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平成20年12月 第5日

平成20年12月定例会 本会議 第5日

 平成20年12月高浜市議会定例会会議録(第5号)

  • 日時 平成20年12月18日午前10時
  • 場所 高浜市議事堂

議事日程

日程第1

議案第67号 高浜市税条例の一部改正について
議案第68号 高浜市職員の整理退職者に対する退職手当の特例に関する条例の制定について
議案第69号 高浜市職員の勧奨退職者に対する退職手当の特例に関する条例の一部改正について
議案第70号 高浜市南部ふれあいプラザの指定管理者の指定について
議案第71号 高浜市立図書館及び高浜市立郷土資料館の指定管理者の指定について
議案第72号 高浜市生涯学習施設の指定管理者の指定について
議案第73号 高浜市立高浜南部公民館の指定管理者の指定について
議案第74号 高浜市スポーツ施設等の指定管理者の指定について
議案第75号 高浜市介護予防拠点施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について
議案第76号 高浜市宅老所の指定管理者の指定について
議案第77号 高浜市ものづくり工房「あかおにどん」及び高浜市サロン赤窯の指定管理者の指定について
議案第78号 高浜市IT工房「くりっく」の指定管理者の指定について
議案第79号 高浜市全世代楽習館の指定管理者の指定について
議案第80号 高浜市心身障害児福祉施設みどり学園の指定管理者の指定について
議案第81号 高浜市公共駐車場の指定管理者の指定について
議案第82号 財産の無償譲渡について
議案第83号 財産の無償貸付について
議案第84号 高浜市病院事業の設置等に関する条例及び高浜市立病院の料金に関する条例の廃止について
議案第85号 平成20年度高浜市一般会計補正予算(第4回)
議案第86号 平成20年度高浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2回)
議案第87号 平成20年度高浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第1回)
議案第88号 平成20年度高浜市介護保険特別会計補正予算(第2回)
議案第89号 平成20年度高浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)
議案第90号 平成20年度高浜市水道事業会計補正予算(第1回)
議案第91号 平成20年度高浜市病院事業会計補正予算(第2回)
請願第1号 介護職員の人材確保の意見書採択を求める請願
陳情第10号 「協同労働の協同組合法」早期制定の国会への意見書提出の陳情
陳情第11号 福祉・医療など社会保障の施策拡充についての陳情
陳情第12号 介護・福祉など社会保障の施策拡充についての陳情
陳情第13号 医療など社会保障の施策拡充についての陳情
陳情第14号 自主共済制度の保険業法の適用除外を求める国への意見書の採択を求める陳情
陳情第15号 商工会を中心とした地域商工業振興に対する支援体制の拡充についての陳情
陳情第16号 高浜市商工会事業活動支援についての陳情
(日程追加)

 日程第2

議案第92号 高浜市国民健康保険条例の一部改正について

本日の会議に付した案件

 議事日程のとおり

出席議員

  • 1番 幸前 信雄
  • 2番 杉浦 辰夫
  • 3番 杉浦 敏和
  • 4番 北川 広人
  • 5番 鈴木 勝彦
  • 6番 磯貝 正隆
  • 7番 佐野 勝已
  • 8番 内藤 皓嗣
  • 9番 吉岡 初浩
  • 10番 寺田 正人
  • 12番 水野 金光
  • 13番 内藤 とし子
  • 14番 井端 清則
  • 15番 岡本 邦彦
  • 16番 神谷 宏
  • 17番 小嶋 克文
  • 18番 小野田 由紀子

欠席議員

なし

説明のため出席した者

  • 市長 森 貞述
  • 副市長 杉浦 幸七
  • 副市長 後藤 泰正
  • 教育長 岸本 和行
  • 地域協働部長 大竹 利彰
  • 生活安全グループリーダー 尾崎 常次郎
  • 地域政策グループリーダー 神谷 美百合
  • 文化スポーツグループリーダー 時津 祐介
  • 市民総合窓口センター長 松井 敏行
  • 市民窓口グループリーダー 加藤 元久
  • 市民生活グループリーダー 神谷 坂敏
  • 税務グループリーダー 尾嶌 健治
  • 収納グループリーダー 中谷 展明
  • 福祉部長 新美 龍二
  • 地域福祉グループ主幹 森野 隆
  • 介護保険グループリーダー 篠田 彰
  • 保健福祉グループリーダー 長谷川 宜史
  • こども未来部長 前川 進
  • 子育て施設グループリーダー 加藤 一志
  • こども育成グループリーダー 大岡 英城
  • 都市政策部長 小笠原 修
  • 計画管理グループリーダー 深谷 直弘
  • 都市整備グループリーダー 柴田 耕一
  • 上下水道グループリーダー 竹内 定
  • 行政管理部長 岸上 善徳
  • 人事グループ主幹 内藤 克己
  • 文書管理グループリーダー 内田 徹
  • 財務経理グループリーダー 鈴木 好二
  • 契約検査グループリーダー 山本 時雄
  • 会計グループリーダー 神谷 克己
  • 病院事務部長 神谷 清久
  • 学校経営グループリーダー 中村 孝徳

