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平成20年6月 第5日

平成20年6月定例会 本会議 第5日

平成20年6月高浜市議会定例会会議録(第5号)

  • 日時 平成20年6月23日午前10時
  • 場所 高浜市議事堂

議事日程

日程第1

議案第41号 高浜市使用料及び手数料条例の一部改正について
議案第42号 高浜市コミュニティプラザの設置及び管理に関する条例の制定について
議案第43号 損害賠償額の決定について
議案第44号 平成20年度高浜市一般会計補正予算(第1回)
議案第45号 平成20年度高浜市病院事業会計補正予算(第1回)
陳情第2号 住民の暮らしを守り、公共サービスの充実、格差の改める、働くルールの確立、平和な世界の実現などを求める陳情
陳情第3号 住民の暮らしを守り、公共サービスの充実、格差の改める、働くルールの確立、平和な世界の実現などを求める陳情
陳情第4号 住民の暮らしを守り、公共サービスの充実、格差の改める、働くルールの確立、平和な世界の実現などを求める陳情

日程第2

任委員会の閉会中の継続調査申出事件について
(日程追加)

日程第3

議案第46号 平成20年度高浜市一般会計補正予算(第2回)

本日の会議に付した案件

議事日程のとおり

出席議員

  • 1番 幸前 信雄
  • 2番 杉浦 辰夫
  • 3番 杉浦 敏和
  • 4番 北川 広人
  • 5番 鈴木 勝彦
  • 6番 磯貝 正隆
  • 7番 佐野 勝已
  • 8番 内藤 皓嗣
  • 9番 吉岡 初浩
  • 10番 寺田 正人
  • 11番 森 英男
  • 12番 水野 金光
  • 13番 内藤 とし子
  • 14番 井端 清則
  • 15番 岡本 邦彦
  • 16番 神谷 宏
  • 17番 小嶋 克文
  • 18番 小野田 由紀子

欠席議員

なし

説明のため出席した者

  • 市長 森 貞述
  • 副市長 杉浦 幸七
  • 副市長 後藤 泰正
  • 教育長 岸本 和行
  • 地域協働部長 大竹 利彰
  • 生活安全グループリーダー 尾崎 常次郎
  • 地域政策グループリーダー 神谷 美百合
  • 文化スポーツグループリーダー 時津 祐介
  • 市民総合窓口センター長 松井 敏行
  • 市民窓口グループリーダー 加藤 元久
  • 市民生活グループリーダー 神谷 坂敏
  • 税務グループリーダー 尾嶌 健治
  • 福祉部長 新美 龍二
  • 地域福祉グループリーダー 森野 隆
  • 介護保険グループリーダー 篠田 彰
  • 保健福祉グループリーダー 長谷川 宜史
  • こども未来部長 前川 進
  • 子育て施設グループリーダー 加藤 一志
  • こども育成グループリーダー 大岡 英城
  • 都市政策部長 小笠原 修
  • 計画管理グループリーダー 深谷 直弘
  • 都市整備グループリーダー 柴田 耕一
  • 上下水道グループリーダー 竹内 定
  • 地域産業グループリーダー 神谷 晴之
  • 行政管理部長 岸上 善徳
  • 人事グループリーダー 鈴木 信之
  • 文書管理グループリーダー 内田 徹
  • 財務経理グループリーダー 鈴木 好二
  • 契約検査グループリーダー 山本 時雄
  • 会計グループリーダー 神谷 克己
  • 病院事務部長 神谷 清久
  • 学校経営グループリーダー 中村 孝徳
  • 監査委員事務局長 鵜殿 巌

