっておみえの方が1,258人おみえになります。それで、平成33年におきましては、約350人ぐらい増加するのではないかという、計算上の数字ですが、持ってございます。少子高齢化というのは、高浜だけではなくて、全国的にそういった状況になっていくということでございまして、御承知のように、介護保険制度の中では、3年間で検証しながら、見直しが行われ、制度改定もされてきておる状況でございます。
 また、平成18年におきましては、介護保険制度の中で介護予防が介護保険制度の中に取り入れられて、より介護状態にならないように努める、また地域密着型サービスの創設ということで、できるだけ地域に密着したサービスで御高齢者を支えていこうという方針が出てきております。それで、3年、3年の見直しの中で、国の制度の改正とあわせまして、介護保険の中で御高齢者を支えるといった部分では、制度改正とあわせまして、高浜市の状況を踏まえまして、いろいろ対応してまいりたいと考えております。
議長(小野田由紀子) 12番、水野金光議員。
12番(水野金光) 今、答弁にもありましたように、高齢化が一層進むということは認識しているわけで、3年ごとの介護保険の実情を含めた見直しというもので対応するということ、それも認めるところでありますが、その際にこれまでの観点として、施設介護を含めて、待機者等が深刻な事態が長年存在しておって、それに対する対策というのは、結局後手後手というのか、需要にマッチするような形で整備が進んできていないという問題があると思うんです。そういう点では、こうした計画の見直しを含めて、基本的な立場として、高齢者がその人らしく暮らせるまちづくりというものを本当に実現するためには、少なくともこうした待機者については、施設整備も含めて、きちんと対応するんだというような明確な方針がないと、結局成り行きというような、とらえ方によっては、そういう状況ともとれる。
 だから、今後の動向では、単身者の世帯数がここでは書いていないですけど、2万1,000世帯にふえるということは、圧倒的に単身高齢者がふえていくということが、数字だけでは見えないですけど、十分この中には内在していると思うんです。ということは、家族で支え合うということも、1人しかいないわけですから、より深刻な事態というものが一層急速にふえるということが予測されるだけに、そういうことをきちんとあらかじめ前提とした計画という点では、これまで高齢者の福祉計画、地域福祉計画というものを出していることは承知していますが、さらにそういった実情を踏まえた計画、見直しも含めてやっていかないと、これは対応し切れないのではないかというふうに感ずるわけですが、その点についてはどのように考えているのかお答えください。
議長(小野田由紀子) 福祉部長。
福祉部長(新美龍二) ただいまの高齢者の問題といいますのは、高浜市だけではなく、これは全国的な問題でございます。水野議員も御案内のとおり、介護職、介護従事者の不足というのが現実的に大きな問題になってきております。そういった事情を考えました場合に、今後、大規模な施設の整備というのは、どちらかというと、奪い合いというのか、そんなような状況になってくるのかなという展望を抱いております。そういう中で、事前に手を打つということから、私どもはやはり基本的には在宅というのを基本に進めていかなければならないというふうに考えております。
 そのためにも、先ほど地域福祉グループリーダーのほうからも話がありましたが、国のモデル事業として実施しております安心生活創造事業について、平成21年度から取り組んでまいりました。いわゆる介護保険を中心とするフォーマルサービスに、新たに安心生活創造事業で生み出すインフォーマルサービスを加えまして、高浜市独自の保健・医療等の連携を図った地域包括ケアシステムを構築して、早くから手を打って、在宅での住みなれた地域で安心して生活していただけるシステムをつくっていきたいという思いでございます。
議長(小野田由紀子) 12番、水野金光議員。