職務のため出席した議会事務局職員

  • 議会事務局長 川角 満乗
  • 主査 杉浦 俊彦

議長(内藤皓嗣) 皆さん、おはようございます。
 開会前に御参集いただきまことにありがとうございました。去る12月16日、長年にわたり市政の進展と議員・議会活動に多大な御尽力をいただきました森 英男議員が御逝去されました。ここで故人に哀悼の意をあらわし、黙祷をささげたいと存じます。
 皆さん、御起立をお願いいたします。
〔黙祷〕
議長(内藤皓嗣) ありがとうございました。
議事の経過
議長(内藤皓嗣) 皆さん、おはようございます。
 ここで申し上げます。
 去る12月16日、長年にわたり市政の伸展と、正副議長を初め常任委員会委員長などの要職を務められ、議員・議会活動に多大な御尽力をいただきました森 英男議員が御逝去されました。ここに哀悼の意をあらわすとともに、私ども議員一同、故人の意をくみ市政の発展に貢献すべく決意を新たにして、今後も一層の議員・議会活動に邁進していただきますようお願い申し上げます。
 それでは、本日も円滑なる議事の進行に御協力のほどお願い申し上げます。
午前10時00分開議
議長(内藤皓嗣) ただいまの出席議員は17名であります。よって、これより会議を開きます。
 お諮りいたします。
 本日の議事日程は、お手元に配付してあります日程表のとおり決定して異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(内藤皓嗣) 異議なしと認めます。よって、本日の議事日程は、お手元に配付してあります日程表のとおり決定いたしました。
 これより本日の日程に入ります。
議長(内藤皓嗣) 日程第1 常任委員会の付託案件を議題とし、付託案件について、各委員長の審査結果の報告を求めます。
 総務市民委員長、吉岡初浩議員。
 9番、吉岡初浩議員。
〔総務市民委員長 吉岡初浩議員 登壇〕
総務市民委員長(吉岡初浩) おはようございます。
 私どもの仲間の森議員が御逝去されました。皆さん、本当に長い間一緒に議員活動をされてきた、その思い出がたくさんあると思います。御冥福をお祈りいたします。
 それでは御指名をいただきましたので、去る12月11日午前10時、委員全員と市長初め関係職員出席のもと、付託された議案6件及び陳情3件について審査を行いましたので、その経過と結果について御報告いたします。
 初めに、9日の総括質疑で医療職から事務職への任用がえを選択した職員の給料の減額状況を報告されました。
 議案第67号 高浜市税条例の一部改正については質疑はありませんでした。
 議案第68号 高浜市職員の整理退職者に対する退職手当の特例に関する条例の制定について。
 委員より、退職金が本人に届くルートとして、高浜市からと退職手当組合からの二つのルートがあるかとの問いに、高浜市は今回の特例条例に基づく加算分を対象となる退職者に支払い、退職手当組合は組合条例の規定により、普通退職に比べて上乗せになる高浜市が負担して組合に払う部分と、組合条例の規定に基づく退職金を全整理退職者に支払うとの答弁でした。
 退職金の支払いの予定日はとの問いに、退職手当組合からの退職金の支払いは例年4月の末に、高浜市からの退職手当の加算分は4月の中旬に支払いを予定しているとの答弁でした。
 他の委員より、退職手当組合と本件の条例との違いは年齢的な違いだけかとの問いに、支給率は別として年齢50歳以上、勤続年数25年以上の優遇枠を少し広げ、勤続年数20年以上、年齢45歳以上を対象にしている。2%加算の対象者以外、全職員に1%加算をしているとの答弁でした。
 加算率についての意見とその論議の過程はとの問いに、2%加算は高浜市の勧奨退職者に対する特例条例に制度的に合わせている。1%加算の部分は全職員を対象にし、2%加算の5割分を設定しているとの答弁でした。
 加算率等の特段の配慮の事例はとの問いに、福岡県のほうのある例では3%というところがあり、退職時に給料を上げた別のところもあるとの答弁でした。
 常勤技師3名の方が行政職に任用されると減額がされるが、特段の配慮をすべきではないかとの問いに、一般事務職への任用がえ者を含んで、豊田会以外への転籍者には措置は考えていない。地域医療を継続するために人材が不可欠なので、豊田会に勤務していただける職員に激変緩和の優遇措置を設けた。任用がえを希望する方は総合的に判断して選択したものと考えているとの答弁でした。
 勧奨退職者と本件の退職手当の差額はとの問いに、勤続期間5年の方は勧奨退職者に対する支給率が5カ月分に対し、整理退職者が7月5日カ月分、勤続期間が10年では勧奨退職者が支給率10に対して、整理退職者は15で、勧奨退職者よりも整理退職者の方が支給率が大きくなっているとの答弁でした。
 議案第69号 高浜市職員の勧奨退職者に対する退職手当の特例に関する条例の一部改正については質疑ありませんでした。
 議案第85号 平成20年度高浜市一般会計補正予算(第4回)について。
 委員より、総合住民情報管理事業、ソフトウエア開発修正委託料は国の事情による修正業務なのに、なぜ一般財源で対応するかとの問いに、全国市長会、全国町村会から財政支援措置を要望している。国は地方交付税、例えば3万9,000世帯を想定している標準団体として、2,200万円の措置を講じているとの答弁でした。
 1,200万円の委託料に対してどれぐらいの交付税算定が見込まれるかとの問いに、試算上で700万円相当ぐらいとの答弁でした。
委員より、所管が入り組んだ予算編成になっている。所管をまたいで質問できる等について委員長から、議運の委員長に伝える要望の発言がありました。
 議案第86号 平成20年度高浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2回)については質疑ありませんでした。
 第89号 平成20年度高浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)については質疑ありませんでした。
 陳情第10号 「協同労働の協同組合法」早期制定の国会への意見書提出の陳情について。
 委員より、労働保護法規の適用のあり方など問題を整理しなければ難しいが、内容につきましては問題ないので趣旨採択をとの意見。
 他の委員より、協同組合が出資・労働・経営を三位一体のもととした仕組みで機能するものととらえれば、法制化に向けての働きかけは必要と考え趣旨採択をとの意見。
 他の委員より、国会内では合意形成があり法制化に向けた取り組みを進めている。少しでも雇用が安定するように法的な整備で運営を確立させていくのは非常に大事で賛成との意見。
 陳情第11号 福祉・医療など社会保障の施策拡充についての陳情について。
 委員より、受益者に一定の負担は当然で、施策の拡充は財政的にも大変厳しい中で、これ以上、無理と考え反対との意見。
 他の委員より、中学校卒業まで医療費無料制度を現物給付で実施してくださいとあるが、高浜市は受益と負担の理念で助成制度も年齢の拡大を図りつつ実施がされているので、反対との意見。
 他の委員より、趣旨の中に高齢者は早く死ねとか、廃止せよという怒りの声が広がっているとあるが、ちょっと過激な言葉過ぎるので反対との意見。
 他の委員より、陳情趣旨並びに陳情項目、そのすべてに賛成との意見。
 陳情第14号 自主共済制度の保険業法の適用除外を求める国への意見書の採択を求める陳情について。
 委員より、新保険業法等の一部を改正する法律は消費者保護が目的。意見書案に記されている憲法で保障された結社の自由や団体の自治権を侵しているとは考えられないので本陳情には反対。
 他の委員より、2年間の移行期間が既に設けてあり、既に契約者保護が法改正によって十分に図られているので反対。
 他の委員より、自主的に、本当に自主的、悪質でない共済事業をやっている小さな団体についてはかなり厳しい規制がかかったり、自主共済が解散に追い込まれるというのも現実問題に起こっている。適用除外は全く異論のないところから本件に賛成。
 以上が審査の概要でございます。
 採決の結果を申し上げます。
 議案第67号、議案第69号、議案第86号、議案第89号は、挙手全員により原案可決。
 議案第68号、議案第85号は、挙手多数により原案可決。
 陳情第10号、挙手多数により趣旨採択。
 陳情第11号、陳情第14号は、挙手少数により不採択。
 以上が総務市民委員会に付託された案件の審査の概要と結果の報告です。
 詳細につきましては議会事務局に委員会記録がありますので、ごらんください。
〔総務市民委員長 吉岡初浩議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) ただいまの総務市民委員長の報告に対する質疑に入ります。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
議長(内藤皓嗣) 質疑もないようですので、次に福祉教育委員長、鈴木勝彦議員。
 5番、鈴木勝彦議員。
〔福祉教育委員長 鈴木勝彦議員 登壇〕
福祉教育委員長(鈴木勝彦) おはようございます。改めて、森 英男議員の御冥福をお祈り申し上げ、進めさせていただきます。
 それでは御指名をいただきましたので、福祉教育委員会の御報告をさせていただきます。
 去る12月12日午前10時より、委員多数と市長初め関係職員出席のもと、付託された議案13件、請願1件、陳情1件について審査を行いましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。
 議案第70号 高浜市南部ふれあいプラザの指定管理者の指定について。
 指定管理者が障害者の自立支援に関して、具体的にどのような取り組みを行ってきたのか、それをどう評価したのかとの問いに、就労支援では喫茶パン工房での自立支援と南部ふれあいプラザの周辺道路の清掃による地域美化活動などの取り組みが評価されましたとの答弁でした。
 また、市はプラザに対して、直接どのような支援をしているのか、まちづくり協議会の支援とその関係はどのようになっているのかの問いに、喫茶パン工房のほかに本年度から企業体験実習を事業所体験実習に改め、授産所高浜安立とチャレンジサポートたかはまに加え、新たに20年度からは「ふるふる」も対象にして障害者の方の自立支援に向けて対応をいたしておりますとの答弁でした。
 議案第71号 高浜市立図書館及び高浜市立郷土資料館の指定管理者の指定について。
 候補者選定の決め手となったものはどのようなものであるかとの問いに、選定は選定評価委員会において選定基準を定め、総合評価方式により選定させていただきました。候補者の図書館流通センターは図書館を専門とする専門業者であり、図書館運営に対する専門性の高さが選定評価委員会の皆さんに高く評価された結果であると考えておりますとの答弁でした。
 市民リクエスト制度などによる図書の購入サービスは継続されるのか、また出版社ルートに乗らない書籍の購入についてはブックスタート事業や、学校連携図書館ボランティアが行っている図書啓発活動については継続されるのかの問いに、図書の収集リクエスト等については市の財産であるので、市との協議により行います。自費出版等によるものは図書館の書籍の選定基準に従い収集してまいります。指定管理者を公募する際には現在の図書館の行っているサービスを公募要領、仕様書等により定めており、現在の種々の事業、学校との連携、読書啓発などの事業は今後も継続し、さらに指定管理者事業者の提案により、発展していくものと考えておりますとの答弁でした。
 指定管理者の事業、サービスのチェック体制についてはとの問いに、指定管理者制度導入施設のモニタリングに関する基準、指定管理者の評価に関する指針を定めており、担当グループがモニタリングを行い、選定評価委員会が引き続き、外部評価として随時モニタリングや年度モニタリング等を実施し、サービスの水準の確保に努めてまいりたいと考えておりますとの答弁でした。
 郷土資料館についての企画や提案はとの問いに、郷土を知るという有効活用のため、夏休み等に親子を対象とした調べ学習講座の開講、また夏休み、土曜、日曜に郷土資料館を開放して、学習相談デスク等を設置していくという提案がなされておりますとの答弁でした。
 他の委員より、指定管理者制度の修繕料の費用負担についての問いに、図書館の場合は100万円が修繕料として盛り込み、修繕については市と協議をして執行残が出た場合は市に返納していただきますとの答弁でした。
 議案第72号 高浜市生涯学習施設の指定管理者の指定について。
 生涯学習を推進に市は具体的にどのように取り組んできておるのかとの問いに、生涯学習基本構想、基本計画に基づき、生涯学習の基本となる考え方は個人の自発的な思いにより行われるものであり、学校教育との大きな相違点であるので、自発的団体や個人の生涯学習への取り組みを支援して事業展開をしております。指定管理に関する部分では、生涯学習講座の開設等を直接行っていきますとの答弁でした。
 議案第73号 高浜市立高浜南部公民館の指定管理者の指定について。
 候補者選定評価採点結果で収支予算の管理に関する経費節減の部分で、評価点が低いのはどのような内容かとの問いに、指定管理業務内容が建物等維持管理及び貸し館という指定管理業務であり、管理費が主体となり、それ以上の提案が出しにくいということでありますとの答弁でした。
 南部公民館の従業員の雇用問題について、どのような提案がなされているのかとの問いに、港小学校区の地域住民を積極的に雇用してまいりたいと思いますとの答弁でした。
 議案第74号 高浜市スポーツ施設等の指定管理者の指定について。
 指定管理者の選定基準はとの問いに、スポーツ振興法によりスポーツ振興計画の国及び愛知県の計画に位置づけられる総合型地域スポーツクラブであり、クラブの目的とするスポーツの振興、健康の増進、青少年の健全育成などが、市の進めているスポーツ振興と目的が一致していることから、高浜スポーツクラブを選定したとの答弁でした。
