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本文

平成21年6月 第5日

平成21年6月定例会 本会議 第5日

平成21年6月高浜市議会定例会会議録(第5号)

  • 日時 平成21年6月22日午前10時
  • 場所 高浜市議事堂

議事日程

日程第1

  • 議案第50号 高浜市老人憩の家設置及び管理に関する条例の一部改正について
  • 議案第51号 平成21年度高浜市一般会計補正予算(第2回)
  • 陳情第1号 住民の暮らしを守り、公共サービスの充実、格差の改める、働くルールの確立、平和な世界の実現などを求める陳情
  • 陳情第2号 住民の暮らしを守り、公共サービスの充実、格差の改める、働くルールの確立、平和な世界の実現などを求める陳情

日程第2

 常任委員会の閉会中の継続調査申出事件について

日程第3

 意見案第1号 地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の延長に対する意見書
(日程追加)

日程第4

 議案第52号 平成21年度高浜市一般会計補正予算(第3回)

本日の会議に付した案件

 議事日程のとおり

出席議員

  • 1番 幸前 信雄
  • 2番 杉浦 辰夫
  • 3番 杉浦 敏和
  • 4番 北川 広人
  • 5番 鈴木 勝彦
  • 6番 磯貝 正隆
  • 7番 佐野 勝已
  • 8番 内藤 皓嗣
  • 9番 吉岡 初浩
  • 10番 寺田 正人
  • 12番 水野 金光
  • 13番 内藤 とし子
  • 14番 井端 清則
  • 15番 岡本 邦彦
  • 16番 神谷 宏
  • 17番 小嶋 克文
  • 18番 小野田 由紀子

欠席議員

 なし

説明のため出席した者

  • 市長 森 貞述
  • 副市長 杉浦 幸七
  • 副市長 後藤 泰正
  • 教育長 岸本 和行
  • 地域協働部長 大竹 利彰
  • 生活安全グループリーダー 尾崎 常次郎
  • 地域政策グループリーダー 神谷 美百合
  • 文化スポーツグループリーダー兼定額給付金グループリーダー 時津 祐介
  • 市民総合窓口センター長 松井 敏行
  • 市民窓口グループリーダー 加藤 元久
  • 市民生活グループリーダー 芝田 啓二
  • 市民生活グループ主幹 木村 忠好
  • 税務グループリーダー 神谷 坂敏
  • 福祉部長 新美 龍二
  • 介護保険グループリーダー 篠田 彰
  • 保健福祉グループリーダー 長谷川 宜史
  • こども未来部長 前川 進
  • 子育て施設グループリーダー 加藤 一志
  • こども育成グループリーダー 大岡 英城
  • 都市政策部長 小笠原 修
  • 計画管理グループリーダー 深谷 直弘
  • 都市整備グループリーダー 山本 時雄
  • 上下水道グループリーダー 竹内 定
  • 行政管理部長 岸上 徳
  • 人事グループリーダー 鈴木 信之
  • 文書管理グループリーダー 内田 徹
  • 財務経理グループリーダー 鈴木 好二
  • 契約検査グループリーダー 稲垣 弘志
  • 会計管理者 神谷 清久
  • 学校経営グループリーダー 中村 孝徳
  • 学校経営グループ主幹 神谷 勇二
  • 監査委員事務局長 鵜殿 巌

職務のため出席した議会事務局職員

  • 議会事務局長 川角 満乗
  • 主査 杉浦 俊彦

議事の経過

議長(磯貝正隆) 皆さん、おはようございます。
 本日も円滑なる議事の進行に御協力のほどお願い申し上げます。

午前10時00分開議
議長(磯貝正隆) ただいまの出席議員は全員であります。よって、これより会議を開きます。
 お諮りいたします。
 本日の議事日程は、お手元に配付してございます日程表のとおり決定して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(磯貝正隆) 御異議なしと認めます。よって、本日の議事日程は、お手元に配付してあります日程表のとおり決定をいたしました。
 これより本日の日程に入ります。