12番(水野金光) そういった施策が住民のニーズに十分対応して進んでいれば、今の施設介護を希望する人というのが、待機者がこんなになるということはないと思います。実態としては、だからそういった思いはとりあえずわかるとしても、高浜でそういう体制整備が今できておるかといえば、市民の認識からすれば、到達できていないという点では、結果として、例えば介護に対するさまざまなサービス提供というのか、施策、そういうものを希望するものがきちんと住民の中に提供されているかという一つの物差しとして、例えば施設待機と、待機者がどれだけかというのは大事な指標で、そういうものについては、例えばこうしたこんなことに取り組むには、言ってみれば、施設待機者ゼロを目指すというような立場での施策が求められるわけで、そういった点では、これからの福祉計画をつくる際にも、これまでの延長線上でなしに、やはり住民の皆さんが実際に求めておるサービスを提供するにふさわしい必要な施策は具体化するんだというような立場での計画が必要だと思いますが、それについて今後どうしていくのかと。
 例えば市民要望等について把握したときに、それをどう施策に反映させるかという点では、これまではどちらかというと、期待したものに対して十分サービスが提供できずに来ておるということは言えるわけですから、そういった改善が求められると思います。それについての答弁を求めます。
 次に、目標(14)、一人ひとりの元気と健康づくりという点では、これも医療の関係ですが、高齢者が9,600人というような人数になりますと、全国的に高齢者平均1人当たりの年間医療費というのはいろいろ出ていますが、約60万円ということになりますと、高浜で単純にいって50数億円の医療費がかかる。それだけの医療の提供というのができることが、地域として必要になってくるわけです。現状から見ると、少なく見積もっても高齢者だけで10億円ぐらいの医療提供ができるように強化しなければいかんと。全体の人口がふえることを見れば、もっとふえるわけですから、そういった点でいくと、今、既にこれまであった市立病院が、拠点というのか、地域の皆さんが頼れるというところから、今はそうなっていないという事態が続いているわけです。
 そういう点では、40ページの「こんなことに取り組みます」の一番下の「医療機関それぞれの役割分担のもと、連携を促進し、地域医療体制を充実します」ということがうたわれているわけですが、具体的にどのような体制を目指しているのかということについてお答えください。
議長(小野田由紀子) 福祉部長。
福祉部長(新美龍二) 私のほうから、最初の市民要望を取り入れたサービスを充実していかなければいけないのではないかという御質問でございますが、40ページ、「こんなことに取り組みます」の2つ目に「地域密着型施設など、高齢者の実態を踏まえた介護サービスを提供します」と、この文言の内容でございますが、議員御案内のとおり、本年に入りまして、65歳以上の要介護認定の方、あるいは要介護認定を受けていない方、すべての高齢者の方、そして第2号被保険者であります40歳以上の方、これは抽出ですが、アンケート調査を実施させていただいております。これは昨年9月の補正予算で御承認をいただいたもので、介護保険制度ができてから初めての大規模な調査でございます。この調査の結果、分析を行いまして、第5期、第6期の介護保険事業計画のサービス等に反映させていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
議長(小野田由紀子) 保健福祉グループ。
保健福祉G主幹(磯村和志) 医療に関してお答えをさせていただきます。
 高浜市は非常に限られた医療資源の中で、いかに医療機関がそれぞれ役割分担、連携をして、地域医療を充実させていくかというところでございますが、高浜市といたしましては、地域医療を崩壊させる一つの原因でありますコンビニ受診というものを抑制させまして、地域の医療体制を維持するために初期医療を担うかかりつけ医を持つように働きかけをいたしております。市内の診療所、開業医がこれに当たりまして、ふだんの健康状態や過去の病歴などを把握しておりますので、急にぐあいが悪くなりましても、安心して診てもらうことが可能でございます。
 このかかりつけ医が、入院ですとか、あるいは特別な治療、検査を必要と判断した場合には、入院施設や高度医療機器を備えました病院を紹介いたしまして、その後、病院で治療が行われ、病状が安定して、通院が可能になれば、再びかかりつけ医が受診に当たるというような形を思い描いております。このように病院と診療所が患者の症状に応じまして役割分担することにより、一貫性のある、よりよい医療を患者に提供し、地域医療の充実や発展につながると考えておりますので、今後も病診連携を促進していきたいと考えております。