職務のため出席した議会事務局職員

  • 議会事務局長 川角 満乗
  • 主査 杉浦 俊彦

議事の経過

議長(内藤皓嗣) 皆さん、おはようございます。
 本日も円滑なる議事の進行に御協力のほどお願い申し上げます。
午前10時00分開議
議長(内藤皓嗣) ただいまの出席議員は全員であります。よって、これより会議を開きます。
 お諮りいたします。
 本日の議事日程は、お手元に配付してあります日程表のとおり決定して異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(内藤皓嗣) 異議なしと認めます。よって、本日の議事日程は、お手元に配付してあります日程表のとおり決定いたしました。
 これより本日の日程に入ります。
議長(内藤皓嗣) 日程第1 常任委員会の付託案件を議題とし、付託案件について、各委員長より審査結果の報告を求めます。
 総務市民委員長、吉岡初浩議員。
 9番、吉岡議員。
〔総務市民委員長 吉岡初浩議員 登壇〕
総務市民委員長(吉岡初浩) おはようございます。
 御指名をいただきましたので、総務市民委員会の御報告をさせていただきます。
 去る6月16日午前10時より、委員全員と市長初め関係職員出席のもと、付託された議案1件、陳情1件についての審査を行いましたので、その経過と結果について御報告を申し上げます。
 議案第41号 高浜市使用料及び手数料条例の一部改正について。
 質疑ありませんでした。
 陳情第2号 住民の暮らしを守り、公共サービスの充実、格差の改める、働くルールの確立、平和な世界の実現などを求める陳情について。
 労働者派遣法の改悪と決めつけているが、すべて改悪であるとは考えていない。また、自治体への要望で公務職場における最低賃金すれすれの状態をなくすことなどは当市での事実確認が十分でないので反対。
 20項目以上にわたる要望を実現することは大変不可能で反対。
 先日も大きな地震があり自衛隊員が必要だと思うので反対。
 今の地域別最賃制では生活保護基準以下の収入しか手にすることができない状況から、貧困と格差の拡大という状況の一つの原因、国への意見書を上げるべきなので賛成の意見がありました。
 採決の結果を申し上げます。
 議案第41号、挙手全員により原案可決。
 陳情第2号、挙手少数により不採択。
 以上が、総務市民委員会に付託された案件に対する審査の経過の概要と結果であります。
 なお、詳細につきましては、議会事務局に委員会記録がありますのでごらんください。
〔総務市民委員長 吉岡初浩議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) ただいまの総務市民委員長の報告に対する質疑に入ります。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
議長(内藤皓嗣) 質疑もないようですので、次に福祉教育委員長、鈴木勝彦議員。
 5番、鈴木議員。
〔福祉教育委員長 鈴木勝彦議員 登壇〕
福祉教育委員長(鈴木勝彦) おはようございます。
 御指名をいただきましたので、福祉教育委員会の御報告をさせていただきます。
 去る6月17日午前10時より、委員全員と市長初め開係職員出席のもと、付託された議案2件、陳情1件について審査を行いましたので、その経過の概要と結果について御報告申し上げます。
 議案第42号 高浜市コミュニティプラザの設置及び管理に関する条例の制定ついて。
 翼小学校区で、まちづくり協議会が3月末で立ち上がり拠点施設もでき上がりますが、今後、翼ふれあいプラザでどのような事業が展開されるのかとの問いに、翼まちづくり協議会の活動は、防犯・防災を柱として、校区の住民の方全員参加による防犯マップの作成、防犯力、コミュニケーションを向上させるためのセルフディフェンス講座、高齢者の方へのふれあい防犯訪問、防災マップを作成して全世帯への配布、マップ情報のパソコン管理など住民相互のコミュニケーションづくりを行いながら、安全・安心に暮らすことができるまちづくりを目指した活動が実施されると考えております。また、翼公民館としての利用も考えておりますので、条例の設置目的の中にもある地域内分権、あるいは地域共生といった拠点としての活用を期待しておりますとの答弁でした。
 また、委員より、吉浜まち協やその他のまち協については設立準備委員会が立ち上がり、まち協への設立の準備が進んでいるようですが、拠点施設はそれぞれどのように考えているのか、また、その話し合いをしているのかとの問いに、まちづくり協議会の拠点は、基本的には地域の方で場所、建物の使い道等について決めていただきます。
 吉浜地区につきましては、高浜市在宅長寿のわがまちづくりの調査のモデル地区に指定されたので、平成18年に地域の方でつくった在宅長寿わがまちづくりプランを踏まえ、吉浜まちづくり協議会で検討委員会を立ち上げ、今、検討をしていただいております。
 高取まちづくり協議会設立準備委員会は、高取公民館の2階の図書室だったところを、今、事務所としてお使いいただいております。
 そして、高浜小学校区につきましては5月27日に設立準備委員会が立ち上がり、旧高浜北部農協跡施設の2階ということで、設立準備委員会の方で了承をいただいております。
 他の委員から、翼ふれあいプラザ内の公民館をまち協が使用した場合の使用料についての問いに、まちづくり協議会の活動として申請して使う場合は無料との答弁でした。
 他の委員から、指定管理者を決めるに当たり、公平に、機会均等に社会的運用がされ、手続を経ておるのかとの問いに、今回、指定管理者制度を導入できる規定として盛り込まさせていただきました。この6月補正で予算450万円を管理委託料として計上しておりますが、これは指定管理者を導入するということではなく、業務委託ということで7月1日からお願いするものであり、指定管理者として管理委託をするものではありません。将来的には、まちづくり協議会が地域で担っていこうということで地域の財である公の施設を管理されるのが望ましいと考えます。当面は、まだ立ち上がったところであり、指定管理者という位置づけでお願いするのではなく、業務委託という中で管理をお願いするものです。