議長(磯貝正隆) 日程第1 常任委員会の付託案件を議題とし、付託案件について、各委員長より審査結果の報告を求めます。
 総務建設委員長、水野金光議員。
 12番、水野金光議員。
〔総務建設委員長 水野金光議員 登壇〕
総務建設委員長(水野金光) おはようございます。
 御指名をいただきましたので、総務建設委員会の御報告をいたします。
 去る6月15日午前10時より、委員全員と市長初め関係職員の出席のもと、付託された陳情1件について審査しましたので、その経過の概要と結果について御報告申し上げます。
 陳情第1号 住民の暮らしを守り、公共サービスの充実、格差の改める、働くルールの確立、平和な世界の実現などを求める陳情について、委員より、この陳情の自治体への要望で自衛隊の募集について、自衛隊の存在を否定する内容になっていますが、自衛隊は地震や台風などの災害時の救助に存在は欠かせない。その点からも賛成できないとの意見があり、他の委員より、この陳情は民営化に反対しているが、民間の感覚で効率化を図り、限られた税収の中で最大の公共サービスを提供する立場から反対意見が出され、他の委員より、この陳情者の思想や意見、考え方が私の考えていることと相反するので反対との意見がありました。
 他の委員より、賛成する立場から、最低賃金については、現状の時間当たり731円と生活保護水準を下回っており、ワーキングプアを生む原因であり、最低賃金を1,000円以上に引き上げる必要がある。自衛隊について、他の委員から意見があったが、自衛隊の災害復旧、防災活動については評価しているが、自衛隊のイラク派兵や海外出動は明らかに憲法に違反しており、日本国憲法との関係では相入れることができない立場です。この自衛隊から委託を受けて自衛隊員の募集を行っているが、これは返上すべきだと考えるとの意見でした。
 次に、採決の結果を申し上げます。
 陳情第1号は、挙手少数により不採択となりました。
 以上が、総務建設委員会に付託された案件に対する審査の経過の概要と結果であります。
 なお、詳細につきましては、議会事務局に委員会記録がありますのでごらんください。
 以上で報告を終わります。
〔総務建設委員長 水野金光議員 降壇〕
議長(磯貝正隆) ただいまの総務建設委員長の報告に対する質疑に入ります。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
議長(磯貝正隆) 質疑もないようですので、次に福祉文教委員長、杉浦辰夫議員。
 2番、杉浦辰夫議員。
〔福祉文教委員長 杉浦辰夫議員 登壇〕
福祉文教委員長(杉浦辰夫) おはようございます。
 御指名をいただきましたので、福祉文教委員会の御報告をさせていただきます。
 去る6月16日午前10時より、委員全員と市長初め開係職員出席のもと、付託された議案2件と陳情1件について審査を行いましたので、その経過と結果について御報告させていただきます。
 議案第50号 高浜市老人憩の家設置及び管理に関する条例の一部改正について、委員より、老人憩の家と宅老所の違いはとの問いに、宅老所は介護予防拠点施設です。また、今までの憩の家と今後の憩の家とどのように変わるかの問いに、よし池会館は集会所を目的とし、貸館的なハード面のサービスの提供が中心であったが、老人憩の家になると、いろんな趣味的なソフトの面を提供する形になるとの答弁でした。
 他の委員より、老人クラブが二つ、豊神会と湯山があるが、別々にかぎを渡して管理をの問いに、二つの老人クラブの専用施設とは考えてはなく、もともと老人憩の家というのは、地域の方々の老人の方が、その施設で居場所を、健康づくりを行っていただくという場であります。また、かぎについては、翼豊神会さんのほうは、特によし池会館じゃなくても、ほかの場所でも活動の場として使っていかれるということで、管理については基本的には湯山クラブにお願いするとの答弁でした。
 議案第51号 平成21年度高浜市一般会計補正予算(第2回)について、委員より、障害者自立支援対策臨時特例基金事業補助金については、どのような事業を実施するかの問いに、事業者に対する運営の安定化等を図る措置として、事業運営安定化事業並びに通所サービス等利用促進事業の2事業と、障害児を育てる地域の支援体制整備事業と障害者自立支援法等改正施行円滑化特別支援事業及び相談支援充実強化事業の5事業を実施するとの答弁でした。