 議案第75号 高浜市介護予防拠点施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について、質疑ありませんでした。
 議案第76号 高浜市宅老所の指定管理者の指定について、質疑ありませんでした。
 議案第77号 高浜市ものづくり工房「あかおにどん」及び高浜市サロン赤窯の指定管理者の指定について、質疑ありませんでした。
 議案第78号 高浜市IT工房「くりっく」の指定管理者の指定について、質疑ありませんでした。
 議案第79号 高浜市全世代楽習館の指定管理者の指定について。
 学童保育と不登校相談事業にはどのような専門家を配置しているのかとの問いに、児童クラブに保育士1名、不登校相談員が1名との答弁でした。
 楽習館の運営をどのように評価しているのかとの問いに、不登校児童等について、毎月の相談活動のメモと記録を市教育委員会のほうに報告してもらいますとの答弁でした。
 他の委員より、ブラジル系の親が解雇となり、ブラジル系の学校から公立学校に移動して不登校になった場合の対応はとの問いに、ブラジルの子が楽習館に不登校として来たときは、市の外国人通訳者と連携をとり、順次その保護者、児童・生徒等と相談活動を行える体制はできておりますとの答弁でした。
 議案第80号 高浜市心身障害児福祉施設みどり学園の指定管理者の指定について、質疑ありませんでした。
 議案第85号 平成20年度高浜市一般会計補正予算(第4回)。
 がんばる商店街推進事業補助金についての問いに、人形小路の会の活動で、菊まつり、七夕、5月の花まつり、3月の雛めぐりといった年間を通した四季折々の事業に対しての補助金ということでありますとの答弁でした。
 がんばる商店街推進事業補助金の何年補助事業として認めてもらえるのかとの問いに、原則2年ですが、同じ内容ではなく新しい要素が加わって、いい事業であるという評価が得られれば2年以上の補助も可能ですとの答弁でした。
 JAあいち中央高浜北部支店跡施設改修工事に伴う高浜まちづくり協議会の拠点施設の改修完了時期はとの問いに、耐震診断の結果から耐震改修工事が必要となったことから、繰越明許費として計上し、工事に入るのは2月ぐらいから5カ月間工事期間を見込み、7月ぐらいに完成ということで考えておりますとの答弁でした。
 議案第88号 平成20年度高浜市介護保険特別会計補正予算(第2回)、質疑はありませんでした。
 請願第1号 介護職員の人材確保の意見書採択を求める請願について。
 後期高齢者要介護認定者の増加などから、介護職員の大幅増加は必要と思われる。しかし、現在の日本の経済状況や少子高齢化社会の進む中、さまざまな制度をトータルで考える必要があると思い、今回の請願に対しては趣旨採択をと複数意見。
 他の委員より、介護職員を取り巻く環境は他産業と比較して、低い賃金と厳しい労働環境であり退職者が続出するという現実があり、人材確保の上でも政府自身も改善が必要だと認識しており、早急に人材確保ができる環境を整備するということからも、趣旨採択ではなく賛同を求めますとの意見。
 陳情第12号 介護・福祉など社会保障の施策拡充についての陳情について。
 少子高齢化が進んでいる中、後に生まれる世代の負担が上がり、受益と負担の関係において世代間格差が生じてくることとなり、この陳情には反対との意見が複数。
 他の委員より、来年の4月から始まる第4期介護保険料の設定に当たって、高齢者の生活実態を踏まえた、特に低所得者に対する配慮や、その減免制度、さらに妊産婦健診の14回など、必要な最小限の福祉を求める内容であり、賛成との意見。
 採決の結果を申し上げます。
 議案第70号、挙手全員により原案可決。
 議案第71号、議案第72号、議案第73号及び議案第74号、いずれも挙手多数により原案可決。
 議案第75号、議案第76号、議案第77号及び議案第78号、いずれも挙手全員により原案可決。
 議案第79号、挙手多数により原案可決。
 議案第80号、議案第85号及び議案第88号、挙手全員により原案可決。
 請願第1号、挙手多数により趣旨採択。
 陳情第12号、挙手少数により不採択。
 以上が福祉教育委員会に付託された案件に対する審査の経過の概要と結果であります。
 なお、詳細につきましては議会事務局に委員会記録がありますので、ごらんください。
〔福祉教育委員長 鈴木勝彦議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) ただいまの福祉教育委員長の報告に対する質疑に入ります。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
議長(内藤皓嗣) 質疑もないようですので、次に建設病院委員長、内藤とし子議員。
 13番、内藤とし子議員。
〔建設病院委員長 内藤とし子議員 登壇〕
建設病院委員長(内藤とし子) 御指名をいただきましたので、建設病院委員会の御報告をさせていただきます。
 去る12月15日午前10時より、委員全員と市長初め関係職員出席のもと、付託された議案8件、陳情3件について審査を行いましたので、その経過の概要と結果について御報告申し上げます。
 議案第81号 高浜市公共駐車場の指定管理者の指定について、質疑ありませんでした。
 議案第82号 財産の無償譲渡について、議案第83号 財産の無償貸付について、議案第84号 高浜市病院事業の設置等に関する条例及び高浜市立病院の料金に関する条例の廃止について。
 委員より、82号、83号、84号について一括質疑としてほしいとの提案があり、異議なしとなりました。
 委員より、覚書の中で理事会、運営委員会、連絡調整会議が開かれるとなっているが、その内容が議会へどのように報告されるのかとの問いに、理事会については予算と決算の年2回、運営会議については2カ月に1回、高浜分院連絡調整会議は必要時に開催するとなっているとの答弁でした。
 3年間は経常損失を補てんするわけだが、参考資料3に損益が平成21年度で見ると3億6,160万円ありますが、財政支援の年度別需要計画の平成21年を見ると3億5,400万円と約760万円、財政支援のほうが下回っているが、この意味を示してくださいとの問いに、病院経営基盤強化対策事業の補助金の中に運営費に要する経費と、移譲に伴う施設改修工事費の減価償却相当額と、2本立てになっております。この移譲に伴う施設改修工事費の減価償却相当額について、およそ2億円の経費がかかり、それを減価償却させていただくという話です。当初、医療法人豊田会側からはこの2億円について、25年間で償還させていただくお話で、高浜市側は毎年800万円ずつ費用化の予定でした。実際に参考資料3の豊田会から示されている医業損益の費用の中の減価償却費の欄には毎事業年度、800万円の数字が含まれています。しかし、協議を進める中で医療法人豊田会側から25年かけて分割で償却していただくには、キャッシュの持ち出し期間が長いこと、なおかつその部分に対して利子補給することも考えていなかったので、できれば10年間でお返しいただけないかというお話になりました。内部で協議をしまして、相手方の意向に沿う形で2億円を10年でお返しする形となり、減価償却分を800万円から2,000万円へ置きかえをしました。その差額分のおよそ800万円が資料3の数字と食い違っているということですとの答弁でした。
 医療法人に対して、地域医療の救急医療振興事業として、人口比率で毎年度4,145万円の支出がありますが、高浜市立病院が救急外来を受けていたときは、高浜市としてはどのぐらい救急外来に対して負担しておったのかとの問いには、救急医療に対しての活動費補助金は自治財政局が示している繰出基準に沿った形で、額については平成11年度から平成18年度までについては、およそ1,000万円から1,300万円程度の数字で推移していますとの答弁でした。
 参考資料の3で外来患者数が22年度から23年度にかけて、アップ率が31.6%とかなりの数がふえていますが、この根拠はとの問いに、医療法人豊田会からは外来の平均患者数について、各診療科ごとの細かい明細は示していただいていないが、外来患者がふえていく原因としては、総合検診とか、成人ドッグといった健診機能を充実させることにより、その健診から外来患者を拾っていく部分の伸びが大きいと承っていますとの答弁でした。
 他の委員より、職員の激変緩和の補助金が3年間になっているが、5年間実施ということで配慮しているところもあると聞くが、なぜ3年と決めたのかとの問いに、病院運営費補助金の期間が3年間で、そちらの期間に合わせた。退職金の特例条項と平成21年の6月期の期末勤勉手当額の補てん、こういったことも考えていますとの答弁でした。
 建物や医療機器の減価償却費に係る固定資産税はどれぐらいになるのか、高浜市にとって貴重な財産だと思うが、無償譲渡するのはなぜかとの問いに、建物の減価償却費についてはおよそ8,400万円で医療機器の減価償却費は4,600万円の計上です。有償譲渡した場合は、国及び県に補助金を返還する義務が生じてしまいます。また、財務局から借りている企業債についても繰上償還を強いられることになりますとの答弁でした。
 救急医療の4,145万円の振興事業の計上があるが、地元で入院もさせられないのに補助金を出すというのは合理的な理由がないと思うがとの問いには、すべて医療型ではあるが112床の入院病床があり、肺炎などの経過観察入院については、引き続き受け入れをしていただくことになっていますとの答弁でした。
 病院の土地の有償貸付はどれぐらいで貸してみえるのか、無償貸付となっているがどれぐらい減免しているのかとの問いに、病院の敷地は8,169.98平方メートルで有償貸付とした場合は標準課税額の4%に3分2の減免額を講ずる形となりますので、実際の貸付料はおよそ年額437万円程度になります。ただし、市長が医療法人豊田会の理事になり経営に参画していくということから、土地についても無償貸付する考えでありますとの答弁でした。
 21年度の補助金5億円についても新聞で見て、1年間だけだと受け取っている方もいる。市民にきちんとこういう数字も伝えて、市民の声も聞いてからにしてほしい。医師会からも同じ意見が出ている。今回の締結は中止すべきとの問いには、市民の方への周知は市民と行政のまちづくり懇談会とか、生きがい教室の場面で説明をしています。周知不足のところは高浜市のホームページや広報を通じてPrに努めていきますとの答弁でした。
 他の委員より、補助金に関して刈谷市が豊田会に対して出している補助金と、高浜市が出す補助金が同等レベルという考え方でよいのかとの問いには、外来患者及び入院患者のうち高浜市民が7月8日%を占めている。これは高浜市民の人口に対しますと1.37倍の市民が受診をされているという実態があります。救急外来についても高浜市民が8%を占めているということから、医療の役割分担をすることが重要であるということと、医療の継続性を図り、市民の声を病院の運営に反映させるために医療法人豊田会の理事として、経営参画するということも含めて総合的に判断をし、補助をさせていただくということですとの答弁でした。
 高浜市として、高浜分院があることの必要性を感じているのか、この協定が破談になった場合想定上どのように考えてみえるのかとの問いには、受診者の考え方自体が専門性の高い病院、高度医療を行える病院というものを望まれておるのは現実であります。当市の近隣に位置する地域の中核病院は入院期間が14日という縛りを持つ病院が多く、救急医療、初期医療が終われば退院を促す状況となっています。回復期医療の継続を必要とする患者については近隣病院に転院紹介があり、在宅医療に向けて家族への介護指導や機能回復のためのリハビリテーションの継続などの診療計画を立て、療養病床が在宅復帰の一助になっています。平成20年12月4日に覚書を締結し、21年4月1日の移譲ということで合意していますが、例えば、公設公営でこのまま21年度も運営するような状況になりますと、平成20年度で運営資金がゼロになってしまいますので、21年度から運営資金全額をすべて一般会計から繰り入れをしなければ、病院運営が成り立ちません。勤務している職員自体の意欲も低下し、他の病院に職を探す動きになってしまい、外来は維持できるかもしれませんが、病棟が維持できなくなり、診療所で対応が十分可能となり、病院の機能がなくなると廃院ということも考えなければならないという状況になりますので、早く結論を出していただくのが一番だと考えていますとの答弁でした。
 他の委員より、医療法人豊田会に対する補助金の総額としては、どのようになるのかとの問いに、平成21年度から23年度までの総額9億8,468万8,000円で、平成24年度以降の病院事業運営費補助金と施設改修費整備費補助金の10年間の総額としては、おおむね30億9,150万円ほどになると思いますとの答弁でした。
 豊田会が将来撤退というような状態になったとき、建物や医療機器の撤退条件は詰めてあるのかとの問いに、撤退ということはないとは思っております。ただし、覚書に建物や医療機器は移譲日現在の現状融資で無償譲渡で履行しないときには、当然覚書を解除することが生じてきますので、覚書が解除されれば返還という形になってくると思いますとの答弁でした。
 議案第85号 平成20年度高浜市一般会計補正予算(第4回)、議案第87号 平成20年度高浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第1回)、議案第90号 平成20年度高浜市水道事業会計補正予算(第1回)、いずれも質疑ありませんでした。
 議案第91号 平成20年度高浜市病院事業会計補正予算(第2回)。
 委員より、この会計が閉じられた後、高浜市としてどのような負担がふえてくるのか、その返済についてはどのように考えておられるのか、また返済額はとの問いに、今後一般会計に資産や負債を引き継ぎますが、企業債については9億8,000万円程度の残債が残っています。現在、財務局と調整をしていますが、繰上償還の必要は現段階では生じないと聞いていますので、毎事業年度半年賦元利均等償還で負担をしていく形で2本の借り入れを行っていまして、平成10年3月25日に借り入れた企業債は償還終期が平成40年3月1日、平成11年2月19日に借り入れたのは終期は平成40年9月25日です。毎年の返済額は償還額は元金、利息を合わせて年額は6,194万3,360円ですとの答弁でした。