 将来的には、指定管理ということも当然ながら想定されるということで、今回、この条例の中にはそういう位置づけをさせていただきました。
 公正ということについては公の施設を管理していただきますので、標準的な書式を使い的確にその業務を行っていただくよう契約させていただきますとの答弁でした。
 また、委員より、施設を市民全体が公平に使う管理運営というのが求められると思うが、その点の配慮と検討がされているのかとの問いに、地域内分権を推進するという前提でのまちづくり協議会であるので、本来なら行政がすべてを担う部分について、地域の皆さん方がその事業を自主的に企画提案されたその事業について、市のほうは財源あるいは権限を担保するものであり、公平に管理運営されるものと考えておりますとの答弁でした。
 また、委員より、まちづくり協議会の活動計画、実施内容について、行政に報告する制度的なものはあるのかとの問いに、交付金として出している以上、それに対する報告書を出していただき、その内容については確認させていただきますとの答弁でした。
 他の委員より、翼小学校敷地内にある集会場等について使用機能は変わるのかとの問いに、翼公民館の拠点としてはプラザ内の方に、児童センター、翼小学校については目的外使用として、広く市民の方々に開放しておりますとの答弁でした。
 議案第44号 平成20年度高浜市一般会計補正予算(第1回)について。
 障害者自立支援給付事業について、今回の補助金の大きな原因として挙げられるのが通所率の低迷だと思うが、その理由はどのようなことか、また、精神障害者の通所率が低くなっている理由は何かという問いに、一つ目として、通所率の低い理由は就労に結びついたことによる通所率の低下で、就労に結びつかれる方は、比較的通所率が高く、就労に結びつくことによって施設全体の通所率を下げることを招いた。二つ目として、日割り化のメリットとして、利用者が他の福祉施設の利用が可能となったということで、そのことによる通所率の低下。三つ目として、精神障害者の方の通所率の低さというものが挙げられると思います。特に、精神障害者の方につきましては、季節だとか時間等により作用されるという面が多分にあり、定期的な通所が困難となるための通所率の低下だということを事業者の方から伺っているとの答弁でした。
 委員より、どこまで通所率が上がれば、経営基盤の安定につながるのかとの問いに、平成20年4月の収支状況を見ると、就労移行支援事業で62.7%、生活介護事業で80.6%の通所率で黒字となっている。このことから、利用契約者の変動がないものとして、また賞与、借入金の返済等といった特定の支払いを加味すると、それぞれサービスにおいて、最低でも5%以上の上乗せが必要ではないかと考えているとの答弁でした。
 また、チャレンジサポートたかはまの経営改善がどのように行われているのかとの問いに、昨年の11月に利用者の確保対策、利用者の通所率の向上対策を盛り込んだ経営改善計画・行動計画というものを策定し、利用者の獲得のための広報活動、または通所率の向上のために自助努力を行っているとの答弁でした。
 他の委員より、通所率の低下の理由にサービス料、1割負担というのが大きく影響をしているのではないかという問いに、授産所安立、チャレサポに通所してみえる方で利用料の関係で通えないというお声は届いておりませんとの答弁でした。
 委員より、授産所高浜安立が旧法の知的通所授産ということで今回対象になっていないが、法律の関連が違うにしても目的は一緒であると思うが考えを聞かせてくださいとの問いに、授産所安立の今後につきましては、新体系に向けて23年度末までには新しい体系に持っていく方向で、市内のいろいろなサービス事業所等々と調整をして、どのような施設に新体系を持っていかれるかというのは、現在、検討中であると聞いている。市としては、今後、状況等見ながら、どういった支援が必要なのかということも当然のことながら考えていくとの答弁でした。
 他の委員より、県の補助金で児童生徒健全育成事業の中のみどりの教室モデル事業補助金で、高取小学校がモデル校として指定されましたが、対象としては何年生か、どのような学習が行われるのかとの問いに、緑のカーテンをつくるということで、既にアサガオ、ヘチマ、ゴーヤを植えつけ実施しております。対象学年としては、1年の3クラス、いずみ学級という知的障害の特別支援学級が対象区で温度を測定するものでありますとの答弁でした。
 陳情第3号 住民の暮らしを守り、公共サービスの充実、格差の改める、働くルールの確立、平和な世界の実現などを求める陳情について。
 委員より、この陳情の3号の中にある「市場化テストや安易な民営化」、それから「民間委託は行わないこと」がありますが、税の使われ方で一番大きなウエートを占めるのは人件費であると思います。同じサービスを提供してもらえるならば、よりコストが安いほうがよいと思います。また、少ない人件費で質のよいサービスが提供されるならば、市の業務の民営化が推進され、なおスリム化になると思いますので、よってこの陳情には反対いたしますとの意見。
 他の委員より、当市は窓口業務の民営化というものが進められており、行政サービスの非常に中心的な業務で住民のプライバシーを守っていくことの必要性と行政が負うべき責任をみずからきちっと実施していくという点で、この民間委託は大変問題であり、法律的にもこれは疑問だとされる。これは市場化テスト法の関連でも言われてきておる内容で、公務を公務員がきちっと行うように戻すということは大事な内容であって、ぜひ、これを採択するよう私は求めて、賛成討論としますとの意見でした。
 採決の結果を申し上げます。
 議案第42号及び議案第44号、いずれも挙手全員により原案可決。
 陳情第3号、挙手少数により不採択。
 以上が、福祉教育委員会に付託された案件に対する審査の経過の概要と結果であります。
 なお、詳細につきましては、議会事務局に委員会記録がありますのでごらんください。
〔福祉教育委員長 鈴木勝彦議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) ただいまの福祉教育委員長の報告に対する質疑に入ります。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