 他の委員より、理科支援員等配置事業委託金と学習チューター派遣事業との違いについてはの問いに、理科支援員については、学校が支援員を探し、学習チューターについては、大学のほうで登録をし、その名簿から学校が選ぶとの答弁でした。また、学習チューターはどこの学校でどのぐらいの、今、登録があるか、また、理科支援員はどのように探すかとの問いに、チューターは、今現在9校の大学で108名の登録があり、基本的には高浜市内で登録されている方を優先的に人選をし、理科支援員については、いろいろな関係から人脈をお願いして探してくるとの答弁でした。
 他の委員より、理科支援員の方が2人見えていると聞いているが、いつから見えていて、正式に契約を取り交わしたのはいつかの問いに、4月に県での事業説明会があり、県の担当者から各市町村でも可能ならば対応してよいとの説明があり、学校現場としては、支援員の手当てがその時点でできておった。また、契約については、議決後、締結させていただくとの答弁でした。また、災害等があった場合はどうされるかの問いに、この事業は県の説明会があってから、学校のほうで手当てができているということで判断させていただき、勇み足があった。なお、保険については、支援員2人とも学生協の保険に入っており、本人納得の上で保険は不要と聞いておるとの答弁でした。
 他の委員より、支援員は教員の免許がなくてもなれるかの問いに、教員免許は不必要。また、支援員として研修が必要かの問いに、特別研修を行うことは義務づけられておりませんとの答弁でした。
 他の委員より、通所サービス等利用促進事業補助で、補助対象となる方の人数と、どこの事業所かの問いに、通所サービスにおいては、前年度の実績により10人の方の利用となり、短期入所サービスにおいては、実績により4人の利用となります。事業所は、通所サービスはチャレンジサポートたかはまで、短期入所の事業者はいこいの宿高浜安立との答弁でした。
 陳情第2号 住民の暮らしを守り、公共サービスの充実、格差の改める、働くルールの確立、平和な世界の実現などを求める陳情について、委員より、自治体への要望の中で、税の使われ方で一番大きなウエートを占めるのは人件費であると思います。同じサービスを提供してもらえるならば、よりコストが安いほうがよいと思い、少ない人件費で質のよいサービスが提供されるならば、市の業務の民営化が推進され、スリム化にもなると思い反対との意見。
 他の委員より、自治体への要望の中で、民間の活力を導入することに反対の立場ではありませんし、限られた財源で市民への行政サービスを低下させないためにも、これは必要と思い反対との意見。
 他の委員より、自治体に対する要望の中で、生徒の自衛隊体験活動をやめることとありますが、ある程度集団的な体験が必要と思い、このことで反対との意見。
 他の委員より、子供たちに行き届いた教育を保障してください。また、教育予算をふやしていただきたい。また、民営化、民間委託でやっていくのではなく、行政が責任を持ってやっていただく等の陳情に賛成との意見。
 次に、採決の結果について申し上げます。
 議案第50号、挙手全員により原案可決。
 議案第51号、挙手多数により原案可決。
 陳情第2号、挙手少数により不採択。
 以上が、福祉文教委員会に付託された案件に対する審査の経過の概要と結果であります。
 なお、詳細につきましては、議会事務局に委員会記録がありますのでごらんください。
〔福祉文教委員長 杉浦辰夫議員 降壇〕
議長(磯貝正隆) ただいまの福祉文教委員長の報告に対する質疑に入ります。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
議長(磯貝正隆) 質疑もないようですので、委員長報告並びに質疑を終結いたします。
 ここで、教育長より発言を求められていますので、発言を許可いたします。
 教育長。
教育長(岸本和行) それでは、私のほうから、このたび理科支援員等配置事業について、議会の予算が議決される前に支援員の採用を内定し、事業を実施いたしておりました。
 このことにつきましては、「予算の執行が議会で事前に議決を受けた後、議決された範囲内で執行されなければならない」という議会議決の運営から逸脱いたしておりましたことを、深く反省をいたします。
 今後はこのような事態を生じないように、学校現場とも連携を密にし、予算の適正な執行及び事務の適正な管理執行に努めてまいる所存でございます。
 そして、このたびの一件で、高浜市議会に多大な混乱と御迷惑をおかけいたしましたことを、この場をおかりいたしまして深くおわびをし、謝罪を申し上げます。
 以上です。
議長(磯貝正隆) ただいまの発言は、6月18日付におきまして、高浜市議会から当局への申し入れに対する謝罪でありますので、御了承願います。