議長(小野田由紀子) 12番、水野金光議員。
12番(水野金光) 目標(13)の関係では、今、高齢者に対するアンケートも実施しているということで、実際、市民の皆さんがどのような希望、要望、声を持っているかということを把握していることは承知していて、そうした取り組みは大事だと思うんです。それを踏まえて、実際の施策にきちんと反映させるという点で、これまでも努力はしてきているが、必ずしも市民の要望に十分対応できる状況になっていなかったというのが実態ですので、それについては、今後のこの計画を実践するに当たっては、この要望に対して、最大限実現するための、例えば先ほど出ている例で言えば、特別守る老人ホームについても、次の計画、おくれていましたけど、今、具体化中と、これは大事な取り組みですが、それができた時点では、さらなる高齢者の増加によって、また不測の状況が連続して起こるのではないかということを心配するわけです。そういう点でも、今後の施策では立ちおくれないような取り組みと。
 それから、在宅介護に非常に力を置くということは、一つの方策としてあるわけですが、これから高齢者の単身というのか、ひとり住まいの高齢者がふえるということを想定すると、それは在宅でというのは非常に困難、非常に大きな、例えば要介護4・5というような方々が1人ぽつんと、それを24時間どう把握していくのかという点では、必ずしもそれは在宅が有効かどうかという点では、私は大変心配するんです。そういう点では、高齢者の単身がふえるということを前提にした、そういう人たちに対する介護、これは一言で在宅優先ということを言っているが、それはちょっと実情から見ると、そういう方々は在宅では困難ではないかという点ではどのような考え方を持っているのか、私はその点について非常に心配しております。
 それから、医療関係では、先ほど診療所、そしてかかりつけ医ということも大事だと思いますが、それで例えばこれはきちんとした高度な検査が要ると。さらには結果として大きな治療という、こちらのほうは当然出てくるわけですから、それはより高度なものについてまでは求めませんが、少なくとも四、五年前まで高浜にあった市立病院ぐらいの、言ってみればちょっと高度な検査も含めてされて、これは市内でというものは、少なくとも市内の体制で取り戻すということは、4万8,000人も人口がおるところで、一つもないというのは、大変市民にとって不都合で、現状、実はそういう点では高度な医療というと、刈谷市か、碧南市か、安城市まで行かなければいかんということで、よくそういう需要が出てくるのは高齢者の方々で、例えば付き添いでいろいろな身の回りをと言っても、高齢者がそこへ行くのに大変困難だということで、以前から見ると、市民の皆さんは医療に関しては不都合を感じているんです。
 そういった点を踏まえて、私は、分院という形になっていますが、そこが最低限、以前のようなレベルまで回復することは急がれると思っているわけですが、それについては連携での目標というのはどこに置いているのかという点についてお答えください。
議長(小野田由紀子) 福祉部長。
福祉部長(新美龍二) 単身の高齢者で重度の方も出てくるということで、在宅での対応は非常に難しいのではないかというお話でございますが、確かにそういった面もございます。ただ、現在、国におきまして、これは水野議員も御承知だと思うのですが、24時間対応の巡回型の訪問介護というのを今積極的に国は進めようとされております。当然のことながら、私どももそれは視野に入れております。
 ただ、ニーズ的な問題もありまして、23年度には、この制度自体の調査研究を行う中で、実態を検討していきたいということを考えております。23年度につきましては、国は、前年度がモデル市として5つぐらい全国でやられておるのですが、その数をふやして実施されていくということもありますので、その動向を見守りながら考えていきたいと思っております。
議長(小野田由紀子) 保健福祉グループ。