議長(内藤皓嗣) 質疑もないようですので、次に建設病院委員長、内藤とし子議員。
 13番、内藤議員。
〔建設病院委員長 内藤とし子議員 登壇〕
建設病院委員長(内藤とし子) 御指名をいただきましたので、建設病院委員会の御報告をさせていただきます。
 去る6月18日午前10時より、委員全員と市長初め関係職員出席のもと、付託された議案2件、陳情1件について審査を行いましたので、その経過の概要と結果について御報告申し上げます。
 議案第43号 損害賠償額の決定について。
 損害賠償金の金額の算定はどのようにされたのかとの問いには、損害賠償金の算定根拠については患者様御本人と弁護士で4回交渉、金額については弁護士と高浜市にて協議し、最終的には高浜市が決定したものです。損害賠償請求事件の判例を参考に、後遺障害慰謝料、人工透析費用及び逸失利益を検討して決定いたしましたとの答弁でした。
 逸失利益はどのような根拠で算定されたのかとの問いには、長時間人工透析を要するため、患者御本人の奥様の介護などの必要性等から逸失利益を見る必要があるとして算定していますとの答弁でした。
 病院民間移譲後の問題として、保険というのはどういう形になるのかとの問いには、病院賠償責任保険については、契約約款の中に、保険期間中に損害賠償請求がなされた場合に限り損害を補てんするという項目があります。医療事故のもとになる医療行為をした日に保険に加入していたかではなく、患者様側から、具体的に損害請求があった日に加入していたかが補てんの原因となります。ですから民間移譲されるまでに損害賠償請求期間延長担保の追加条項、これが本病院賠償責任保険において設定されていますので、こちらの契約を締結すれば、保険による補てん期間が5年間延長できると聞いています。費用については5年間一時払いで53万円程度であると聞いておりますとの答弁でした。
 逸失利益ということで和解している場合、示談書なり和解文書なりがつくってあると思うがどうか。また、再度、逸失利益の請求が出てくる可能性があるがこの辺の意見はとの問いに、高浜市の代理人である弁護士と御本人様との間で示談書を締結しており、締結以降については、異議等を申し立てしないことが明記してありますとの答弁でした。
 次に、議案第45号 平成20年度高浜市病院事業会計補正予算(第1回)については、今年度中に病院改革プランを出さなければいけないと思うがとの問いには、当院も策定をし、公表する予定をしています。1点目については、今年度に関しての経営の効率化について述べなさいとなっていますので、今年度、経営に関して努力をしてまいりますということを盛り込んでいます。2点目、再編ネットワークについてはあり得ませんので、ここの部分については回答する必要はなしという意見です。3点目については、経営形態の見直しで、ここについては私どもと医療法人豊田会との進みぐあいをその都度報告させていただいて、実際に内容が確定した段階で策定・公表という段取りでおります。平成21年の1月の公表に向けて策定の準備をしていますとの答弁でした。
 陳情第4号 住民の暮らしを守り、公共サービスの充実、格差の改める、働くルールの確立、平和な世界の実現などを求める陳情について。
 委員から、平成19年12月に総務省から出された公立病院改革ガイドラインの中にある、公立病院改革の目指すものという部分において、地域において真に必要な公立病院の姿は、安定した経営のもとで良質な医療を継続して提供することが求められる。このため医師を初めとする必要な医療スタッフを適切に配置できるよう、医療機能を備えた体制を整備するとともに、経営の効率化を図り、持続可能な病院経営を目指すものとすると明確にうたっており、この意味を理解していない陳情だと思うから反対などと意見が出ました。
 他の委員から、自治体病院においては経営改善を強いられている状況であり、地域医療を守るといった観点からも、ガイドラインというものを検討せざるを得ないことからこの陳情には反対。
 他の委員から、今回のガイドラインは果たすべき四つの役割と四つの経営形態の選択肢が示されており、公立病院としては改革のいわゆる目印として賛成できる。特に、本市のように民間移譲が決まった場合、公立病院が担っている不採算医療の継続を求める条件を協議せよとなっていることから私の考えと合致しますので、この陳情には反対しますとの意見が出ました。
 採決の結果を申し上げます。
 議案第43号及び議案第44号、いずれも挙手全員により原案可決。
 陳情第4号、挙手なしにより不採択。
 以上が、建設病院委員会に付託された案件に対する審査の経過の概要と結果であります。
 なお、詳細につきましては、議会事務局に委員会記録がありますのでごらんください。
〔建設病院委員長 内藤とし子議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) 13番議員。議案番号が間違えて発表され。
建設病院委員長(内藤とし子) 45号ですね。失礼しました。
議長(内藤皓嗣) 43号を45号に。
建設病院委員長(内藤とし子) 43号はいいけど、45号です。44号が45号です。
議長(内藤皓嗣) 44号を45号に訂正するということですね。
建設病院委員長(内藤とし子) 済みません。
議長(内藤皓嗣) ただいまの建設病院委員長の報告に対する質疑に入ります。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
議長(内藤皓嗣) 質疑もないようですので、委員長報告並びに質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。
 2番、杉浦辰夫議員。
〔2番 杉浦辰夫議員 登壇〕
2番(杉浦辰夫) おはようございます。
 それでは、議長のお許しをいただきましたので、市政クラブを代表し、議案第44号 平成20年度高浜市一般会計補正予算(第1回)について、賛成の立場で討論させていただきます。