 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。
 13番、内藤とし子議員。
〔13番 内藤とし子議員 登壇〕
13番(内藤とし子) 議案第51号 平成21年度高浜市一般会計補正予算(第2回)について、日本共産党高浜市議団を代表して、賛成の立場から討論いたします。
 本補正予算には、吉浜小学校5・6年生の理科の観察・実験の時間に理科支援員2名を配置するとともに、大学の研究者や企業の技術者を特別講師として招き、特別授業を行う事業として80万円が計上されています。
 その内容は、吉浜小学校において、5年生と6年生の理科の授業の準備や手伝い、後片づけなどをして先生を助け、理科の授業の充実・活性化を図り、教員の指導力の向上を図ることを目的としているもので、きめ細かい指導体制になり、大いに賛同するところです。
 ところが、6月11日の総括質疑の中で、この予算に計上されている理科支援員が、6月議会で予算が通ることを前提に、既に4月から配置されていることが明らかなりました。
 このように、議会の議決を得ない段階から、事実上、事業をスタートさせることは、予算執行のあり方としてあってはならないことであります。
 さきの福祉文教委員会で、このような予算執行のあり方は正すべきと反対いたしました。しかし、本日、市当局はその非を認め、謝罪しましたので、今後このようなことを再発させないよう、一層、厳正な予算の執行に努めるよう強く求めて賛成討論といたします。
〔13番 内藤とし子議員 降壇〕
議長(磯貝正隆) 次に、3番、杉浦敏和議員。
〔3番 杉浦敏和議員 登壇〕
3番(杉浦敏和) お許しをいただきましたので、市政クラブを代表して、陳情第1号 第2号 住民の暮らしを守り、公共サービスの充実、格差の改める、働くルールの確立、平和な世界の実現などを求める陳情について、反対の立場で討論させていただきます。
 陳情書の内容は、公務・公共サービスの拡充のみの視点を強調し、効率化及び合理化の視点が欠落した内容となっているためであります。
 国・地方を取り巻く財政状況は、昨年後半からの世界同時不況の影響から、大変厳しい状況にあります。当市においても、この影響は避けられず、歳入不足は苦慮されているところです。
 こうした中においても、しっかりとした公共サービスをしていくためには、地方公共団体においては、民間にできることは民間にゆだね、簡素で効率的な行政を実現することが求められております。
 以上、申し上げたことを踏まえ、陳情第1号、第2号の記述にあります公務・公共サービスの民営化、廃止云々の記載ですが、民間の感覚で効率化を図って、限られた税収の中で最大限に公共サービスを提供するということが、公務員の最大の使命ではないでしょうか。
 また、陳情第1号の最後に記述されている、自衛隊の歩行行進訓練をやめるようにとの内容は、各自治体で発生している地震・台風など、災害復旧に自衛隊員の力がどれほどのものなのか理解されているのでしょうか。災害復旧とか非常時に、被災された方々の生命と財産を守っていただくためにも、体力増強を図って臨んでいただきたいと、切に願うところであります。
 以上、述べさせていただいたことから、この陳情第1号、第2号に対し反対をいたします。
〔3番 杉浦敏和議員 降壇〕
議長(磯貝正隆) 次に、14番、井端清則議員。
〔14番 井端清則議員 登壇〕
14番(井端清則) 陳情第1号及び第2号について、日本共産党市議団を代表して、賛成の立場から討論します。
 本陳情は、愛知県労働組合総連合、愛知県公務・公共業務労働組合共闘会議、日本自治体労働組合総連合愛知県本部の3団体の連名に寄りまして提出をされたものであります。
 さて、昨今、国民の中で格差と貧困が広がり、社会的に問題視されています。それだけに、国・地方自治体にあっては、その改めるを図るための施策充実が求められているところであります。
 本陳情は、国・地方自治体がその具体的施策を充実することを通して、格差と貧困の広がりを食いとめることを初め、ルールある経済社会で健全な経済の発展や、人間らしく生きるとともに働ける社会の構築、さらに憲法を生かして平和に貢献する政治の実現を図ることを願っているものであり、私ども日本共産党は、その願意に大いに賛成であります。
 とりわけ、地方自治法第2条第14項、「最小の経費で最大の効果を上げるようにしなければならない」。また、同条第15項で、「常にその組織及び運営の合理化に努める」ことの規定は、否定するものではなく、市民的常識として自治体に課せられた当然の責務と考えます。