保健福祉G主幹(磯村和志) 高度医療機器の関係でございますが、高浜分院につきましても、高度医療機器につきましては、毎事業年度、少しずつではありますが、買いそろえております。その証拠といたしましては、現在、総合健診ですとか、人間ドック、こういった健診の機器につきましては、刈谷にあります本院と高浜にあります分院、これが同等レベルの機器を保有しております。したがいまして、本院で健診を受けられましても、分院で健診を受けられましても、同じ情報を瞬時にやりとりすることができますし、同等のサービスを享受することができます。したがいまして、検査機器を初めといたしましたこういった機器関係につきましても、分院では積極的に整備を行っておるところであります。
 また、今後の連携の目標につきましては、実際に豊田会といたしましては、医療の役割分担ということで、救急医療、急性期医療につきましては刈谷豊田総合病院で、そして慢性期医療、療養型の医療につきましては高浜分院中心でという形で考えておりますので、患者さん相互の連携、やりとりにつきましても、実際に行っておるところでありますので、御理解賜りたいと存じます。
議長(小野田由紀子) 12番、水野金光議員。
12番(水野金光) 目標(13)、(14)いずれも共通することですが、市民のいろいろな要望、ニーズ、そういうものを把握してということで、それが施策に反映させるということを、より一層厳密にという点では、今行っている例えば介護に関する高齢者の意識調査というものについては、そういった要望を踏まえて、少なくともこれまで施設待機等が3けたというような状況は、例えば在宅介護で体制整備ということできちんと確立されていると身の回りの人たちが感ずれば、施設に入りたいということは多分出てこないわけですから、そういう形で解決することも含めて、しっかりその声を計画に反映させて実行していくということを求めていきたいと思います。
 それから、医療の関係については、高度なさまざまな検査というものについては整備しておるということは理解できるわけですが、残念ながら、そういうものを使って、これまで高浜で一般的な急性期も含めて、ある程度対応できたというものが、どんな簡単なというのか、そういう治療についても、急性期はすべて刈谷まで行かなければいかんということが、市民の皆さんにとっては非常に残念だという声が出ているわけですから、これについては、今のところ計画はどうもここの中では具体化していないようですが、ひとつ少なくとも高浜では、そういったこれまで少なくとも四、五年前で対応しておったようなことについては、市内でもう一回復活できるようなことも含めて、これは計画していくことが総合計画として必要ではないかというふうに考えていますので、それについては具体的な計画を持っておれば、それもお答えいただきたいし、なければ今後に反映されるよう求めておきます。
 以上です。
議長(小野田由紀子) ほかに。
 13番、内藤とし子議員。
13番(内藤とし子) 今出ています40ページですね、目標(14)、医療の関係で高浜市は国保料が大変高いわけですが、愛知県下でも一番高いと。繰入金が少ないこともあって、一番高くなっているわけですが、市民の皆さんはこの点で国保料を安くしてほしいという要望が大変強いものがあります。こういう面でどういうふうに考えてみえるのかお願いします。
議長(小野田由紀子) 内藤とし子議員、個別の施策に関する質疑は許可いたしませんので、よろしくお願いいたします。どこの部分に入りますか。
13番(内藤とし子) 「目標達成に向けての考え方」のところで、特に「個人の健康を支援する地域、事業者、関係機関の役割も重要であることから、ともに健康づくりをバックアップしていきます」というところがあります。そういう点で、どのようなバックアップをしていくように計画をしているのかお願いします。
議長(小野田由紀子) 保健福祉グループ。
保健福祉G(加藤一志) 具体的なバックアップ体制ということですが、現在ですと、地域の健康づくり推進委員やNPO、まちづくり協議会といった活動主体との連携、そして事業者であります医療機関には健診による早期発見・早期治療体制の充実と予防接種事業などの実施、また関係機関であります、より専門的で広域的な保健業務を担う保健所との連携、こういったことにより、バックアップをし、市民の健康づくりを進めていくという考えであります。