 障害者福祉をめぐるこれまでの動向を振り返ってみますと、平成12年の社会福祉基礎構造改革により、利用者の自己選択と自己決定を保障するため措置から契約へと支援の考え方の大転換がなされ、これを受け、平成15年度からいわゆる支援費制度がスタートしました。さらに、精神障害の方が対象となっていなかったことや、確固たる財源が確保されていなかったことといった支援費制度の問題点を解消し、障害のある方の地域における自立した生活を支援する体制をより充実するため、平成18年度からは障害者自立支援法が新たにスタートし、今の姿に至ったわけであります。
 このような中で、本市においては平成19年4月に、社会福祉法人同善福祉会が経営するチャレンジサポートたかはまが開所しましたが、これは障害者自立支援法の目指す地域での自立した生活を支援するという考え方を先駆的に実践しようとするものであり、折しも、市長のマニフェストにおいて、障害のある方の働く場の確保または企業就労のための訓練の場の確保が掲げられており、市としても時期が適したものとして、その実現に向け積極的な支援を行ってきたものと承知しています。
 このチャレンジサポートたかはまでは、障害のある方の一般企業等への就労に向けた訓練を行う就労移行支援事業と、比較的障害の重い方の日中の居場所を提供するための生活介護事業が実施されているところであります。昨年度は1年間で4名の方が就労に結びついたという話を聞いています。また、これまで全く障害福祉サービスを利用していなかった方、特に精神障害の方が多く利用され始めたと伺っています。このことは一定の評価に値するものであり、今後も障害のある方の支援を引き続き行っていかなければなりません。
 一方、現在、政府の経済財政諮問会議において、経済財政改革の基本方針、いわゆる骨太の方針2008の策定に向けた議論が行われているところであります。この骨太の方針では、これまで毎年、聖域なき改革により、社会保障費の自然増の抑制が示されてまいりました。
 そのような厳しい財政状況の中で、支援を行う事業所においては、企業努力を重ねられた上で何とか経営を継続されているというところも出てまいりました。
 さらに障害者自立支援法の言うところの利用者本位のサービス提供を実施しなければならない中で、事業所にとっては相当苦しい経営を迫られる状況が出てきたところです。
 障害者自立支援法の基本理念である障害者が地域で暮らせる社会にしていくためには、一定の成果を上げている新体系サービスを行っている事業所を支援していかなければなりません。
 本議案につきましては、今後も、障害のある方の就労支援を強化し、日中の居場所を引き続き提供していくための予算でありますから、高く評価したいと思います。
 事業所の経営安定化は、同時に支援の安定化を図るものでありますので、予算執行に当たっては早期の対応、確実な実施をお願い申し上げるとともに、国に対しても制度の改善を訴える必要性があると考えますので、さまざまな方面から要望をお願いし、議案第44号に対する賛成討論といたします。
〔2番 杉浦辰夫議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) 次に、3番、杉浦敏和議員。
〔3番 杉浦敏和議員 登壇〕
3番(杉浦敏和) おはようございます。
 議長のお許しをいただきましたので、陳情2号、3号、4号、住民の暮らしを守り、公共サービスの充実、格差の改める、働くルールの確立、平和な世界の実現などを求める陳情に対して、一括にて、市政クラブを代表して反対の立場で討論をさせていただきます。
 陳情書の内容は、公務・公共サービスの拡充のみの視点を強調し、行政の組織及び運営の効率化及び合理化の視点が欠落した内容となっているためであります。
 地方自治が住民の責任と負担によって運営されるものである以上、常に能率的かつ効率的に処理されなければなりません。すなわち、地方自治法第2条第14項において、地方公共団体には、最少の経費で最大の効果を挙げることが常に強く要請されているところであります。
 また、同条第15項においては、地方公共団体は、常にその組織及び運営の合理化に努めるべきことがうたわれており、地方自治行政を能率化、効率化するためには、その組織及び運営の合理化を図ることは重要な事柄であります。
 国・地方を取り巻く財政状況は、大変厳しい状況にありますが、このような中においても、しっかりとした公共サービスをしていくためには、地方公共団体においては、民間にできることは民間にゆだね、簡素で効率的な行政を実現することが求められております。
 以上、申し上げましたことを踏まえ、まず、陳情第2号の記述3、労働法制の改悪に反対し、働く人の権利を守ることについての政府への要望として、労働者派遣法の改悪云々と決めつけられておられますが、すべて改悪であるとは考えておりません。
 また、自治体への要望として、公務職場における最低賃金すれすれの状態をなくすことなどを求めておられますが、当市の事務系の臨時職員の時間額は880円と聞いており、その他の事柄も含めまして、陳情の内容は、事実確認が十分でない、事実に基づいた内容となっていない点を指摘させていただきます。
 次に、陳情3号の記述1の自治体への要望に、市場化テストや安易な民営化・民間委託は行わないこととありますが、税の使われ方で一番大きなウエートを占めるのは人件費であり、同じサービスを提供してもらえるならば、よりコストが安いほうがよいと思います。
 また、少ない人件費で質のよいサービスが提供されるならば、市の業務の民営化を推進すれば、市のスリム化にもなります。
 最後に、陳情4号、自治体への要望の公立病院改革ガイドラインに基づく計画は策定せず、地域医療を守る施策を行うことについてですが、平成19年12月に総務省から公表された公立病院改革ガイドラインの中にある第1章第2項の公立病院改革の目指すものにおいて、基本的な考え方を地域において真に必要な公立病院の姿は、安定した経営のもとで良質な医療を継続し提供することが求められる。このため、医師を初めとする必要な医療スタッフを適切に配置できるような必要な医療機能を備えた体制を整備するとともに、経営の効率化を図り、持続可能な病院経営を目指すものとすると明確にうたっております。この意味を全く理解していない陳情だと考えます。この公立病院改革ガイドラインの考え方は非常に理解できますし、これに基づき策定されるべきとも考えます。総務省からの義務づけであることも含め、当市では既にガイドラインに基づく計画を策定し、愛知県に提出しております。よってこの陳情には反対とさせていただきます。