 他の委員より、土屋副院長も今年度に入ってからは医師集めもしていないというお話しがありましたが、そういう面でも不十分さがあります。民間移譲は中止すべきですとの発言がありました。
 陳情第13号 医療など社会保障の施策拡充についての陳情。
 委員より、この陳情には超高齢化社会が進行しつつある現状では、従来型の社会保障制度を維持していくためには人口割合の減少している現役世代が人口割合の増加している高齢者に対して負担を続けると、世代間格差の原因となって、制度疲弊を起こしていることは明らかで、時代に合った社会保障制度に切りかえていく必要があると考えるので反対。 
 他の委員より、後期高齢者医療制度は医療制度を守るための制度であり、実態に即しての改善も行われているので反対。
 他の委員より、医師の大幅増員と書かれているが、医師の粗製乱造が医療事故につながったことから社会的な問題になった。この経験から言うとふやせばいいというものではない。看護師不足の大きな原因は入院患者と看護師の比率で診療報酬が決まる、俗に言う7対1看護の導入が大きいと考えるので、これらの理由から反対との意見でした。
 陳情第15号 商工会を中心とした地域商工業振興に対する支援体制の拡充についての陳情。
 委員より、地域経済の活性化の観点から、適正な価格による地元中小企業者、とりわけ商工会員を優先した受注機会の確保、拡大など特段の配慮を要望するとあります。この文章だけ見ると、商工会員以外の中小企業者は二の次のような感じを受けますので、趣旨採択でという意見。
 他の委員より、当市においても商工会との連携を持った自治体の活動は非常に大事なところですが、商工会員を優先するというふうにとられる文面はそのまま受け入れることができませんので趣旨採択。
 他の委員より、金融機関の審査要件に経営指導員の指導実績を盛り込め、そして盛り込んだ上で金融機関の審査厳格化を緩和し、責任共有制度を導入せよと言っているわけですが、金融機関にとっては審査というのは命だと思っており、次に責任共有制度については商工会が銀行を目指すのか、あるいは商工会に焦げつき対応資金という名の税金投入にならないのか心配になる。以上のような理由で趣旨採択との意見でした。
 請願第16号 高浜市商工会事業活動支援についての陳情。
 委員より、2番、3番、5番などは特に大事で賛成します。
 他の委員より、大事な陳情だと思うが、5番のところに高浜市企業誘致等に関する条例の推進という部分が入っています。これは大手企業を誘致するための条例であり賛成できませんが、他の部分については賛成ですので、趣旨採択でお願いします。
 他の委員より、この不況下の中、今後減ってくる税収をいかに安定させるかということを考えると、非常に大事なところであるので賛成。
 他の委員より、日本は着実に大不況に向かっている。サブプライムローンが取り上げられているが、これからが本番になってくる。こういう時代に商工会の活動は重要だと思うので賛成との意見でした。
 次に、採決結果を申し上げます。
 議案第81号、議案第82号、議案第83号、議案第84号、議案第85号、議案第87号、議案第90号、議案第91号、いずれも挙手全員により原案可決。
 陳情第13号、挙手なしにより不採択。
 陳情第15号、挙手全員により趣旨採択。
 陳情第16号、挙手全員により採択。
 以上が建設病院委員会に付託された案件に対する審査の経過の概要と結果であります。
 なお、詳細につきましては議会事務局に委員会記録がありますので、ごらんください。
〔建設病院委員長 内藤とし子議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) ただいまの建設病院委員長の報告に対する質疑に入ります。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
議長(内藤皓嗣) 質疑もないようですので、委員長報告並びに質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。
 12番、水野金光議員。
〔12番 水野金光議員 登壇〕
12番(水野金光) それでは、届け出をいたしました議案第71号、議案第72号、議案第73号、議案第74号及び議案第79号について、日本共産党議員団を代表して反対討論を行います。
 議案第71号 高浜市立図書館及び高浜市立郷土資料館の指定管理者の指定についての討論に入ります。
 公立図書館は教育機関として位置づけられ、文化、学術に関する事業を継続的に行うことが求められる施設で、市民が文化、学術のよりどころとする極めて公共性の高い施設であります。高浜市は今回この市立図書館の管理運営を株式会社図書館流通センターに指定しましたが、そのねらいとして民間に委託することにより、管理運営費を削減し、図書購入の充実を図ることや、民間ノウハウの活用による効率化などを理由に挙げていますが、これらのメリットは公設公営でも取り組んでいることであり、さらなる効率的運営は可能であり、指定管理者を導入しなければならない理由に当たりません。公立図書館を営利目的の企業に指定管理者として運営を委託することによる問題点について、社団法人日本図書館協会は図書館の指定管理者制度適用について期間を区切って指定管理者を指定することにより、継続的なサービスの提供が保障されなくなる問題点や、利用料無料の図書館運営を営利目的の株式会社に委託することは、おのずから無理があると指摘しています。
 また、図書館は他の図書館との連携による補う機能でサービスの充実が図られていますが、公立図書館の運営を、異なる民間企業が各自治体の図書館を管理するようになれば、各図書館間の連携もスムーズにいかなくなる問題点も指摘されています。高浜市がこれまで図書館を運営して来たノウハウや、司書の培ってきた専門性や郷土資料館に対する造詣などの継承ができなくなるマイナスははかり知れません。さらに、高浜市が図書館の運営から手を引くことにより、市が持っている図書館運営のノウハウを維持できなくなり、今後、図書館運営の専門的な企画力も後退することは避けられません。
 こうしたことから、今後とも公立図書館の管理運営について市が責任を持った運営を継続するためにも市の専門職員による公的運営は欠かせません。
 以上、問題点を指摘して反対討論といたします。
 次に、議案第72号 高浜市生涯学習施設の指定管理者の指定についての反対討論に入ります。
 本案は公民館等の生涯学習施設の指定管理者を引き続き高浜市総合サービス株式会社に指定するものでありますが、今日までの高浜市総合サービス株式会社による施設の管理運営業務を見てみますと、施設の維持管理及び受付業務などの事務的作業が中心になっています。これらの管理業務を的確に処理することを前提として、生涯学習施設の運営に当たってもう一つ重要な業務は、公民館を活用した旺盛な学習、文化、芸術などの活動が展開できるようにする企画を進め、施設利用者と職員、あるいは施設利用者同士の交流を促進するために専門の指導員の配置が求められます。住民の生涯学習意欲をより系統的、総合的に成長させる上で、少なくとも施設のセンター的役割を果たす中央公民館には専門職員を配置し、施設利用者の求めに応じた対応ができるようにすべきです。 
 社会教育に対する基本的な知識や経験などの相談や助言の対応ができるような体制を構築するためには、生涯学習施設の管理運営は公設公営に戻すことが必要であることを指摘し、反対討論とします。
 次に、議案第73号 高浜市高浜南部公民館の指定管理者の指定についての反対討論に入ります。
 南部公民館の指定管理者はこれまで高浜市総合サービス株式会社が実施していましたが、今回は港小学校区の住民や各種団体が協力し合って、地域安全活動事業や介護予防事業などを展開している特定非営利活動法人高浜南部まちづくり協議会に指定管理者を変更する提案になっています。
 地域に密着した施設運営を重視した提案になっていますが、高浜南部公民館は生涯学習施設の一つであることにかわりありません。その点では議案第72号と同じように、生涯学習を旺盛に展開させるために、社会教育に対する基本的な知識や経験などの相談や助言の対応ができるような体制を構築することが求められることから、管理運営は公設公営に戻すことが必要であることを指摘し、反対討論といたします。
 次に、議案第74号 高浜市スポーツ施設等の指定管理者の指定についての反対討論に入ります。
 本案は体育センターや碧海グランドなどのスポーツ施設の指定管理者を前回に引き続き特定非営利活動法人高浜スポーツクラブに指定し、スポーツ振興等の事業を委任するものであります。
 これらのスポーツ施設は市民がスポーツ施設の利用を通じて、心身の健康増進や生涯学習を旺盛に展開するための管理運営が求められます。そのため、管理運営に当たっては施設管理を責任を持って行うとともに、一つの重要な業務としてスポーツ振興を推進するため企画、運営、指導する体制を整備しなければなりません。こうした取り組みを保障するために、市が責任を持って体育指導員を配置するなどの措置が必要です。
 高浜市が文化スポーツの分野で幅広く市民が参加し、生き生きと活動するスポーツのまちにするためにも、安上がりの施設管理が目的の指定管理者による運営の見直しを求めて反対討論といたします。
 次に、議案第79号 高浜市全世代楽習館の指定管理者の指定についての討論に入ります。
 本案は全世代楽習館の指定管理者に、特定非営利活動法人全世代楽習塾を指定し、介護、認知症予防や児童クラブの運営事業、不登校相談事業などを委任するものでありますが、児童クラブ運営に当たってはシルバーの方による運営体制や施設の制約で、児童の活発な運動をしたいとの要求に対応し切れていません。こうしたことから、児童クラブの運営については行政が直接責任を持って運営すべきです。
 また、不登校相談事業についても、市の教育委員会が責任を持って運営すべき事業で、こうした事業を民間の特定非営利活動法人に任せるという運営手法は不適切と言わざるを得ません。
 以上、問題点を指摘し、反対討論を終わります。
〔12番 水野金光議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) 次に、2番、杉浦辰夫議員。
〔2番 杉浦辰夫議員 登壇〕
2番(杉浦辰夫) 議長のお許しをいただきましたので、通告してあります議案第70号から議案第74号と、議案第76号から議案第81号の指定管理者の指定についてすべて賛成であり、その中で議案第71号 高浜市立図書館及び高浜市立郷土資料館の指定管理者の指定について及び議案第73号 高浜市立高浜南部公民館の指定管理者の指定について、賛成の立場で討論させていただきます。
 まず、議案第71号 高浜市立図書館及び高浜市立郷土資料館の指定管理者の指定については、今回本議案に際し、指定管理者として指定する株式会社図書館流通センターは、1979年出版界の総意により、社団法人日本図書館協会整理事業部の業務を継承する形で設立され、Trcマークとして知られる書誌データベースは公共図書館のインフラとして全国で8割のシェアを占め、学校図書館業務を手がけるとともに、指定管理者実績も47館を数えるなど公立図書館の運営について多くのノウハウを有しており、同社が母体となった「NPO図書館の学校」、「日本児童教育振興財団」と「図書館を使った調べる学習コンクール」を開催していると聞いております。
 本市の図書館の運営は近年の子供の図書離れを解消し、豊かな感性を身につけるため、子供読書活動を展開しております。指定管理者として図書館と学校、地域、団体との連携活動の実績は本市の連携のあり方を継続・発展することに役立てるものであると思われます。
 また、図書資料の充実に関しては1,450万円の資料購入費としており、直営運営時に比べ5割近く多くなり、図書館の生命線でもある資料の充実とその活用が図られると考えられます。このことは本市の図書館の運営の特徴でもあり、基本方針でもある子供読書活動、子育て支援としての児童図書のなお一層の充実と、シニア層やビジネス支援としての図書資料の整備等という限られた財源の中で、多様な資料の整備を図る観点からも有効に働くものと考えられます。
 また、資料の量的な面のみならず日々出版される膨大な書籍データを管理しており、市民の皆さんの多様な要望に対して、迅速な対応を期待するものです。
 加えて、地域による利用格差の解消として、だれでもが好きな本を手に取ることができる、いつでもどこでも図書館構想についても、受け渡し拠点での配本を継続するとともに、身体に障害のある方や来館が困難な高齢者に対して自宅配送サービスを行うなど、さらなる発展が見込まれております。
 このように高浜市が進めてきた特徴ある図書館運営を継続させるとともに、民間として全国的規模で図書館流通を担う高度な専門性あるノウハウの活用は、図書館運営をさらに発展させる可能性があると期待するものであります。
 本議案は図書館及び郷土資料館運営に当たって、市民サービス向上の面、図書資料の充実の面、図書館運営の継続発展面及び運営に必要な専門的知識を有し、他公立図書館の指定管理実績からふさわしい団体として賛成するものであります。
 次に、議案第73号 高浜市立高浜南部公民館の指定管理者の指定についてでは、社会教育法においては第20条において、公民館は市町村その他一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、もって住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に貢献することを目的とするとされており、高浜南部公民館においては、この一定区域は港小学校区であると考えられます。今回の指定管理として指定する高浜南部まちづくり協議会は、南部ふれあいプラザの指定管理として実績に加え、隣接する高浜南部公民館の管理運営業務による効率的、効果的運営が図られるものと思われます。