議長(小野田由紀子) 13番、内藤とし子議員。
13番(内藤とし子) そういういろいろな関係団体の役割でバックアップしていくということは大変大事なことですが、実際に市民の皆さんが払う保険料については、どこにも入っていないんですね。そういう面で、やっぱり市民の要望が高いところからも、こういう問題をぜひ入れていただきたいと思います。
 「こんなことに取り組みます」の中で、ここでも介護保険の関係で、それぞれに関係してくるのですが、地域密着型にしろ、健康たかはま21、2つ目、3つ目、ずっと関係してまいりますが、介護保険料も愛知県下で一番高いということから、大変市民の要望は高いのではないかという声が強く出ています。そういう点での、これもそういう面では具体的に何も書かれていませんが、こういう面での声がありますので、ぜひ引き下げのほうを取り組む方向でお願いしたいと思いますが、その点でどうでしょうか。
議長(小野田由紀子) 介護保険グループ。
介護保険G(篠田 彰) 介護保険料のことでございますが、先ほど部長のほうが申し上げましたように、現在、アンケート調査をやっておりまして、その中で介護保険料を構成しております上乗せ・横出し等の内容についてもアンケートをいたしております。そういった中で、今後、介護保険料で高浜市独自の上乗せ・横出しをどうしていくかということも、市民の方々の意見をお聞かせ願っております。そういった状況を踏まえながら、介護保険審議会等で検討していきたいと考えております。
 以上です。
議長(小野田由紀子) ほかに。
 ほかに質疑もないようですので、これで基本目標4についての質疑を打ち切ります。
 ここで議案第1号について質疑漏れがありましたら許可いたします。
 質疑についてはまとめて行ってください。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
議長(小野田由紀子) 質疑もないようですので、これをもって議案第1号の質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。
 14番、井端清則議員。
〔14番 井端清則 登壇〕
14番(井端清則) 第6次高浜市総合計画基本構想及び基本計画(前期)の策定につきまして、反対の立場から、日本共産党市議団を代表して討論いたします。
 13回に及ぶ「高浜市の未来を描く市民会議」、また10回にわたる総合計画審議会にかかわった市民の方々の熱意に、まずもって敬意を表するものであります。
 さて、第6次総合計画は、高浜市政の今後11年間にわたる行政運営のあり方を長期的な展望に立って指し示すものでありますが、私どもは本計画に当たって、その根幹に据える視点は、住民の暮らしを豊かにし、市内業者の営業を発展させるなど、住民が求める願いや切実な要望を何よりも重視をする、このような必要があると考えます。
 それは日本共産党市議団が昨年、住民要求アンケートを実施いたしましたけれども、この中で「高浜市政に力を入れてほしいことは」との設問には、国保税の引き下げや介護保険料の引き下げなどを初め、高齢者福祉、医療、子育て、教育環境の整備などの充実を求める住民の声が多数寄せられたからであります。しかしながら、提案されている本計画は、このような市民の願いにこたえ切れていないことを率直に指摘をしなければなりません。
 その第1は、基本構想の中に住民の暮らしに対する現状認識と置かれている状況把握が全く欠落をしているとともに、基本的人権の尊重や住民福祉の増進など、国と地方の果たす役割が示されていないということであります。
 かつて、自民・公明政権は、地方分権のかけ声で、平成の大合併や地方行革、国から地方への交付金・補助金削減などの地方切り捨ての政治を進めた結果、地方自治体の危機、地域社会の崩壊という深刻な問題を引き起こしました。そして、今日、地方や住民の悲鳴は、政権交代への大きな原因となって、民主党政権が誕生いたしました。この政権の1年半の内容は、さらなる住民福祉の切り捨てや地方自治の破壊、地域経済と地域社会の疲弊を加速させているというのが実態であります。地域主権改革なども、その一つと言わなくてはなりません。