 以上をもって、陳情2号、3号、4号に対しての反対討論を終わります。
〔3番 杉浦敏和議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) 次に、14番、井端清則議員。
〔14番 井端清則議員 登壇〕
14番(井端清則) 陳情第2号、3号及び4号につきまして、日本共産党市議団を代表して、賛成の立場から討論いたします。
 陳情2号では、陳情項目の一つに、現行の地域別最低賃金を生活保護基準以上に引き上げること。当面、時間額1,000円以上、日額7,500円以上、月額15万円以上の実現を図るよう政府に要望する内容のものがありますが、このことに賛成をするものであります。
 その理由は、最低賃金額は、最低賃金法3条で三つの決定基準として、労働者の生計費、類似の労働者の賃金、事業の支払い能力を挙げております。
 ところが、実際には生計費は無視され、大企業から格差を押しつけられた中小企業の低い賃金実態と、その支払い能力をもとに都道府県ごとに分断して決められていることから、今日大きな地域格差と貧困の拡大を広げているその原因の一つになっておりまして、早急に生計費に基づく水準にするよう、その改善が必要だと考えるからであります。
 さて、このような中、今月20日、政府と労使代表でつくる成長力底上げ戦略推進円卓会議は、最低賃金を、5年間で生活保護基準を下回らないこととともに、小規模事業所の高卒初任給の最も低い水準まで引き上げることで合意をいたしたところであります。まさに、最低賃金額の大幅引き上げが今日、時流となっていることを痛感するとともに、最低賃金法の抜本的改正を図るべきだと考えるものであります。
 陳情4号では、当市に、公立病院改革ガイドラインに基づく計画は策定せず、地域医療を守る施策を行うことを要望しておりますが、このことに賛成をするものであります。
 その理由は、総務省は、ガイドラインで三つの視点、経営効率化・病院機能の再編とネットワーク化・経営形態の見直しに関して提起をし、具体的な計画を策定するよう公立病院に促しておりますが、ガイドラインから見えてくるものは、病院数、病床数を削減して、いかに国と地方の財政支出を削減するかを目指すものでありまして、医療格差の改めるや医師不足の解決策、さらに高齢化に向けた地域医療体制の充実・確保の観点が全くないからであります。
 例えば、経営効率化では、3年間で病院の経常収支が黒字になる計画策定を求め、目標達成のための取り組みとして、民間委託や給与体系の見直し、病床削減などを例示しておりますし、病院機能の再編とネットワーク化では、二次医療圏域内にある公立病院などは統廃合を検討し、医師の集約化などを図り、拠点となる中核病院を設定して、その周辺に診療所などを配置する、いわゆるサテライト・衛生構想が提案をされております。さらに経営形態の見直しでは、コスト削減を推進するための体制づくりとして、指定管理者制度の導入や民間移譲などの選択肢を示していることなどを見ても明らかであります。
 さて、当市は今、経営形態の見直しでは、市立病院の運営を公的運営から指定管理者制度の導入へと切りかえをしようといたしましたけれども、これが協議不調で失敗に終わり、今度は民間移譲に切りかえようとしております。しかしながら民間移譲は、行政が病院事業から撤退することになり、休日・夜間の救急受け入れなど不採算医療の復活・継続が期待できなくなること、病院運営は経営者次第となることや、住民の関与もできなくなるなどの問題があるものであります。さらに、第5次総合計画に示された医療計画では、病状や緊急度に応じ、いつでも的確かつ迅速な救急医療を提供できるよう、市立病院における24時間患者受け入れ体制をより一層充実していきますなどとした計画に市長みずからが背を向けるもので、問題だと言わなければなりません。
 したがって、このような問題を抱える病院運営の見直しを改め、真に地域医療を守る施策を行うことを当市に要望する本陳情に賛成するものであります。
 最後に、陳情2号の審査時に、公明党議員から、国も地方も財政難の中、あれもこれもという20項目以上の要望をされているが、これを実現することは大変不可能だととらえて陳情に反対する、こういう意見が出されました。
 公明党が、このような考えで反対するのなら、公明党は市長に提出した平成20年度予算要望書で、あれもこれもと100項目近くの要望書を出していることをどう説明するのでしょうか。
 道理に合った意見を述べられるよう苦言を呈して討論といたします。
〔14番 井端清則議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) 以上をもって、討論は終結いたしました。
 これより、採決いたします。
 議案第41号 高浜市使用料及び手数料条例の一部改正について、総務市民委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第41号は原案のとおり可決いたしました。
 次に、議案第42号 高浜市コミュニティプラザの設置及び管理に関する条例の制定について、福祉教育委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第43号 損害賠償額の決定について、建設病院委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第44号 平成20年度高浜市一般会計補正予算(第1回)について、福祉教育委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第44号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第45号 平成20年度高浜市病院事業会計補正予算(第1回)について、建設病院委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第45号は原案のとおり可決されました。