 しかし、だからといって、そのためには民間活力の導入が欠かせないとの論旨と、その手法推進は、憲法や地方自治法が要請する本意に沿わないものと考えるものであります。
 今日まで構造改革、民営化、市場原理にゆだねるなどなど、いわゆる新自由主義路線が推進された結果、どのような問題を生んでいるのか。
 それは、例えば地方公務員の分野でも、人員削減による行政のスリム化や成果主義などの影響から、約半数の自治体で、過去3年間に、うつ病など心の病を抱える職場が増加する。人件費が安ければよいとばかりに、アウトソーシング・民営化が進められたことで、建築確認申請における耐震偽装事件の発生や、ふじみ野市のプール事故といった痛ましい事故が発生をする。農業分野では、食糧管理法を廃止し、米の価格を市場価格にする。輸入米を受け入れる一方で転作をする。その結果、生産高は減少し、農業所得も激減。後継者は育たず、農家の数も減少し、耕作放棄地が拡大するなど、氷山の一角として表面化しており、福祉・教育・医療・公務労働への構造改革路線が破綻していることを示しております。したがって、構造改革路線をやめさせることが重要であります。
 その上に立って具体的には、その一つとして、本陳情が要請する「自治体が直接雇用する臨時・非常勤職員の最低賃金を、時間給1,000円以上、日額7,500円以上、月額16万円以上とすること」は、当市の臨時職員等一般事務職の時間給が880円という金額が、まさに行政みずからが官製ワーキングプアをつくり出しているような低所得水準にあることから、その充実は待ったなしの課題として改善が必要であります。
 また、自衛隊は、災害復旧活動や地震防災活動に欠かせないなどとして、自衛隊の組織・活動を容認する論旨がありますが、そもそも自衛隊の災害派遣や地震防災派遣は、自衛隊法第83条によって規定されているものであって、これらは当然の活動であります。
 しかしながら問題は、その一方で、自衛隊がインド洋やイラク、そしてソマリア沖と、米軍と一体となった自衛隊の海外派兵を拡大させ、任務遂行のための発砲を認めるなど、憲法違反、かつ、自衛隊法の制約すらなし崩しにしているところにあります。
 さらに、陸上自衛隊の情報保全隊が作成した内部文書によれば、思想・信条の自由など基本的人権をじゅうりんする、国民監視活動を行っている実態が明るみになるなど、憲法に反する大変危険な言動が行われている点を指摘しなければなりません。
 その点で、本陳情が要請する「自衛隊の募集などを中止する」ことには賛成するものであります。
 以上、述べまして討論といたします。
〔14番 井端清則議員 降壇〕
議長(磯貝正隆) 以上をもって、討論は終結いたしました。
 これより採決をいたします。
 議案第50号 高浜市老人憩の家設置及び管理に関する条例の一部改正について、福祉文教委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(磯貝正隆) 起立全員であります。よって、議案第50号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第51号 平成21年度高浜市一般会計補正予算(第2回)について、福祉文教委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(磯貝正隆) 起立全員であります。よって、議案第51号は原案のとおり可決されました。
議長(磯貝正隆) 次に、陳情第1号 住民の暮らしを守り、公共サービスの充実、格差の改める、働くルールの確立、平和な世界の実現などを求める陳情について、総務建設委員長の報告は不採択でありますが、採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(磯貝正隆) 起立少数であります。
次に、不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(磯貝正隆) 起立多数であります。よって、陳情第1号は不採択とすることに決定をいたしました。
議長(磯貝正隆) 次に、陳情第2号 住民の暮らしを守り、公共サービスの充実、格差の改める、働くルールの確立、平和な世界の実現などを求める陳情について、福祉文教委員長の報告は不採択でありますが、採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(磯貝正隆) 起立少数であります。
次に、不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(磯貝正隆) 起立多数であります。よって、陳情第2号は不採択とすることに決定をいたしました。