 したがって、これらのことから、基本構想の高浜市が目指すべきまちの姿は、市民の福祉と暮らし最優先の都市像とすべきであります。そのために、住民福祉の切り捨てや地方自治の破壊を進める国に改善を求めるとともに、市は住民の生活が犠牲にならないように防波堤の役割を果たすことを明確にすべきであると、このことを提言するものであります。
 具体的な取り組みとしては、基本計画の中に、高過ぎる介護保険料や国民健康保険税に対して、関係者の負担能力に応じた額に軽減し、安心して介護サービスや医療が受けられる、このことをうたうべきであります。
 2つ目は、保育分野に営利目的での多様な民間参入をふやして、保育士の配置や保育施設の水準引き下げを進めるなどの子ども・子育て新システムの導入に反対することや、住民のための公共サービスへの公的責任を投げ捨て、行政がやるべき仕事を民間に丸投げして、市場原理にゆだねることを改めて、子供の健やかな成長と保護者が安心して働ける環境を守ること。
 3つ目は、住民の命と健康を守るために、旧市立病院での救急患者受け入れの復活をすること。
 4つ目は、少人数学級や教育環境を整備し、子供の豊かな成長を保障する教育を進めることなどを明記すべきであります。
 いま一つは、基本構想の土地利用構想との関係で、基本計画の中に、地域に根差した地場産業や中小企業、業者への支援を抜本的に強化するために、総合的に体系づけた支援策として、中小企業振興条例を制定すること。
 2つ目には、安定した雇用を守って、そしてまたこれをふやすために、公契約条例を制定することなどを明記すべきであります。
 また、基本計画の中には、日本農業を破壊し、食の安全と安定的な食糧供給を大きく脅かすTpp(環太平洋戦略的経済連携協定)参加に反対することも明記すべきであります。
 2つ目は、基本構想の高浜市が目指すべきまちの姿に、高浜市はさまざまな人たちの営みによって成り立っているととらえて、事業所も含めて一つの家族、大家族と見立てた都市像を描いて、行政運営を推進しようとしておりますが、この考えに違和感を覚えずにはおれません。
 そもそも家族とは、夫婦を初め生活をともにする人間の構成を指すものであって、これに人間とは異質の事業所を含めることは、表現が不適切であり、日本語としての言葉の意味を行政みずからが損なわせることになることから、この文言は削除すべきであります。
 また同時に、「大家族たかはま」は、「個々の力でできることは個々で行う」「地域のみんなで力を合わせればできることはその中で行う」とする自助・共助・公助の政策誘導が明確かつ強調されておりますが、この政策誘導は、聞こえは大変いいものの、本来国と自治体が担うべき役割を放棄することを合理化して、財政支出をあわせて削減するとともに、国と自治体の公的責任をあいまいにする、こういう方向でしかないことを指摘しておきたいと思います。
 この点では、行政が住民の暮らしの全般に責任を持つことを明確にするとともに、行政の役割をしっかりと果たす姿を示して、住民の自主的できめ細やかな活動が豊かに広がるようにすべきであることを提言するものであります。
 さらに、基本計画の中の目標(1)には、「市民とともに歩む経営を行います」とうたって、以下、「経営」という文言、「共同経営者」という文言が記されておりますが、この表現にも問題があります。「経営」という文言は、企業用語であって、企業が利益を上げるための活動と一体となって使用されるのが一般的な解釈であることを考えた場合、自治体は利益を上げる営利企業ではないことから不適切な表現であります。したがって、「経営」という文言は、「行政運営」という文言に変えるべきでありますし、また「共同経営者」という文言は、行政責任をあいまいにするねらいが見てとれるもので、この点でも不適切な表現であります。「共同経営者」という文言は、「主権者」という文言に変えるべきであります。
 最後に、総合的な行政運営を遂行するための財源的な裏づけの保障として、岐阜県多治見市の総合計画に見られますように、基本構想の中に財政計画を示すことを検討するよう提言いたしまして、反対討論といたします。
 以上であります。
〔14番 井端清則 降壇〕
議長(小野田由紀子) 次に、6番、磯貝正隆議員。
〔6番 磯貝正隆 登壇〕
6番(磯貝正隆) それでは、議長のお許しをいただきましたので、市政クラブを代表して、賛成の立場で討論をいたします。