 次に、陳情第2号 住民の暮らしを守り、公共サービスの充実、格差の改める、働くルールの確立、平和な世界の実現などを求める陳情について、総務市民委員長の報告は不採択でありますが、採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立少数であります。
 次に、不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、陳情第2号は不採択とすることに決定いたしました。
 次に、陳情第3号 住民の暮らしを守り、公共サービスの充実、格差の改める、働くルールの確立、平和な世界の実現などを求める陳情について、福祉教育委員長の報告は不採択でありますが、採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立少数であります。
 次に、不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、陳情第3号は不採択とすることに決定いたしました。
 次に、陳情第4号 住民の暮らしを守り、公共サービスの充実、格差の改める、働くルールの確立、平和な世界の実現などを求める陳情について、建設病院委員長の報告は不採択でありますが、採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立少数であります。
 次に、不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、陳情第4号は不採択とすることに決定いたしました。
議長(内藤皓嗣) 日程第2 常任委員会の閉会中の継続調査申出事件についてを議題といたします。
 各常任委員長より、お手元に配付してありますとおり
 総務市民委員会
 一つ 環境行政について
 一つ 市民相談業務について
 一つ 広報広聴行政について
 一つ 収納業務について
 福祉教育委員会
 一つ 行政改革について
 一つ まちづくり行政について
 一つ 福祉行政について
 一つ 子育て支援事業について
 一つ 教育行政について
 建設病院委員会
 一つ 建設行政について
 一つ 病院事業について
 以上の事項について、会議規則第98条の規定により、委員の任期まで閉会中も継続して調査したい旨、議長に申し出がありました。
 お諮りいたします。
 各常任委員長の申し出のとおり、これを閉会中の継続調査申出事件とすることに異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(内藤皓嗣) 御異議なしと認めます。よって、各常任委員長の申し出のとおり、委員の任期まで閉会中の継続調査申出事件とすることに決定いたしました。
 ここで、6月18日に議会運営委員会が開催されましたので、その結果の報告を求めます。
 議会運営委員長、森 英男議員。
 11番、森議員。
〔議会運営委員長 森 英男 登壇〕
議会運営委員長(森 英男) 御指名をいただきましたので、議会運営委員会の御報告を申し上げます。
 6月18日に委員全員出席のもと、議会運営委員会を開催いたしました。
 市長より、議案第46号の議案1件が追加提出され、この取り扱いについて検討をいたしました結果、本日、日程を追加することとし、議案の取り扱いについては即決で行うことに決定をいたしました。
 皆さん方の御協力をお願いを申し上げ、報告といたします。
〔議会運営委員長 森 英男 降壇〕
議長(内藤皓嗣) ただいま、議会運営委員長の報告がありました。
 ここで、市長より発言を求められていますので、発言を許可いたします。
 市長。
〔市長 森 貞述 登壇〕
市長(森 貞述) 今定例会の開会の冒頭で御配慮のほどをお願いを申し上げておりました追加議案について概要を申し上げます。
 本日、提案をいたします案件は、議案第46号といたしまして一般会計第2回の補正予算をお願いするものでございます。
 これは、原油・原材料高の影響により、愛知県信用保証協会の信用保証により融資を受けられた市内中小企業者の方に対します信用保証料補助金について、増額の補正をお願いするものでございます。
 詳細につきましては、担当部長より説明をいたさせますので、慎重御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げまして、提案とさせていただきます。
〔市長 森 貞述 降壇〕
議長(内藤皓嗣) お諮りいたします。
 ただいま、市長より、議案第46号が追加提出され、これを受理いたしました。
 この際、これを日程に追加いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(内藤皓嗣) 御異議なしと認めます。よって、議案第46号を日程に追加することに決定いたしました。
議長(内藤皓嗣) 日程第3 議案第46号 平成20年度高浜市一般会計補正予算(第2回)についてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
 行政管理部長。
行政管理部長(岸上善徳) それでは、議案第46号 平成20年度一般会計補正予算(第2回)について御説明申し上げます。
 まず、補正予算書の5ページをお願いをいたします。
 今回の補正予算は、歳入歳出それぞれ1,700万円を追加し、補正後の予算総額を123億3,598万円といたすものでございます。
 次に、補正予算説明書の18ページと20ページをお願いいたします。
 その予算の内容でございますが、7款1項2目商工業振興費の中小企業支援事業における高浜市信用保証料補助金では、原油・原材料高対応資金としての愛知県経済環境適応資金の融資に対する信用保証料補助金制度の緩和措置の期間延長による申請件数の増加に伴い1,700万円を計上いたし、その財源として、17款1項1目基金繰入金の財政調整基金からの繰入金1,700万円を計上いたしております。