 またそれ以上に公民館活動の担い手とまちづくり協議会の担い手となる、各種団体は重層的な部分も多くあり、地域における福祉の向上という目指す方向も同一であるとも言えます。このような観点から高浜南部公民館の指定管理者として、まちづくり協議会による運営管理は地域課題の解決を学びながら実践していく生涯学習活動との融合の面からも、先駆的な試みとして大いに期待されるものであり、本案に賛成するものであります。
〔2番 杉浦辰夫議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) 次に、14番、井端清則議員。
〔14番 井端清則議員 登壇〕
14番(井端清則) 森議員の御冥福をお祈り申し上げます。
 それでは日本共産党市議団を代表いたしまして、議案第68号、議案第82号、議案第83号及び議案第84号につきまして、反対の立場から討論をいたします。
 この4議案は市立病院を医療法人豊田会に民間移譲することに伴うものでありますが、日本共産党は住民のだれもが高浜というこの地に安心して住み続けられるために、公的医療体制を守り、拡充することを願う立場から、市立病院を医療法人豊田会に民間移譲することには反対であります。
 初めに、民営化に追い込まれた基本的問題について述べます。
 そもそも今日、地方でも都市でも医師不足が重大な社会問題になっている原因の大もとには、政府と自民・公明与党の社会保障切り捨て政治があります。政府は医療費適正化の名で医師数を抑制し続け、日本を世界でも異常な医師不足の国にしてまいりました。また、診療報酬の大幅削減、行革の名による国公立病院の統廃合など、国の財政負担と大企業の保険料負担を減らすために、公的保険、公的医療を切り捨てる構造改革を推進してきたことによることを指摘しなければなりません。
 また昨年6月に制定された地方公共団体財政健全化法により、一般会計に加えて病院などの特別会計も合わせた連結実質赤字比率という新たな指標を設けて、自治体の自主的な財政運営を国の関与で縛り、住民と職員に不当な犠牲転嫁を強める問題や、総務省が示した公立病院改革ガイドラインにより、いかに公的病院に経費をかけない体制にするか、経営効率化、病院の再編、ネットワークなどの経営改善を強める問題が一層、公的病院運営を困難にしていることを指摘しなければなりません。
 同時に、これら政府の医療分野の構造改革に高浜市が追随するとともに、2005年3月に策定した高浜市構造改革推進検討委員会報告書に記された文言、つまり、市全体の構造を抜本的に変えるのであれば、市職員総数の4分の1以上を占める市立病院の経営改革なども必要とした、あの内容に固執してきた森市長の市政のあり方に根本的な原因があることを指摘しなければなりません。
 日本共産党は、政府と市長に構造改革推進の政治からの政治転換をまずもって求めるものであります。
 次に、民営化の導入に至る問題点について述べます。
 その一つは市立病院を民営化する過程において、事前に住民の声を全く聞かないに等しい取り組みに終始し、住民不在、市長の独断専行、おごりの姿勢で物事が進められた点であります。
 病気がちな赤ちゃんやお年寄りを抱える家族にとっては急変する様態に絶えず不安を募らせており、夜間の救急医療の復活等は依然として熱く切望されております。このことは私ども日本共産党が実施をした2007年3月の市立病院アンケートでも78%の方がこのことを望む声となって寄せられていることをみても見ることができるわけであります。しかし、これが無視されてきました。
 また、2006年5月30日を初回に開催された病院事業経営改革検討委員会は3回の会議を経て、同年8月10日答申書を提出されました。この答申では経営形態を公的病院から指定管理者制度への採用へと検討の末の結論としたことから、市はこれに対して住民に意見を求めてまいりました。しかし、さらに踏み込んだ指定管理者制度から民営化へという究極の方針転換をした決定的場面、つまり、豊田会への民間移譲を前提とした協議会の設置を確認した本年5月16日の覚書を締結した時点では、事前にこのことでの民意を全く聞いておりません。
 2点目はまじめに、かつ重要課題として医師確保のためにあらゆる可能な手だてを打っていないという点であります。
 長野県信濃町の町立病院では医師不足の実態を町民に知ってもらう取り組みをして、町民から50件近い医師の情報が寄せられる。病院当局は北海道から九州まで全国を飛び回って訴え、約70人の医師と面接をする。その結果、新たに4人の医師が赴任することになったと聞き及んでおります。また北海道赤平市や大阪府阪南市でも、医師不足から経営が危機的な状況になった公的病院を再生させるために、住民と情報を共有して医師確保に行政が真剣に取り組んでいると報じられております。県内では津島市民病院や甚目寺町などの公立尾陽病院、新城市民病院、蒲郡市民病院など、ここでも医師不足に直面しながらも、公的医療存続のために市長や町長が先頭に立って、必死の努力もされておるところであります。
 津島市では市長、副市長が医師派遣のために昨年100回も大学医局を訪ねていると聞き及んでおります。この点では、大学病院の医局訪問、教授に医師派遣を要請する、ネット上に医師の求人募集を行うなどにとどまっている当市の取り組みは医師確保にあらゆる手だてを講じ、必死の取り組みをしている他の自治体と比べ、その不十分さは否めません。当市の医師確保の取り組みは、あらゆる手だてを講じて万策尽きたものでは決してありません。また、この間、公的運営にこだわれば病院はつぶれるとか、20分もあれば他市の大病院に行ける。医療資源の有効活用を図るために医療分担が必要だなどと言われてきましたが、これらは医師確保に本腰が入らないことを助長させたとともに、公的病院運営からの撤退を合理化するための口実でしかないことを指摘しておきたいと思います。大変ながらも立派に公的運営を継続している全国各地の先進的取り組みに、今からでも学ぶべきであります。
 3点目は、豊田会との覚書は地域医療に住民の声が反映しないばかりか、契約締結が継続する限り、市民の税金が目に余る補助内容と補助金額として豊田会に支出される点であります。
 その一つは、豊田会との覚書には救急医療など不採算医療の実施がうたわれておりません。病床はすべて療養病床とされます。一般病床はなくなり、肺炎や盲腸などの患者の受け入れができません。医療資源の役割分担を図るというのがその口実でありますが、これは救急医療の実施は市民の願いとなっていることを無視するものであります。また、現実にいる急性期治療を必要とする市民、患者への医療サービスの低下、後退を示すものであります。
 二つ目は、病院運営に住民の関与ができなくなる、制約をされます。市から補助金を支出するのに、事業計画等に対する情報公開もありません。豊田会の意思決定機関、理事会の理事になるから住民の声が反映するというものの、覚書に記載なきものはやらない。豊田会にとって不利益になる話は決してまとまらないという状況では住民の声が担保できるものではありません。
 三つ目は、覚書は10年以上の期間の運営を確認しておりますが、高浜分院の損益決算見込みは譲渡後、3カ年の計画、市からの財政支援は4年間の計画を示すにとどまっております。10年以上の期間運営とする覚書と、これら二つの基本計画との整合性が見られません。
 四つ目は、各種名目の補助金が支出をされます。具体的には減価償却費相当額として2,000万円を毎年継続補助、病院施設整備補助として総額20億円を補助、20億円を金融機関から借り入れた際の利子補給、救急医療・高度医療補助として7,145万円を毎年継続補助するなどであります。これらの補助金は平成21年度だけでも総額5億262万円となり、次年度以降も多額の補助金支出を予定しております。これだけの支出を予定するのであるならば、医師確保にこそ、その費用を充てるべきであります。そのことによって、公的病院を診療面でも経営面でも立て直すことが可能となり、かつ豊田会への予定支出額よりも削減することができるものと考えます。
 また、高浜分院では救急医療を実施しないのに、救急医療・高度医療補助として補助金を支出するのは市民の理解を得ることはできません。さらに覚書に定めのない事項については、改めて協議するとしている点は協議というオブラートに包まれて、底なしの補助金支出も心配され、自治体財政が食い物にされかねないことを指摘しなければなりません。
 次に、各議案に対する問題点を述べます。
 議案第68号、本案は整理退職者が本人の責任に原因しないのにもかかわらず、退職手当の処遇は支給対象年齢を5歳、勤続期間を5年、前倒しした特例を設けたのみで、加算率のアップなどはなく、整理退職者への配慮の不十分さは否めません。しかも、職員給与等の激変緩和措置として医療法人豊田会に採用された職員については、譲渡後3年間の給与月額が減額となるものはその差額の補てんがされるものの、医療職から行政職へと任用がえした3名の職員については、月額約4,000円から3万3,000円の減給となるのに何ら手だてがとられておりません。このことは整理退職者の中に差別を持ち込むものとして許されません。同時に医療職から行政職へと職種がえによる新たな心労や、将来の生活設計を推して苦渋の選択を余儀なくされた職員に対して、余りにも冷酷であり、道義的に見ても問題があることを指摘しなければなりません。
 次に、議案第82号、本案は病院建物及び建物に附帯する設備を豊田会に無償譲渡するものでありますが、現在、市立病院の有形、無形固定資産が土地を除いて約18億円となっている市民の財産を一法人に無償譲渡することに住民の理解を得ることはできません。また、建物等の所有権が豊田会に移転するのにもかかわらず、これにかかる固定資産税を無税にすることも住民の理解を得ることができないと言わざると得ません。さらに、高浜分院が仮に閉院に追い込まれるという事態になった場合を想定したときに、無償譲渡した財産が無償のまま返還されるのかどうか、費用負担とかかわってスムーズに行われることが心配されることを指摘しておきたいと思います。
 議案第83号、本案は病院用の土地、8,169.98平方メートルを豊田会に無償貸付するものでありますが、市民の財産を一法人に無償貸付することは、こもれびの里・高浜の用地を初めとした他の普通財産貸付との整合性に欠くものであります。
 議案第84号、本案は病院設置及び病院の利用に関する条例を廃止するものでありますが、さきの68号、82号、83号に関連して住民の理解を得ることはできないものであります。
 以上、市立病院を民間移譲することに反対をする理由を述べてまいりました。
 最後に、私は昭和60年の病院開院にかかわるとともに、住民ニーズにこたえた医療提供・地域医療の充実を願ってきた1人として、今回の方針転換は極めて残念であるとしか言いようがありません。それは今回の覚書は、余りにも豊田会の言いなりであり、今後の高浜分院の病院運営における住民ニーズの反映と補助金支出をめぐって、市の財政負担に禍根を残すことを心配するからであります。したがって、政府もおくればせながら医師不足に鋭意対策を講じて動いている昨今、市立病院にあっては公的病院の継続を模索し、民間移譲は白紙を含めて、この際、再検討すべきであります。このことを市長に求めて反対討論といたします。
 以上であります。
〔14番 井端清則議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) 次に、1番、幸前信雄議員。
〔1番 幸前信雄議員 登壇〕
1番(幸前信雄) 議長のお許しをいただきましたので、さきに通告いたしました議案第82号、83号、84号を一括して、市政クラブを代表して、賛成の立場で討論させていただきます。
 今回、行政当局より提案されている高浜市立病院の豊田会への民間移譲の問題につきましては、平成16年に始まった新臨床研修医制度、これは広い分野における基本的臨床能力を習得することを目的として、内科・外科・救急部門など、さまざまな臨床分野での研修を実施することを必須化したものであります、これが始まった結果、地方の比較的規模の小さな病院から医師がいなくなり、診療科目の縮小や救急体制を維持するための医師の確保ができなくなり、ひどいところでは廃院に追い込まれるような病院が出てきているのが現状です。
 私たちの高浜市立病院においても例外ではなく、平成17年度末には13名いた常勤医師が平成19年度末には3名となり、診療科目の縮小、救急告示病院の撤回を行わざるを得ない状況に追い込まれてしまいました。この間、高浜市病院事業経営改革検討委員会を立ち上げて、市民から求められる地域医療のあり方について、有識者の方の意見を聞きながら、高浜市立病院の方向性について検討されてきました。
 その答申の中では地域において特色ある医療機能を目的とすること、長期にわたる地域医療の確保、入院患者は亜急性期、慢性期患者を中心とすること、現在病院に勤務されている職員の方の処遇について等々の報告がなされ、その趣旨を酌んでの今回の提案に至っていると考えております。また、検討される以前よりも危機意識を持ち、関係各機関の意見を聞いたり、全国の同じような環境に置かれた病院に行かれて、その状況の確認を行ったり、医師募集のための努力をされている中で、日増しに状況が悪くなることがあっても、医師確保の困難さが病院事務部長を初めとする担当されている方の中で、疲労の色が濃くなることが見て感じ取られるほどのものとなってきたときに、その御苦労に対し感謝することはあっても非難する声は挙がらないというふうに考えております。