 「思いやり 支え合い 手と手をつなぐ 大家族たかはま」、この将来都市像に掲げた総合計画は、まさに高浜らしさ、高浜市が目指すまちづくりの方向性がしっかりと表現されている、そんなふうに感じております。さきの12月の議会におきまして成立いたしました高浜市自治基本条例と同様、この第6次総合計画も、「高浜市の未来を描く市民会議」の皆さんによって、1年がかりで原案づくりが進められました。私もたびたび市民会議を傍聴させていただきましたけれども、毎回100人を超える出席があり、全体会、分科会を合わせて120回以上もの討議を重ねて、手づくりでここまで案をまとめ上げられたことに対して心から敬意を表する次第であります。
 市民会議の運営に当たっては、市民の皆さんの思いを引き出すためのさまざまな工夫がなされ、特にワールド・カフェ方式という新しい手法を使ったワークショップでは、「出会いの中から新鮮な考えが生まれた」「発想が広がっていくおもしろさを感じた」等々の感想をお聞きし、市民の方たちが自由で闊達な雰囲気の中で策定を進められたことと推察をしている次第であります。
 高浜市をこんなまちにしていきたい、そんな熱い思いを持って、自分たちのことだと思ってかかわっていただきました。そして、意見や提案を言うだけではなく、みんなで力を合わせてこの計画を実行していくんだという決意がこの中からも読み取れます。この計画案が総合計画審議会から市長へ答申された際に、中川幾郎会長から「この総合計画は、市民力でできたと言っても過言ではない。市民と行政の本当の意味での参画と協働の結実のたまものである」との言葉がありました。
 将来都市像を実現するための4つのまちづくりの基本目標、基本計画に掲げた14の目標、「目標達成に向けての考え方」「こんなことに取り組みます」、いずれも市民会議や総合計画審議会、素案発表会など、市民の皆さんと行政が丁寧に何度もキャッチボールを重ねながら、案をまとめ上げられたことによって、大変わかりやすく、親しみの持てる計画となっております。このようにして、みんなで高浜市をつくっていくための設計図ができ上がったことに深い感慨を覚えます。
 次は、このまちづくりの設計図に基づいて、まちをつくっていく段階に入ります。今後は、市民の皆さんが鋭意努力されたこの基本構想案・基本計画案に込められた思いを十分に踏まえ、計画が絵にかいたもちとならないよう、実効性が確保されていくことを議会として見守ってまいりたいと考えております。
 議員各位におかれましては、何とぞ御賛成をいただきますよう心からお願いを申し上げまして、賛成討論といたします。ありがとうございました。
〔6番 磯貝正隆 降壇〕
議長(小野田由紀子) 次に、9番、神谷ルミ議員。
〔9番 神谷ルミ 登壇〕
9番(神谷ルミ) 議案第1号 第6次高浜市総合計画基本構想及び基本計画(前期)の策定について、賛成の立場で討論します。
 この計画が標榜する大家族主義は、地域コミュニティーを強化することにより、積極的に地方自治に参加する市民を支援するこれからの高浜のまちづくりの一翼を担うものと考えます。
 まず、基本目標1、協働自治、基本目標3、活力創造は資本活動の向上を、基本目標2、教育・子ども、基本目標4、福祉・健康は市民生活の向上をと、高浜市で住み続けるために必要な要素をバランスよく目標としている点を評価しています。
 地域公共の利益を考えて、一人一人が高浜市の将来都市像を実現するために、家庭・地域・学校・社会で活動すれば、住み続けることができる生活の場として、また資本投資の魅力のある場として選んでもらえます。何より、行財政基盤のしっかりとした基礎自治体・高浜市としてあり続けることを可能にします。
 次に、市民と行政による合意形成によって、この計画が策定されていることを評価しています。参考資料にありますように、短期間での策定スケジュールでしたので、第6次高浜市総合計画基本構想及び基本計画(前期)に対して、議員として行使する議決に責任を持つために、高浜市総合計画審議会や「高浜市の未来を描く市民会議」には、毎回傍聴させていただき、しっかり皆さんの思いを受けとめさせていただきました。
 第6次高浜市総合計画基本構想のキャッチフレーズである「思いやり 支え合い 手と手をつなぐ 大家族たかはま」をいつも心に思い描きながら、市民のまなざしで、5小学校区の地域に密着した政策・施策であるかどうか、平成23年度から平成25年度の前期の基本計画を検証していきたいと思います。