 以上が一般会計補正予算の概要でございます。何とぞ慎重な御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
議長(内藤皓嗣) これより質疑に入ります。
 12番、水野議員。
12番(水野金光) ただいま説明あったわけですが、これは、たしか昨年の12月かなんかに緊急の原油高・原材料高の融資ということで、昨年度実績があるわけですが、これは、昨年度がどの程度の実績で、今回の1,700万円というのは、どういった想定によるものかということと、それから、地元のそういう業者がこの予算の執行に伴って、どの程度経営の支援になっているのか、その辺の評価はどのように昨年の実績当たりでしているのかという点について、まず確認をします。
議長(内藤皓嗣) 地域産業グループ。
地域産業G(神谷晴之) 今の実績についてでございますけど、平成19年度につきましては、環境適応資金の石油関係におきまして12月17日から適用しておりまして、支援の保証額につきましては3億9,780万円となっておりまして、保証料の支援につきましては574万8,300円となっております。
 平成20年度におきましての支援額におきましては、軽油、油関係につきましては45件で5億9,600万円の保証をしております。保証金額の補助につきましては954万900円となっております。
 以上でございます。
議長(内藤皓嗣) 12番、水野議員。
12番(水野金光) ただいま金額とこれがあったわけですが、今回1,700万円という予算では、どの程度の件数を想定しているのかということと、それから昨年度のそういう実績で、中小業者がそういった支援によって経営を救済するというような点で、効果をどういうふうに評価しているのかと。せっかくの予算を執行するので、その点でそういった事例等がありましたら説明をお願いします。
議長(内藤皓嗣) 地域産業グループ。
地域産業G(神谷晴之) 件数につきましては、先ほど述べさせていただきましたように、かわら関係で、昨年度につきましては12件で1億4,000万円ほどの融資のほうの保証をしております。
議長(内藤皓嗣) 都市政策部長。
都市政策部長(小笠原 修) ただいまの原油・原材料高の高騰の効果ということでございますが、これは御承知のとおり窯業界にあっては大変厳しい状況でございます。
 それで、20年の3月の定例会の一般質問、水野議員の一般質問の折にもちょっとお話ししております。これが最近3年間において7件ほどの企業が廃業、倒産しておるということで答弁をさせていただいておりますが、最近ますます原油高等が加速されておりまして、そんな中で財産を処分するというんですか、そういった企業の話も聞いておりますが、少しでもこういった補助が、そういった地域産業の振興とか強化を図る上で企業に対しては大いに助かっておるということで私たちのほうはとらえております。
 以上です。
議長(内藤皓嗣) 地域産業グループ。
地域産業G(神谷晴之) 済みません。先ほどの見込みにつきましては、おおむね100件ほどを見込んでおります。それで金額的には1,700万円ということでお願いしております。
議長(内藤皓嗣) 12番、水野議員。
12番(水野金光) そういった100件の見込みに当たって、例えば地域のそういうかわら工業組合とかそういうものの市場調査というのか、要望調査なんかされた上での提案かどうかお願いします。
議長(内藤皓嗣) 都市政策部長。
都市政策部長(小笠原 修) 企業のほうから別にこれといってアンケートをとるとか、そういったことはしておりません。
議長(内藤皓嗣) ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(内藤皓嗣) ほかに質疑もないようですので、これにて質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 反対討論を求めます。
 賛成討論を求めます。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
議長(内藤皓嗣) 討論もないようですので、これにて討論を終結いたします。
 これより、採決いたします。
 議案第46号 平成20年度高浜市一般会計補正予算(第2回)について、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第46号は原案のとおり可決されました。
議長(内藤皓嗣) 以上をもって、本定例会に付議されました案件全部を議了いたしました。
 市長、あいさつ。
〔市長 森 貞述 登壇〕
市長(森 貞述) どうも大変お疲れさまでございました。
 平成20年6月高浜市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 去る6月6日から本日23日までの18日間にわたりまして、私どものほうから提案をさせていただきました諮問1件、議案6件につきましては、それぞれ慎重に御審議を賜り、全案件とも原案のとおり御答申あるいは御可決を賜り、また、報告5件につきましても、お聞き取りを賜り、まことにありがとうございました。
 それぞれの御審議の過程でいただきました御意見、御要望に関しましては、十分その意を体し、今後の執行に当たらせていただく所存でございます。
 議員の皆さん方には、一層の御指導、御鞭撻を賜りますことをお願い申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。
 大変どうもありがとうございました。
〔市長 森 貞述 降壇〕
議長(内藤皓嗣) これをもって、平成20年6月高浜市議会定例会を閉会いたします。
 去る6月6日開会以来、本日までの18日間にわたり、終始御熱心に御審議いただきまして、本日、ここにその全議案を議了して閉会の運びとなりましたことに対して、厚く御礼を申し上げます。
 当局におかれましては、会期中に出されました意見、要望等を十分に尊重されまして、今後の施策の上に反映されますことを強く要望し、閉会の言葉といたします。
 ありがとうございました。
午前10時57分閉会