 今回、民間移譲する相手の豊田会とは医師不足が顕在化し始めた平成18年度に、非常勤ではありますが医師の派遣をいただき、高浜市の地域医療に対して理解を示され、その理念である社会貢献の一部を既に示されているところであり、相互の信頼関係の中で長くつき合っていける最良の良縁であるというふうに考えております。とは言いましても、今回の高浜市の地域医療の問題につきましては、超高齢化社会を迎える高浜市にとって、最初の一歩を踏み出したところでございます。残された課題はますます厳しく現実のものとなって、市民の生活を脅かすものとなってくることが考えられます。
 その一つが地域医療を支える開業医の皆さんと、刈谷豊田総合病院高浜分院との関係のあり方、西三河南部医療圏での高浜市の果たし得る役割、この地域で暮らす住民の方の地域医療を考えて、市域を越えた連携のあり方等を将来にわたって検討していく必要があるというふうに考えております。一方では、核家族化により、コンビニ化したと言われる救急診療に殺到する小児患者への対応、タクシーがわりに利用されている救急車の問題等、医療機関だけでは対応しづらい問題に対しても向き合っていかざるを得ません。
 そのときに、市民の皆さんと行政、私たち議員、それに医療の問題に関しては開業医の方、勤務医の方、相互の信頼関係のもとで、よりよい解決策を見出していけるよう、さらなる努力をお願いして、高浜市立病院の豊田会への民間移譲に関して賛成の討論とさせていただきます。
〔1番 幸前信雄議員 降壇〕
 議長(内藤皓嗣) 暫時休憩いたします。再開は11時25分。
午前11時15分休憩
午前11時24分再開
議長(内藤皓嗣) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、14番、井端清則議員。
〔14番 井端清則議員 登壇〕
14番(井端清則) 議案第85号、一般会計補正予算(第4回)及び議案第91号、病院事業会計補正予算(第2回)につきまして、日本共産党市議団を代表して反対の立場から討論いたします。
 議案第85号、本案に反対する理由のその一つは、地方税法の改正に伴って、年金から個人住民税の特別集める、つまり天引き制度が導入されることにあります。これは65歳以上の公的年金受給者から個人住民税の所得割額と均等割額が特別集めるされるということでありますが、高齢者にとっては既に所得税、介護保険料、国民健康保険税、後期高齢者医療保険料が特別集めるされている上に、新たに個人住民税を本人の意向を踏まえないで年金から天引きするわけですから、年金を生活の主たる収入としている高齢者の生存権を侵害するものと言わなければなりません。
 2点目は、電算集めるシステムの修正に係る費用に約500万円の自治体負担がふえることにあります。このことに国は係る費用については、地方交付税として補足しているとしておりますが、実態は自治体に新たな費用の持ち出し増加を強いる内容となる点を指摘しなければなりません。
 3点目は、従来住民税の支払い困難者には減免や分割納付が認められておりましたが、年金からの天引き導入によって、この対応が認められなくなる点にあります。このことは年金受給者の納税の便宜や集めるの効率化を図ることを口実にして、本人の意向と生活実態を踏まえない冷酷な集める、自主納付の基本を踏みにじるものと言わなければなりません。
 4点目は、市立病院の民間移譲に伴う退職手当特別金1億7,500万円余を病院事業会計に支出する点を認めることはできません。
 以上の点から本案に賛成することはできません。
 次に、議案第91号について、本案は市立病院の民間移譲に伴う退職手当特別金1億7,500万円余を支出する点を認めることができません。問題点につきましては、さきの条例議案にて指摘をしておりますので、省略することを申し述べて反対討論といたします。
 以上であります。
〔14番 井端清則議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) 次に、1番、幸前信雄議員。
〔1番 幸前信雄議員 登壇〕
1番(幸前信雄) 議長のお許しをいただきましたので、さきに通告いたしました議案第91号 平成20年度高浜市病院事業会計補正予算(第2回)ついて、市政クラブを代表して、賛成の立場で討論させていただきます。
 この件につきましては、先ほど議案のほうで高浜市立病院の民間移譲について賛成させていただいておりますので、中身について賛成させていただきます。
 今回の補正予算の内容では、緊急財政支援と退職手当特別負担金の二つの名目での補正予算となっております。
 一つ目の緊急財政支援につきましては、地域医療を守っていくために高浜市立病院を刈谷豊田総合病院高浜分院として継続していくために、現在の高浜市立病院の運営を途切れることなく運営していくための費用として計上されたものと考えます。
 二つ目の退職手当特別負担金につきましては、これまで高浜の医療を守ってきていただいた病院に勤務されている職員の方に対して、他の類似の例を参考にしながら、退職者の方に感謝の気持ちを送るものとして妥当なものと考えております。
 最後になりますが、高浜市立病院が刈谷豊田総合病院高浜分院となり、そこで働く多くの方が地域医療に今後も携わり、御活躍いただくことが本当の地域医療のこれからの発展に欠かせないものとなります。退職されていく方々への金銭的な対応だけでなく、心情を考慮いただける心温まる対応を行政当局の方にお願いして賛成討論とさせていただきます。
 以上です。
〔1番 幸前信雄議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) 次に、2番、杉浦辰夫議員。
〔2番 杉浦辰夫議員 登壇〕
2番(杉浦辰夫) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、陳情第11号 福祉・医療など社会保障の施策拡充についての陳情、陳情第12号 介護・福祉など社会保障の施策拡充についての陳情及び陳情第13号 医療など社会保障の施策拡充についての陳情に対して、市政クラブを代表して、反対の立場で討論させていただきます。
 社会保障制度が安心の基盤として果たす最も重要な役割は、給付の手厚さではなく制度の持続性であります。必要な社会保障サービスを効率的に提供しつつ、持続性を保つには社会保障給付率の伸び率を目安に置いて、全体を管理することが不可欠であります。介護・福祉・医療など社会保障制度においては、若年期には社会保障に関する負担が受益を上回り、高齢期にはその逆で受益が負担を上回る制度として運用されています。このように年齢に従った受益と負担の関係がはっきりしている制度であると言えます。こうした中で少子高齢化が進展すると生涯を通じた受益と負担の関係において、世代間格差が生じやすいことが世代会計の概念として理解できます。
 総人口に大きな変動がない中で、少子高齢化が進むと社会保障給付の総額が増加し、その一方で税負担や社会保障負担の総額が減少することから、その超過分については後に産まれた世代の負担となり、介護・福祉・医療制度や公的年金制度を中心に生涯を通じた受益と負担の関係において、世代間格差が生じてきます。今まで経験したことのない、急速な少子高齢化社会が進んでいく中で現在の給付水準を維持するとなれば、後に産まれた世代を中心に負担を重くせざるを得ない。社会保障制度は国民の安心や生活の安定を支える制度として、重要な役割を果たすものであり、この社会保障制度を持続可能なものとし、国民の将来に対する不安を解消していくことが重要であると考えています。
 この陳情の社会保障の施策拡充を行うということは、後に産まれた世代にまさに将来の子供たちに負担を残し、不安を与えるものであり、財政面、受益と負担、また公平性という観点から見てもこのように全体を見ない内容は理解できるものではありません。また本市においては厳しい財政の中で自立可能な自治体実現に向け、受益と負担の考え方を十分に理解した上で、自主財源による身の丈に合った施策・制度を市民のために実現していくべきと考えます。
 よって、陳情第11号、陳情第12号、陳情第13号に対して、市政クラブとして反対とさせていただきます。
〔2番 杉浦辰夫議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) 次に、13番、内藤とし子議員。
〔13番 内藤とし子議員 登壇〕
13番(内藤とし子) 議長のお許しをいただきましたので、請願第1号、陳情第11号、陳情第12号、陳情第13号、陳情第14号について日本共産党市議団を代表して賛成の討論を行います。
 請願第1号 介護職員の人材確保の意見書採択を求める請願。この請願は愛知県医療介護福祉労働組合ほか2団体から出された請願です。介護業務を担う人材の安定的な確保は必要不可欠です。しかし、その介護に従事する職員の賃金は他産業と比べて極めて低く、生活できない低賃金、働き続けられない労働環境のもと、このままでは生活できない、結婚もできない、将来に希望が持てないなど、退職に追い込まれるケースが続出しているのが実態です。
 後期高齢者要介護認定者の増加などから、介護職員は大幅に増加が必要とされ、介護に携わる人たちがやりがいを持って働ける環境づくりは喫緊の課題となっています。要介護者が軽度と認定された人へのサービスの取り上げが進んでいる、重い費用負担で介護の社会化が進まず家庭内で虐待がふえているなど、介護現場の実態は深刻なものがあります。介護職員が誇りと自信を持って働けるよう、また安心して生活できるよう給与水準の改める、労働環境の整備など介護従事者の処遇改善の総合的な取り組みを進め、介護職員の人材確保が図られるよう介護報酬のあり方を見直し、適正な報酬体系を確立することが求められています。
 よって、本案に係る理由から賛成することを述べて討論といたします。
 陳情第11号 福祉・医療など社会保障の施策拡充についての陳情、陳情第12号 介護・福祉など社会保障の施策拡充についての陳情、陳情第13号 医療など社会保障の施策拡充についての陳情について趣旨が同じですので一括して討論させていただきます。
 この3件の陳情は愛知県自治体キャラバン実行委員会代表、徳田 秋さんから出された陳情であります。高齢者医療の充実について、中学校卒業までの医療費無料化で安心して子育てできる制度の確立を、後期高齢者医療制度は廃止に、医師・看護師不足の解消など、どれも市民の願いが込められている陳情であります。また、格差と貧困が広がり、最近では非正規雇用の雇いどめが大きな社会問題となっています。国民全体の所得は下がり続け、生活保護受給世帯は100万世帯を突破しています。低所得者へのこれ以上の負担増は景気、地域経済の低迷、格差と貧困をさらに広げることになります。毎日の買い物で税金が取られ、所得が低く立場の弱い人ほど負担が重くなる消費税の引き上げには反対です。
 中学校卒業まで医療費を無料にとの陳情項目には、受益と負担の理念にのっとり年齢の拡大が図られているので反対と言われましたが、父母の声は衣浦5市の各自治体とも中学校卒業まで無料化にというのが流れとなっております。高浜市だけが就学前まで、入院・通院無料で小・中学校は入院無料で通院は父母負担1割負担となっています。今でも市内の方からどうして1割負担なのとおしかりの声が寄せられます。それと多くのものが網羅された陳情と言いますが、自民・公明政権のもと、社会保障費2,200億円が年々削減され、住民の要望がふえているのです。少子高齢化が進んでいる中、後に産まれる世代の負担が上がり、世代間格差が生じてくることになる。また、財源がない中では厳しいという声もありましたが、無駄な公共事業、非常に大きな軍事費など、削れば十分可能であると考えます。
 来年の4月から始まる第4期介護保険料の設定に当たって、高齢者の生活実態を踏まえたものにする、特に低所得者に対する配慮や、その減免制度などをつくってという内容、さらには妊婦健診の14回無料化などは9月議会で公明党も主張されていたではありませんか。また、これまでの医療費抑制策で医師不足が著しくになっています。高浜市立病院の民間移譲問題も一つには医師不足が大きな課題となっています。このような深刻な事態の原因は日本の医師数がOecd加盟国30カ国の平均人口1,000人当たり、医師数3月1日人に対して2.0人と医師の絶対数そのものが不足していることが原因であることは明白であります。崩壊寸前の医療現場を守るためにも医師・看護師不足を解消してくださいとの要望は当然です。必要な最小限の福祉施策を求める内容で、すべて理解できるので本陳情に賛成し、討論といたします。
 陳情第14号 自主共済制度の保険業法の適用除外を求める国への意見書採択。この陳情は、名古屋市昭和区の共済の今日と未来を考える懇話会あいち、代表、小林 武さんから出された陳情で、2006年4月1日に施行された保険業法の一部を改正する法律によって、各団体の構成員のための自主的な共済制度が保険業とみなされ、さまざまな規制を受け存続の危機に追い込まれています。保険業法の改正の趣旨は共済を騙って、不特定多数の消費者に被害をもたらしたオレンジ共済事件のようにマルチ共済を規制し、消費者を保護するのが目的でありました。
 ところが、保険業法の策定と政省令の作成の段階で当初の趣旨から大きく逸脱し、自主共済制度についても保険会社に準じた規制を受けることになり、PTA・障害者など存続困難な状況に陥って、制度の廃止を決めた団体も出てきています。
 この新法によって、自主的な共済事業をしている内容にも資本金を1,000万円以上とか、保険業法に精通した人を配置しなければならないという人的な体制だとか、網がかぶった関係で、小さな団体ではその自主事業を続けることが困難になってしまったことで、今回の陳情になっています。自主的な共済制度は団体の目的の一つとして、構成員の相互扶助を図るためにつくられ、日本社会に深く根をおろしてきました。団体がその構成員の仲間同士の助け合いを目的に、自主的に、かつ健全に運営してきた自主共済制度は、利益を追求する保険業とは全く異なっています。