 以上で賛成討論を終わります。
〔9番 神谷ルミ 降壇〕
議長(小野田由紀子) 次に、17番、小嶋克文議員。
〔17番 小嶋克文 登壇〕
17番(小嶋克文) 議案第1号 第6次高浜市総合計画基本構想及び基本計画(前期)の策定について、公明党を代表して、賛成の立場から討論させていただきます。
 初めに、この基本構想の策定に長い間携わってこられました方に対しまして、この場をおかりしまして敬意を表するものでございます。
 今の時代において欠けている大事なものとして、思いやりがあり、人と人のつながりがあると思います。家族においても、地域においても、また社会においても、こうした思いやり、人と人とのつながりが欠けているがゆえに、社会においてはさまざまな問題があらわれてきております。
 第6次総合計画において、高浜市が目指すべき姿のキャッチフレーズ「思いやり 支え合い 手と手をつなぐ 大家族たかはま」は、まさに現代の家族、地域社会が失っているものを改めて認識させる非常に重要なキャッチフレーズであり、今後のまちづくりの方向性をあらわしていると思います。
 この総合計画は、みんなで高浜市をつくっていくための設計図との趣旨のもと、満18歳以上の市民から2,500人を対象に今後の高浜市のまちづくりに対する意識調査を行い、さらには小・中学生を対象にしたアンケートを行うなど、この設計図を描く段階から、子供から大人まで幅広い階層の市民の意見・提案を取り入れて策定したことは、大いに評価するところであります。
 「市民は高浜市のまちづくりの共同経営者である」という協働自治の観点に立って、この総合計画が策定されていることも重要な点であると思います。市民と行政が共通認識を持って、地域の課題に当たることによって、初めて市民のためのまちづくりが実現できるものであります。さらに、この総合計画の目標の達成度や効果を点検・実証するPdcaサイクルを市民とともに回し、実効性あるものとしていることも注目すべき点であると思います。
 以上、賛成討論といたします。
〔17番 小嶋克文 降壇〕
議長(小野田由紀子) 以上をもって、討論は終結いたしました。
 これより採決いたします。
 議案第1号 第6次高浜市総合計画基本構想及び基本計画(前期)の策定について、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(小野田由紀子) 起立多数であります。よって、議案第1号は原案のとおり可決しました。


議長(小野田由紀子) 以上をもって、本臨時会に付議されました案件を議了いたしました。
 市長あいさつ。
 市長。
〔市長 吉岡初浩 登壇〕
市長(吉岡初浩) どうも大変お疲れさまでございました。
 平成23年第1回高浜市議会臨時会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 昨日から本日までの2日間にわたり開催されました第1回臨時会におきまして、市民の皆さんとの対話を重ねてまいりました第6次総合計画につきまして、慎重に御審議を賜り、まさに将来の高浜市をどういう高浜市にしようかという市民の皆さんの思いを受けたその原案を、原案のとおり御可決を賜りまして、まことにありがとうございました。
 第6次総合計画は、たくさんの市民の方々との対話、意見交換によって生まれてきた計画であります。この計画の策定によりまして、夢を形に、理想を現実にする取り組みがスタートするわけでございます。真剣に高浜市の将来を考えていただきました議員各位の皆さん、そして市民の皆さんのお気持ちを大切にし、これからの施策に生かしてまいりたいと思っております。
 一層の御指導、御鞭撻を賜りますことをお願い申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
〔市長 吉岡初浩 降壇〕
議長(小野田由紀子) これをもって、平成23年第1回高浜市議会臨時会を閉会いたします。
 2日間にわたり、議員各位におかれましては、慎重なる御審議をいただきましたことに厚く御礼を申し上げ、閉会のあいさつといたします。どうもありがとうございました。
午後2時13分閉会