議長(磯貝正隆) 日程第2 常任委員会の閉会中の継続調査申出事件についてを議題といたします。
 各常任委員長より、お手元に配付してありますとおり
 総務建設委員会
 一つ 債権管理業務について
 一つ コンプライアンス推進事業について
 一つ 財政健全化について
 一つ その他、所管に関することについて
 福祉文教委員会
 一つ 防災行政について
 一つ 障害者施策について
 一つ 待機児童対策について
 一つ 児童生徒健全育成について
 一つ その他、所管に関することについて
 以上の事項について、会議規則第98条の規定により、委員の任期まで閉会中も継続して調査を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 お諮りいたします。
 各常任委員長の申し出のとおり、これを閉会中の継続調査申出事件とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(磯貝正隆) 御異議なしと認めます。よって、各常任委員長の申し出のとおり、委員の任期まで閉会中の継続調査申出事件とすることに決定をいたしました。

議長(磯貝正隆) 日程第3 意見案第1号 地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の延長に対する意見書を議題といたします。
 提出者より提案理由の説明を求めます。
 8番、内藤皓嗣議員。
〔8番 内藤皓嗣 登壇〕
8番(内藤皓嗣) 御指名をいただきましたので、地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の延長に対する意見書(案)につきまして、提案説明させていただきます。
 なお、案文の朗読をもって説明にかえさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の延長に対する意見書(案)。
 高浜市は、平成14年に東海地震に係る地震防災対策強化地域に指定され、地震対策緊急整備事業計画に基づき、地震防災対策の推進に全力で取り組んでいるところである。
 この計画は平成21年度末で期限切れを迎えるが、限られた期間内に緊急に整備すべき必要最小限の事業を策定していることから、今後実施すべき事業が残されている。
 また、近年の国内外における大地震により得られた教訓を踏まえ、公共施設の耐震化、避難地の整備、各種防災資機材の整備等をより一層推進する必要が生じている。
 したがって、地震対策緊急整備事業計画の充実と期間の延長を図り、これらの事業を迅速かつ的確に実施することにより、地震対策の一層の充実に努めていかなければならない。
 よって、国におかれては、東海地震による災害から地域住民の生命と財産の安全を確保するため、下記の事項について特段の配慮をされるよう強く要望する。
 記、一つ、平成21年度をもって効力を失う「地震防災対策事業強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」の期限を延長すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成21年6月22日。高浜市議会。
 全議員の皆さんの御賛同を心からお願い申し上げます。
 なお、提出先につきましては、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣、農林水産大臣、総務大臣、財務大臣、消防庁長官、林野庁長官、水産庁長官、国土交通大臣、内閣府防災特命大臣でございます。
 どうかよろしくお願いいたします。
〔8番 内藤皓嗣 降壇〕
議長(磯貝正隆) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(磯貝正隆) 質疑もないようですので、これで質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 反対討論を求めます。
 賛成討論を求めます。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
議長(磯貝正隆) 討論もないようですので、これで討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 意見案第1号 地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の延長に対する意見書について、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(磯貝正隆) 起立全員であります。よって、意見案第1号は原案のとおり可決されました。
 ここで、6月16日に議会運営委員会が開催されましたので、その結果の報告を求めます。
 議会運営委員長、内藤皓嗣議員。
 8番、内藤皓嗣議員。
〔議会運営委員長 内藤皓嗣 登壇〕
8番(内藤皓嗣) 御指名をいただきましたので、議会運営委員会の御報告を申し上げます。
 6月16日に委員全員出席のもと、議会運営委員会を開催いたしました。
 市長より、議案第52号の議案1件が追加提出され、この取り扱いについて検討いたしました結果、本日、日程を追加することとし、その取り扱いについては、上程、説明を願って、委員会付託を省略し、全体により質疑、討論、採決の順序で行うことを決定いたしました。
 皆さん方の御協力をお願い申し上げ、報告といたします。
〔議会運営委員長 内藤皓嗣 降壇〕
議長(磯貝正隆) ただいま議会運営委員長の報告がありました。
 ここで、市長より発言を求められておりますので、発言を許可いたします。
 市長。
市長(森 貞述) 今定例会の開会の劈頭で御配慮のほどをお願い申し上げておりました追加議案について、概要を申し上げます。
 本日提案をいたします案件は、議案第52号 一般会計第3回補正予算の御審議をお願いするものでございます。
 これは、国の「ふるさと雇用再生特別基金事業」に基づきます、高浜市子育て・家族支援者活動支援事業を実施するための増額の補正をお願いするものでございます。
 詳細につきましては、担当部長より説明をいたさせますので、慎重御審議の上、御可決賜りますようお願いを申し上げます。
議長(磯貝正隆) お諮りいたします。
 ただいま、市長より議案第52号が追加提出され、これを受理いたしました。
 この際、これを日程に追加いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(磯貝正隆) 御異議なしと認めます。
 よって、議案第52号を日程に追加することを決定いたしました。