 その自主共済制度を強制的に保険会社や少額短期にしなければ運営できないようにし、もうけを追求する保険会社と同列に置いて、一律にさまざまな規制を押しつけることになれば、多くの自主共済制度の存続が不可能となり、憲法で保障された結社の自由や団体の自治権を侵していることになります。政府金融庁は日本の健全な自主共済に規制と干渉を行っていることは、その団体と加入者に多大な不安と損失を招いていることから、自主的な共済を新保険業法の適用除外にするよう求められていると考えます。
 以上の理由から賛成することを述べて、討論といたします。
〔13番 内藤とし子議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) 以上をもって討論は終結いたしました。
 これより、採決をいたします。
 議案第67号 高浜市税条例の一部改正について、総務市民委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第67号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第68号 高浜市職員の整理退職者に対する退職手当の特例に関する条例の制定について、総務市民委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、議案第68号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第69号 高浜市職員の勧奨退職者に対する退職手当の特例に関する条例の一部改正について、総務市民委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第69号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第70号 高浜市南部ふれあいプラザの指定管理者の指定について、福祉教育委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第70号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第71号 高浜市立図書館及び高浜市立郷土資料館の指定管理者の指定について、福祉教育委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、議案第71号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第72号 高浜市生涯学習施設の指定管理者の指定について、福祉教育委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、議案第72号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第73号 高浜市立高浜南部公民館の指定管理者の指定について、福祉教育委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、議案第73号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第74号 高浜市スポーツ施設等の指定管理者の指定について、福祉教育委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、議案第74号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第75号 高浜市介護予防拠点施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について、福祉教育委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第75号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第76号 高浜市宅老所の指定管理者の指定について、福祉教育委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第76号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第77号 高浜市ものづくり工房「あかおにどん」及び高浜市サロン赤窯の指定管理者の指定について、福祉教育委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第77号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第78号 高浜市IT工房「くりっく」の指定管理者の指定について、福祉教育委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第78号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第79号 高浜市全世代楽習館の指定管理者の指定について、福祉教育委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、議案第79号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第80号 高浜市心身障害児福祉施設みどり学園の指定管理者の指定について、福祉教育委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第80号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第81号 高浜市公共駐車場の指定管理者の指定について、建設病院委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第81号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第82号 財産の無償譲渡について、建設病院委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、議案第82号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第83号 財産の無償貸付について、建設病院委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、議案第83号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第84号 高浜市病院事業の設置等に関する条例及び高浜市立病院の料金に関する条例の廃止について、建設病院委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、議案第84号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第85号 平成20年度高浜市一般会計補正予算(第4回)について、各常任委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、議案第85号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第86号 平成20年度高浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2回)について、総務市民委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第86号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第87号 平成20年度高浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第1回)について、建設病院委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第87号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第88号 平成20年度高浜市介護保険特別会計補正予算(第2回)について、福祉教育委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第88号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第89号 平成20年度高浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)について、総務市民委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第89号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第90号 平成20年度高浜市水道事業会計補正予算(第1回)について、建設病院委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第90号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第91号 平成20年度高浜市病院事業会計補正予算(第2回)について、建設病院委員長の報告のとおり、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、議案第91号は原案のとおり可決されました。
 お諮りいたします。
 請願第1号、陳情第10号、陳情第15号、陳情第16号の審査の過程におきまして、趣旨採択という御意見がございましたので、採決に当たり、趣旨採択を入れて採決していきたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(内藤皓嗣) 異議なしと認めます。よって、請願第1号、陳情第10号、陳情第15号、陳情第16号の採決に当たり、趣旨採択を入れて採決をしていきますので、よろしくお願いいたします。
 請願第1号 介護職員の人材確保の意見書採択を求める請願について、福祉教育委員長の報告は趣旨採択でありますが、採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立少数であります。
 趣旨採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、請願第1号は趣旨採択とすることに決定いたしました。
 陳情第10号 「協同労働の協同組合法」早期制定の国会への意見書提出の陳情について、総務市民委員長の報告は趣旨採択でありますが、採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立少数であります。
 趣旨採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、陳情第10号は趣旨採択とすることに決定いたしました。
 次に、陳情第11号 福祉・医療など社会保障の施策拡充についての陳情について、総務市民委員長の報告は不採択でありますが、採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立少数であります。
 次に、不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、陳情第11号は不採択とすることに決定いたしました。
 次に、陳情第12号 介護・福祉など社会保障の施策拡充についての陳情について、福祉教育委員長の報告は不採択でありますが、採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立少数であります。
 次に、不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、陳情第12号は不採択とすることに決定いたしました。
 次に、陳情第13号 医療など社会保障の施策拡充についての陳情について、建設病院委員長の報告は不採択でありますが、採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立少数であります。
 次に、不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、陳情第13号は不採択とすることに決定いたしました。
 次に、陳情第14号 自主共済制度の保険業法の適用除外を求める国への意見書の採択を求める陳情について、総務市民委員長の報告は不採択でありますが、採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立少数であります。
 次に、不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。よって、陳情第14号は不採択とすることに決定いたしました。
 次に、陳情第15号 商工会を中心とした地域商工業振興に対する支援体制の拡充についての陳情について、建設病院委員長の報告は趣旨採択でありますが、採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立なしであります。
 次に、趣旨採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、陳情第15号は趣旨採択とすることに決定いたしました。
 次に、陳情第16号 高浜市商工会事業活動支援についての陳情について、建設病院委員長の報告は採択でありますが、採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立多数であります。
 次に、趣旨採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立少数であります。よって、陳情第16号は採択とすることに決定いたしました。
 ここで12月15日に議会運営委員会が開催されましたので、その結果の報告を求めます。
 議会運営委員長職務代行、副委員長、北川広人議員。
 4番、北川広人議員。
〔議会運営委員会副委員長 北川広人議員 登壇〕
議会運営委員会副委員長(北川広人) 去る12月16日に議会運営委員長である森委員長が御逝去されました。この重要案件の多い12月議会のことはずっと心にあったみたいで気にかけておられましたけども、必ず復帰するんだということで病魔と闘っておられましたが、残念な結果となってしまいました。またこんな体になってしまい、皆さんに申しわけないということを伝えてほしいということを、私のほうに言われましたこと、この場で報告させていただきます。御冥福を心よりお祈りを申し上げます。
 去る12月15日に委員多数出席のもと議会運営委員会を開催いたしました。
 市長より議案第92号の議案1件が追加提出され、この取り扱いについて検討いたしました結果、本日、日程を追加することとし、議案の取り扱いについては上程説明を願って、委員会付託を省略し、全体により質疑、討論、採決の順序で行うことに決定をいたしました。
 皆さん方の御協力をお願い申し上げ、報告といたします。
〔議会運営委員会副委員長 北川広人議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) ただいま議会運営委員会副委員長の報告がありました。
 ここで市長より発言が求められていますので、発言を許可いたします。
 市長。
〔市長 森 貞述 登壇〕
市長(森 貞述) 今定例会の開会の劈頭で御配慮のほどをお願いを申し上げておりました追加議案について概要を申し上げます。
 本日提案をいたします案件は、議案第92号 高浜市国民健康保険条例の一部改正でございまして、健康保険法施行令の一部改正伴い、出産育児一時金の額を改定するものでございます。 
 詳細につきましては、担当部長より説明をいたさせますので、慎重御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。
〔市長 森 貞述議員 降壇〕
議長(内藤皓嗣) お諮りいたします。
 ただいま市長より議案第92号が追加提出され、これを受理いたしました。
 この際、これを日程に追加いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(内藤皓嗣) 御異議なしと認めます。よって、議案第92号を日程に追加することに決定いたしました。
議長(内藤皓嗣) 日程第2 議案第92号 高浜市国民健康保険条例の一部改正についてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
 市民総合窓口センター長。
市民総合窓口センター長(松井敏行) それでは、本日追加上程をお願いたしました議案第92号 高浜市国民健康保険条例の一部改正について御説明を申し上げます。
 議案参考資料の1ページ、及び関係資料として提出いたしております高浜市国民健康保険条例施行規則の一部を改正する規則(案)をあわせて御参照いただきますようお願いを申し上げます。
 本案は産科医療補償制度の創設に伴う健康保険法施行令の一部改正により、被用者保険の被保険者に係る出産育児一時金の額について、平成21年1月1日から、一定の要件を満たす医療機関等で出産した場合は、現在の35万円に3万円を越えない範囲内で、保険者が定める額を加算した額とすることとされましたことを受け、高浜市国民健康保険条例で定めております国民健康保険の出産育児一時金についても同様の措置を講ずるため、一部改正を行うものでございます。
 健康保険法施行令の一部改正につきましては、去る12月5日に健康保険法施行令等の一部を改正する政令として、平成20年政令第371号により公布されているところでありますが、今回の条例改正につきましては、この政令の公布を受けてから行う必要があったことなどの理由により、12月定例会初日からの上程が困難であったため、本日追加上程をお願いいたしたものであります。
 それでは改正の内容について御説明を申し上げます。
 国民健康保険の出産育児一時金の支給額について、定めております第6条第1項に新たに、ただし、市長が健康保険法施行令第36条の規定を検討し、必要があると認めるときは規則で定めるところにより、これに3万円を上限として加算するものとするというただし書きを追加いたすものであります。この加算につきましては関係資料として提出いたしております条例施行規則の一部を改正する規則(案)にありますとおり、健康保険法施行令第36条ただし書きに規定する出産であると認められるときに行うことといたしており、ここで言う施行令第36条ただし書きに規定する出産が、いわゆる産科医療補償制度による補償の対象となる出産ということになります。
 産科医療補償制度につきましては、出産時の事故により脳性麻痺となった者の養育に係る経済的負担の軽減を図るため、医療機関等の過失の有無にかかわらず総額3,000万円以上の補償金を支払う等の保険契約が締結されており、かつ出産に係る医療の安全を確保し、この医療の質の向上を図るため、特定出産事故に係る事例の収集・分析等を行う適切な機関に委託していること等の措置を講じている病院・診療所・助産所等における、一定の要件を満たす特定出産事故に対し保険契約に基づき金銭的補償を行う制度とされております。
 この産科医療補償制度の創設により平成21年1月1日から、この制度に加入する医療機関等で出産した場合に補償に伴う保険契約の掛金相当額として、出産1回当たり3万円が被保険者の分娩費用に上乗せして請求されることとなるため、国民健康保険の出産育児一時金について、現行の35万円に3万円を加算して支給いたすこととするものであります。なお、附則においてこの条例の施行期日を平成21年1月1日からといたしております。
 以上、議案第92号について御説明を申し上げましたが、何とぞ慎重御審議の上、御可決賜りますようお願いを申し上げます。
議長(内藤皓嗣) これより質疑に入ります。
 14番、井端清則議員。
14番(井端清則) 確認を含めて少し聞いておきたいと思いますけども、このただし書きの36条に該当する出産というんですかね、言ってみれば今日までの該当者というんでしょうかね、いう方についてはどういうふうな状況になっているんでしょうか、それが一つです。
議長(内藤皓嗣) 市民窓口グループ。
市民窓口G(加藤元久) これまで、この36条に該当する出産があったかどうかというようなお尋ねだと思いますけども、申しわけございません、今回この36条ただし書き、新たに追加になっておりますので、これまで本市の国民健康保険において、これに該当するような事故があったかどうかというようなことについて、把握いたしておりませんので、よろしくお願いいたします。
議長(内藤皓嗣) 14番、井端清則議員。
14番(井端清則) わかりました。
 いずれにしてもないことを願いたいと思いますけども、あった場合には今日従前の金額で支給がされておったということですけども、今回該当することについては一時金の支給を加算するということになるわけですね。例えば、36条のただし書きに該当する事例が発生したときには、当然予算的な措置というのが伴ってくるやに、私は考えるんですけども、その点、補正予算等との措置をしなくてもいいのかどうか、この点いかがですか。
議長(内藤皓嗣) 市民窓口グループ。
市民窓口G(加藤元久) 出産育児一時金の額の加算、これ3万円、1月1日から加算をするということでございます。この加算につきましては、現計予算の範囲内で対応が可能だということで、今回改めて補正予算のほうは提出させていただいておりませんけども、これについては現計予算で十分対応が可能であるというふうに考えております。
 以上です。
議長(内藤皓嗣) 13番、内藤とし子議員。
13番(内藤とし子) 不幸にして、脳性麻痺の子が生まれた場合にどれぐらいの金額が支払われるのかということと、それから保険料が民間の保険会社になってるというふうに聞いていますが、その点はいかがでしょうか。
議長(内藤皓嗣) 市民窓口グループ。
市民窓口G(加藤元久) まず補償の内容ということでございますけども、補償の金額につきましては、先ほども提案理由の中で申し上げましたが、基本的には3,000万円ということになっております。
 それと運営主体でございますが、これは財団法人日本医療機能評価機構というところが運営主体ということになっております。
議長(内藤皓嗣) ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(内藤皓嗣) ほかに質疑もないようですので、これにて質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 反対討論を求めます。
 賛成討論を求めます。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
議長(内藤皓嗣) 討論もないようですので、これにて討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 議案第92号 高浜市国民健康保険条例の一部改正について、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(内藤皓嗣) 起立全員であります。よって、議案第92号は原案のとおり可決されました。
議長(内藤皓嗣) 以上をもって、本定例会に付議されました案件全部を議了いたしました。
 市長、あいさつ。
〔市長 森 貞述 登壇〕
市長(森 貞述) どうも大変お疲れさまでございました。平成20年12月高浜市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 初めに、森 英男議員の突然の訃報に接しまして、ただ驚きと悲しみを感ずるばかりでございます。こうして11番議員席に目を向けますと森 英男議員の温顔とお元気なお姿が思い起こされ、いまだに信じられない気持ちでございます。顧みますと、森 英男議員は平成7年4月、高浜市議会議員に初当選されて以来、実に13年余にわたり市政伸展と市民福祉の増進に日夜御尽力をされました。この間、すぐれた識見と円熟した人格は、会派を越えて信望を集められまして、議長の要職を務められるなど、その御活躍ぶりは今もなおほうふつたるものがございます。また、慈愛に満ちたお人柄は市民の敬愛の的でございまして、今後の市政伸展に御活躍するところ、まことに大きなものがありましたのに、まことに惜しみても余りあるところでございます。
 ここに御生前の御労苦に対しまして、心より感謝をいたしますとともに謹んで哀悼の意を表し、御冥福をお祈り申し上げます。
 さて、去る12月2日から本日18日までの17日間にわたり開催をされました12月定例会におきましては、私どものほうから提案をさせていただきました諮問1件、議案26件につきまして、それぞれ慎重に御審議を賜り、全案件とも原案のとおり、御意見、あるいは御可決をいただきまして、まことにありがとうございました。
 それぞれ御審議の過程においていただきました御意見、御要望に関しましては、十分その意を体し、今後の執行に当たらせていただく所存でございます。
 さて、ことしは中国製冷凍餃子による食中毒事件に始まり、牛肉、ウナギなどの産地偽装、事故米を食用として不正に転売するなど、食の信頼を揺るがすような問題が相次ぎ起きました。この信頼につきましては、私どもにとりましても行政存立の基礎が、市民の皆さん方の信頼の上に成り立っていることは申すまでもございません。
 本定例会の劈頭におきまして、市民の皆さん方が誇りと愛着が持てる地域社会の構築について申し上げましたが、こうした魅力あるまちづくりも市民の皆さん方と自治体職員との相互信頼、パートナーシップなくしては実現できないものでございまして、こうした御信頼をいただくために一層の自己革新に努めてまいる所存でございます。
 また、各自治体とも現在、平成21年度当初予算編成の準備を進めておりますが、過去に例のない大幅減収により、予算規模の見直しや事業の圧縮・先送り等を迫られております。本市におきましても、大変厳しい予算編成を余儀なくされておりますが、健全財政を堅持しつつ、さまざまな地域課題に対応していくために、経費節減の徹底と創意工夫、プライオリティーを生かした予算編成に努めてまいる所存でございます。
 そして、本定例会におきましては高浜市立病院の民間移譲に係ります一般議案及び関連予算案を上程させていただきましたが、国の医師臨床研修制度をきっかけに高浜市立病院の医師不足が発生し、十分な診療体制が確保できなくなる中で、地域医療をいかにして守っていくかは大変重要な課題でございます。また、課題でございました。
 こうした中、本日ここに御可決賜りましたことに対しまして、心より感謝とお礼を申し上げる次第でございます。大変ありがとうございました。
 ことしも残すところ、あとわずかになりましたが、間近に迎えます新しい年が本市にとりましても、また皆さん方にとりましても飛躍の年となりますよう、御祈念申し上げ、閉会のごあいさつとさせていただきます。
 どうも大変ありがとうございました。
〔市長 森 貞述 降壇〕
議長(内藤皓嗣) これをもって、平成20年12月高浜市議会定例会を閉会いたします。
 去る12月2日開会以来、本日までの17日間の長期間にわたり、議員各位には大変御多忙の中にもかかわらず、始終御熱心に御審議いただきましてまことにありがとうございます。
 本日、ここにその全議案を議了いたし、閉会の運びとなりましたことに対し、厚くお礼を申し上げます。
 いよいよ寒さも一段と厳しくなりますが、皆さん方にはくれぐれも御自愛いただきまして、御多幸な新年を迎えられますよう心からお祈り申し上げ、閉会の言葉といたします。
 ありがとうございました。
午後0時17分閉会