議長(磯貝正隆) 日程第4 議案第52号 平成21年度高浜市一般会計補正予算(第3回)について議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
 行政管理部長。
行政管理部長(岸上善徳) それでは、議案第52号 平成21年度一般会計補正予算(第3回)について御説明申し上げます。
 まず、補正予算書の5ページをお願いいたします。
 今回の補正予算は、歳入歳出それぞれ362万円を増額し、補正後の予算総額を127億9,940万9,000円とするものでございます。
 次に、補正予算説明書の18ページをお願いいたします。
 14款2項2目民生費県補助金は、愛知県ふるさと雇用再生特別基金事業費補助金として362万円を計上いたしております。
 次に、20ページの歳出をお願いいたします。
 3款2項5目ふるさと雇用再生特別基金事業費は、現下の雇用情勢を踏まえ、保育士の資格取得を希望する離職者や就職困難者に対して、資格取得支援及び継続雇用の確保を行うための高浜市子育て・家族支援者活動支援事業委託料として362万円を計上いたしております。
 以上が、一般会計補正予算の概要でございます。
 何とぞ慎重な御審議の上、御可決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
議長(磯貝正隆) これより質疑に入ります。
 12番、水野金光議員。
12番(水野金光) これは、保育士の資格をとるようにという計画のようですけど、対象法人が社会福祉協議会を初め4法人になってるんですけど、ここで勤めながら保育士の資格を取るような、そういう社会福祉協議会には保育士の資格を与えるようなものはないと思うんですけど、具体的にはもう1個、保育士の資格を取る、学園等に通いながらそこに勤めるということなのか、どういう形で保育士の資格を取るような計画になってるのか、それについてお答えください。
議長(磯貝正隆) こども育成グループ。
こども育成G(大岡英城) 資格の取り方ございますけども、私どもといたしましては、通信講座等を受講していただきまして、保育士の国家試験で資格を取得していただくというような形で考えてございますので、よろしくお願いいたします。
議長(磯貝正隆) 12番、水野金光議員。
12番(水野金光) この事業計画は1年から3年ということで、通信教育で最短でどれぐらいで、この期間で十分資格を取れるような期間が保証されているのかどうか、それについてもあわせてお答えください。
議長(磯貝正隆) こども育成グループ。
こども育成G(大岡英城) 個人によりますので、何年ということはございませんけども、私ども聞いておる方で、通信で取った方の中では、2年から3年ぐらいの通信講座で資格を取得されたという方も聞いてございますので、働きながら資格を取っていただくには、まずは3年の事業期間の中でお願いしたいというふうに思っております。
議長(磯貝正隆) ほかに質疑もないようですので、これにて質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
反対討論を求めます。
賛成討論を求めます。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
議長(磯貝正隆) 討論もないようですので、これにて討論を終結いたします。
 これより、採決いたします。
議案第52号 平成21年度高浜市一般会計補正予算(第3回)について、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(磯貝正隆) 起立全員であります。よって、議案第52号は原案のとおり可決されました。

議長(磯貝正隆) 以上をもって、本定例会に付議をされました案件全部議了いたしました。
 市長、あいさつ。
〔市長 森 貞述 登壇〕
市長(森 貞述) どうも大変お疲れさまでございました。
 平成21年6月高浜市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 去る6月5日から本日22日までの18日間にわたりまして、私どものほうから提案をさせていただきました諮問1件、議案3件につきましては、それぞれ慎重に御審議を賜り、全案件とも原案のとおり御答申あるいは御可決をいただき、まことにありがとうございました。また、報告7件につきましても、お聞き取りを賜り、ありがとうございました。
 それぞれ御審議の過程でいただきました御意見、御要望に関しまして、十分その意を体し、今後の執行に当たらせていただく所存でございます。
 さて、私ごとではございますが、この6月定例会が、私にとりましての最後の定例会でございます。まだ2カ月余の任期を残しておりますが、この場をおかりいたしまして、お礼のごあいさつを申し上げさせていただきます。
 顧みますと、平成元年9月、高浜市長に就任をさせていただきまして以来、先輩諸氏の御労苦を常に忘れることなく、誠心誠意を信条に、市政進展に邁進をしてまいりました。
 この間、「福祉でまちづくり」を基本姿勢として、まずはホームヘルパー養成を軸とした人材育成に取り組むとともに、介護保険・介護予防の基盤整備、あるいは子育ち・子育て支援、そして障害者施策、また、市民の皆さん方との協働によるまちづくりへと施策を展開してまいることができました。
 また、自治体経営という視点から、簡素で効率的な行政体制の構築、「持続可能な自立した基礎自治体」の確立に向けて、本市独自の構造改革に取り組んでまいることができました。
 こうした中、先月には、市民の皆さん方の御尽力によりまして、市内5小学校区すべてにまちづくり協議会が発足をされ、地域内分権推進の基盤が整うこととなりました。
 また、先ほど人材育成のお話を申し上げましたが、本市の未来をつくっていくのは、結局はそこに住む人でしかありません。ひろば委員会の活動を通じて、住民参加、地域力が新しい扉を開くキーワードになることを実感いたしました。
 まちづくり協議会の活動を拝見いたしますと、豊富な発想力、すぐれた企画力、問題解決能力は、今後の魅力あるまちづくりにとりまして、多くの貴重な御示唆をいただいており、引き続きお力添えを賜りますことを願っております。
 また、職員にあっては、切磋琢磨し、市民の皆さん方の信頼にこたえられる行政運営を遂行されますことを願っています。
 最後に、議員の皆さん方には、市政各般にわたりまして、これまで大所高所からの御指導・御意見を賜りまして、お支えをいただきましたこと、まことにありがとうございました。
 皆さん方には、今後ともさらなる市政進展のために、御支援・御尽力を賜りますようお願いを申し上げますとともに、改めて長い間の御支援・御協力に心から感謝を申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。
 どうも大変長い間ありがとうございました。
〔市長 森 貞述 降壇〕
議長(磯貝正隆) これをもって、平成21年6月高浜市議会定例会を閉会いたします。
 去る6月5日開会以来、本日までの18日間にわたり、終始御熱心に御審議をいただきまして、本日ここにその全議案を議了して閉会の運びとなりました。これに対しまして、厚くお礼を申し上げます。
 また、当局におかれましては、会期中に出されました意見、要望等を十分尊重されまして、今後の施策の上に反映をされますことを強く要望し、閉会の言葉といたします。
 御苦労さまでございました。
午前10時42分閉会